北アルプス入門の山が、いきなり西穂高岳〜奥穂高岳縦走という、アルプス最難ルートとなり、
無謀のそしりを免れないところですが、岩登りをやっている友達に休暇を合わせ、同行して
もらえる事になりました。
当初は、西穂高から槍ヶ岳まで、単独で縦走する予定でしたので、気分的にはかなり楽になりました。
9月5日 晴れ 西穂高岳登山口(12:00)〜西穂山荘(14:45)
上高地、帝国ホテル前でバスを下車、梓川にかかる橋を渡るとやがて登山口の門があらわれ、
登山届を箱に入れて、すぐに出発しました。
展望のきかない樹林帯の急登を、藪蚊に追われながら登りました。
しかしながら、相棒の足が速く付いて行けません。挙句の果てに最後は置いていかれました。
いつもの事ですが・・・。
トリカブトの花が見られるようになって稜線に出ると、間もなく西穂山荘に到着。 生ビールで乾杯!
大部屋に男3人だけのゆとりの夜でした。(一人は奥穂からの中高年の下山者で、9時間かかったそうです)
「バテた」を連発していましたが、単独とは凄い。 ヨーシ、明日は頑張るぞォー。
9月6日 曇り後雨 西穂山荘(5:30)〜穂高岳山荘(13:45)
生憎の曇り空でしたが、意外に周りの山々は遠くまで良く見えていました。
独標(6:30)〜ピラミッドピーク〜西穂高岳(7:40)
ピラミッドピークに達した頃から、ポツリポツリと雨が降り出しましたが、たいした事はありません。
やがて西穂高岳(2909m)に到着。 奥穂高岳に向かって峻険なピークがいくつも見えます。
この頃から、雨も本格的に降り始めましたが、霧雨なのでそれほど苦にはなりませんでした。
それよりも、鎖を頼りに登ったり下ったりの連続で、標高が少しも上がりません。
いつまで経っても、西穂高岳の高さなのです。
このルートは、のどかな稜線漫歩とはいきません。ルートも一部、分かりずらいところがありました。
それでも、間ノ岳(9:10)〜天狗ノ頭〜天狗のコル(10:30)に達しました。
ここで大休止。雨の中、おにぎりを分け合って食べました。
その時、やけにまわりが静かだったのを思い出します。
さあ、これからがこのルートの核心部です。気を引き締めて出発です。
そしてジャンダルム(12:00)の先で、先行のパーテイに追いつきました。
この人達は、西穂山荘前でテントを張っていた人達で(男2、女3)、3時に小屋前を発ってきたとの事でした。
女性陣は、リーダーから大分叱咤激励をされていて、リーダーの大きな声が谷にコダマしていました。
私は見ました。 このパーティが、デカイ石を落とすところを。
そして最後の難所、馬の背のナイフりッジを越えると、奥穂高岳(3190m)は目の前です。
這うように登って行くと、やがて頂上のお社に辿りつきました。
ジャンダルムの巻き道、このナイフりッジとも、足元がスッパリと切れ落ちていてチョット怖いのですが
(落ちたら間違いなく、バラバラ)、取り付いて
しまえばそれ程でもありません。
但し、途中花が供えてあったりして・・・・。クワバラ、クワバラ。
この日、このルートを利用したのは下りの若者が2人(天狗ノ頭で行き交う)と、前述の5人と我々2人の
計9人だけでした。シーズンを少し外すと、静かな山行になるのですね。雨だったからかも、知れませんが・・。
奥穂高岳到着(13:10) 記念写真も早々に小屋に向かいました。
13時45分、穂高岳山荘に到着。缶ビールで乾杯、いつもの儀式を済ませました。
穂高岳山荘は、山小屋とは思えないほど設備の整った小屋でした。
思いきって、個室に泊まっちゃいました。
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