西穂高岳〜奥穂高岳 縦走     H14年9月5日(木)〜7日(金)


   北アルプス入門の山が、いきなり西穂高岳〜奥穂高岳縦走という、アルプス最難ルートとなり、
   無謀のそしりを免れないところですが、岩登りをやっている友達に休暇を合わせ、同行して
   もらえる事になりました。
   当初は、西穂高から槍ヶ岳まで、単独で縦走する予定でしたので、気分的にはかなり楽になりました。



 9月5日 晴れ
        西穂高岳登山口(12:00)〜西穂山荘(14:45)
      
   上高地、帝国ホテル前でバスを下車、梓川にかかる橋を渡るとやがて登山口の門があらわれ、
   登山届を箱に入れて、すぐに出発しました。
   展望のきかない樹林帯の急登を、藪蚊に追われながら登りました。
   しかしながら、相棒の足が速く付いて行けません。挙句の果てに最後は置いていかれました。
   いつもの事ですが・・・。
   トリカブトの花が見られるようになって稜線に出ると、間もなく西穂山荘に到着。 生ビールで乾杯!
   大部屋に男3人だけのゆとりの夜でした。(一人は奥穂からの中高年の下山者で、9時間かかったそうです)
   「バテた」を連発していましたが、単独とは凄い。 ヨーシ、明日は頑張るぞォー。

 9月6日 曇り後雨     西穂山荘(5:30)〜穂高岳山荘(13:45)
      
   生憎の曇り空でしたが、意外に周りの山々は遠くまで良く見えていました。
   独標(6:30)〜ピラミッドピーク〜西穂高岳(7:40)
   ピラミッドピークに達した頃から、ポツリポツリと雨が降り出しましたが、たいした事はありません。
    やがて西穂高岳(2909m)に到着。 奥穂高岳に向かって峻険なピークがいくつも見えます。
   この頃から、雨も本格的に降り始めましたが、霧雨なのでそれほど苦にはなりませんでした。
   それよりも、鎖を頼りに登ったり下ったりの連続で、標高が少しも上がりません。
   いつまで経っても、西穂高岳の高さなのです。
   このルートは、のどかな稜線漫歩とはいきません。ルートも一部、分かりずらいところがありました。
   それでも、
間ノ岳(9:10)〜天狗ノ頭〜天狗のコル(10:30)に達しました。
   ここで大休止。雨の中、おにぎりを分け合って食べました。
      その時、やけにまわりが静かだったのを思い出します。
   さあ、これからがこのルートの核心部です。気を引き締めて出発です。
   そしてジャンダルム(12:00)の先で、先行のパーテイに追いつきました。
      この人達は、西穂山荘前でテントを張っていた人達で(男2、女3)、3時に小屋前を発ってきたとの事でした。
   女性陣は、リーダーから大分叱咤激励をされていて、リーダーの大きな声が谷にコダマしていました。
   私は見ました。 このパーティが、デカイ石を落とすところを。
   そして最後の難所、馬の背のナイフりッジを越えると、奥穂高岳(3190m)は目の前です。
   這うように登って行くと、やがて頂上のお社に辿りつきました。
   ジャンダルムの巻き道、このナイフりッジとも、足元がスッパリと切れ落ちていてチョット怖いのですが
      (落ちたら間違いなく、バラバラ)、取り付いて しまえばそれ程でもありません。
   但し、途中花が供えてあったりして・・・・。クワバラ、クワバラ。
   この日、このルートを利用したのは下りの若者が2人(天狗ノ頭で行き交う)と、前述の5人と我々2人の
   計9人だけでした。シーズンを少し外すと、静かな山行になるのですね。雨だったからかも、知れませんが・・。
   奥穂高岳到着(13:10) 記念写真も早々に小屋に向かいました。
   13時45分、穂高岳山荘に到着。缶ビールで乾杯、いつもの儀式を済ませました。
   穂高岳山荘は、山小屋とは思えないほど設備の整った小屋でした。
   思いきって、個室に泊まっちゃいました。


焼岳 乗鞍岳
ピラミッドピーク 西穂高岳への稜線
天狗の頭          奥穂高岳 (3190m)
奥穂高岳山頂 涸沢より


                   
        
         ジャンダルムを越えて

 9月7日 曇り 
 

穂高岳山荘(7:00)〜涸沢〜上高地バスターミナル(12:00)
      
 この日も曇りで、予報は前日と同じ日中は雨という事で、
 ここで友達と一緒に下山することにしました。
 涸沢経由で横尾へ出たのですが、さすが人気のコースだけあって、
 たくさんの登山者と行き交いました。
 横尾を過ぎ上高地が近ずくと、それなりの格好をした観光客が
 たくさん歩いていました。
 そんな訳で、写真を撮る気もなくなりました。
 (河童橋の辺りはかなりの人でした)
 そしてバスターミナルに到着。  生ビールで乾杯!
 山から下りてしまうと、大キレットを超え槍ヶ岳を踏めなかった事が
 悔やまれます。
 天候を理由に下山してしまった、弱い自分がそこにあったのです。
 忘れ物を取りに、もう一度行かなければなりません。
  今度は一人で・・・。


中高年山行記