南アルプス 3000m峰縦走

 10月13日(金) 晴れ


   ここの小屋は、ネズミが出るという事でしたが、幸い気付きませんでした。
   熟睡できなかったので、もしかしたら騒いでいたのかも・・・。
   さて、今日の予定も楽になっているので余裕です。
   富士山の左横から出てくるお日様を眺めてから、食事の仕度にかかりました。
   そして今日の朝食はピラフでしたが、結局、オジヤみたいになってしまって、すご〜く、まずかった!
   コーヒーで口直しをしてから、飴をなめなめ、7時に出発しました。
   目指すは南アルプス南部の最高峰 「悪沢岳」3141m。
   今日はきのうゆっくり休んだし、天気は良いし、身も心も軽く絶好調です。
   9時には、「前岳」3068mとの分岐の稜線に飛び出しました。
   分岐に荷物を置いて前岳を往復。西側は崩壊が進んでいました。
   すぐに分岐に戻り「荒川中岳」3083mを目指し、9時25分には山頂に達しました。
   3000m峰17座目
   ここには「中岳避難小屋」があり、やっぱりきれいでした。もちろん、水はありません。
   代わりに100円の有料トイレがありました。


3000mの夜明け (荒川小屋から)
雲海 荒川前岳 3068m
崩壊が進んでいます 荒川中岳 3083m
荒川中岳 山頂 中岳避難小屋

   中岳からは悪沢岳との鞍部まで300m位下り、最後に一気に登り返します。
   鞍部(10時20分)からは岩山を登る事になります。
   危険な所も随所にあり、転、滑落は絶対に許されません。
   景色はあとでゆっくり眺めるとして、手元、足元に神経を集中させて最後の頑張りです。
   やがて、悪沢岳(荒川東岳)3141mの山頂に辿り着きました。11時10分。3000m峰18座目。
   遮る物のない360度の大展望です。青い空、高い雲、遥かなる山。とうとう来たぞ!やったぞォー!

悪沢岳  
山頂からの聖、赤石方面 南アルプス北部の山々 (手前は塩見岳)
山頂 3141m 北アルプス方面
ホシガラス 悪沢岳からの下り

  一人ぼっちの悪沢岳に別れを告げて、本日の宿「千枚小屋」に向かいました。
  千枚岳までは、いくつかのガレ場の通過があり、時々緊張させられますが、慎重に行けば大丈夫です。
  丸山、千枚岳を超えて、13時30分、この山行の唯一の営業小屋「千枚小屋」に到着しました。
  さっそく、缶ビール2本とラーメンで祝杯。ここのラーメンは最高にうまかったです。完食しました。
  5日ぶりのアルコールと、人なみの食事。生き返りました。
  小屋の客は4人だけ。食事の前にワンカップを2本追加して、いつもの調子になりました。
  夕食後は、農鳥岳に登った時のようにしゃべり過ぎるといけないので、早々に退散して
  早めにシュラフにもぐりこみました。

丸山 3032m 千枚岳
黄葉は2000m付近 千枚岳 2880m
千枚小屋 夕方にはガスが湧いてきました

椹島から畑薙ロッジへ

 10月14日(土) 晴れ

  今日はいよいよ下山です。
  髭も伸び放題で汚くなっていると思いますが、鏡を見ていないので分かりません。
  今日も人なみの食事をいただき、従業員の人達と一緒にラジオ体操をして、7時30分に小屋を発ちました。
  もちろん、他の宿泊者はとっくに出かけてしまっています。
  今日の行程は5時間45分。ゆとりの下山です。でも私は、下りがすごく苦手です。
  椹島ロッジに泊まるか、畑薙第1ダムまで出て、無料の温泉「白樺荘」に寄り、「畑薙ロッジ」に泊まるか?
  下山中ズ〜ッと、考えていました。
  考え事をしていたせいか、一度道を間違て他の尾根を下山。
  「何か変だなァー?」と感じて、気付いた所に荷物をデポして登り返しました。
  結局、10分程登り返し間違いが分かりましたが、間違えようのない所でした。
  「何をやっているの?」って感じでした。
  その後は慎重に下りましたが、時々分かりずらい所がありました。
  とはいえ、12時半前には「椹島ロッジ」に到着。
  ラーメンで腹を満たしました。カレーも注文したのですが、この日はやっていませんでした。
  畑薙第1ダム行きのバスは14時ですので、まだ迷っていました。
  その後、千枚小屋の同宿者(二人組)と相談して、一緒に畑薙ダムに出る事にしました。
  14時のバスでダムへ。その後、「白樺荘」で髭を剃り、山行の汗を流し、「畑薙ロッジ」に向かいました。
  畑薙ロッジは料金は安いし(¥5600)、家族的雰囲気で、なかなか愉快な宿でした。
  (温泉がないのが、チョッピリ残念でしたが)

南アルプスよ、さようなら この吊橋を渡ると、椹島ロッジはもうすぐ

 10月15日(日) 晴れ

   朝8時頃に、畑薙ロッジを出発。13時には自宅に帰り着きました。


中高年山行記