槍ヶ岳〜前穂高岳 縦走

9月28日(日)
    横浜(21:30)〜新宿(23:00)の深夜バスで、上高地に向かいました。

9月29日(月) 晴れ
    
  上高地到着が6時少し前でしたが、途中2回の休憩と、沢渡での低公害バスへの乗り換えで、ほとんど
  眠れませんでした。
  そんな訳で、準備運動も、登山届を出すのも忘れ、水を補給してから、6時15分バスターミナルを出発しました。
  まずは、サンダル履きでも行けそうな、明神〜徳沢〜横尾までの平坦な道を、快調な足取りで進み
  8時50分に横尾にに到着しました。
  途中、写真を撮ったり、朝食を摂ったりしたわりには順調なペースです。
  さて、ここからが未知のゾーンです。槍沢沿いのゆるやかな道を登っていきます。
  槍沢ロッジ到着が10時30分。少し早すぎるペースだっかも知れません。昼食にもチョット早いし・・・・。
  休憩もそこそこに出発。 目指すは「殺生ヒュッテ」
  ところがです。このあたりから本格的な登りが始まったのです。槍沢ロッジの標高が1700mくらいですから、
  残り、約1200m程を疲れた体で登らなくてはなりません。
  ペースがガクッと落ちてしまいました。息がきれてまいりました。寝不足のせいもあったのでしょうか?
  目の前に聳え立つ「槍ヶ岳」。仰いでは息を整え、息を整えては歩き、なんとか「殺生ヒュッテ」に到着。
  15:00でした。   行動時間 8時間45分
  取りあえず、缶ビール2本で労をねぎらいました。
  そして嬉しい事に(ヤケクソ)、5時頃から雪が降り始めました。
  明日は槍ヶ岳登頂と、大キレット越えの予定なのに・・・。
  不安が募ります。  食事を摂っている間も、シンシンとふっていました。 
  そして食事も終わり、缶ビ―ルでくつろいでいた時、夫婦と思われる年配の人達が小屋に入ってきました。
  6時半頃だったでしょうか? もちろん、外は真っ暗、そして雪です。よく辿りついてくれました。
  チョット危なかったんじゃ、なかったでしょうか?
  小屋の方は、愚痴も言わずに特別メニューの食事を用意していました。
  やがて7時半頃には雪も止み、たくさんの星が夜空に輝き始めました。
  積雪は2センチ程あり、明日が心配です。
  「アッ流れ星!」願い事をする間もなく消えて行きました。 8時には布団に入り、すぐに眠ってしまいました。

9月30日(火) 晴れ
   
 快食、快眠、快便で体調はすこぶる良し。雪もたいした事なく、「これなら行ける」と確信出来ました。
 小屋を6時30分に出発。槍の肩に荷物をデポして山頂を往復。山頂は360°の大パノラマでした。
 遥か遠くの山々まで、見渡せました。誰もいない山頂で、素晴らしい景色を堪能させてもらいました。
 ブロッケンも見ることができて、本当に良かったです。
 槍岳山荘でコーヒーを飲み、本日2回目の快便をすませて、いよいよ出発です。
 目指すは、「北穂高岳」。大キレットを越えて。
 大喰岳〜中岳〜南岳と、3000m峰を越えて南岳小屋に、10時40分に到着しました。
 小屋に入り、カップのカレーうどんで腹拵えしながら雑記帳を読むと、「恐かったア―」のオンパレード。
 少しビビらせてもらいました。
 そして、小屋から少し行くと、北穂高岳がド〜ンと目の前に飛び込んできました。
  岩峰と岩稜の連続、そして岸壁。
 雪は、北面の日陰部分に少し見える程度でしたので、安心しました。
 キレットに下り、ピークを越え、ナイフリッジを渡り、壁を登り、北穂高小屋に無事到着。 時刻は、14時40分。
 本日の行動時間  8時間10分
 お客は60人程だったでしょうか?マアマアの混み具合でした。(ここの小屋は狭いです)
 ちなみに、殺生ヒュッテのお客は10人程でした。
 ここの小屋は、クラッシックの流れる有名な小屋で、料理もなかなかですし、熱燗、ワインまであります。
 話は変わってキレット越えですが、雪のついている所が一部あり、足場がなくて困りました。
 危険なところは、鎖、梯子、足場がありますので、3点支持を守って慎重に行きましょう。  
 この日も8時就寝。

10月1日(水) 晴れ
  
  北穂高岳から眺めた日の出は素晴らしかったです。 
 しかしながら昨夜は、隣の人のいびきで良く眠れませんでした。
  4時に起きて、街の灯りや星を見ていました。
 6時40分 小屋を出発。 まずは涸沢岳をめざします。このルートも、まずまずの岩場です。
 そして涸沢岳(つまらない頂上)から、穂高岳山荘へ到着。 8時40分。
 ここでまた、コーヒーを飲み奥穂高岳へ。約1年ぶりの山頂に9時40分に到着。
  昨年、西穂高岳から縦走してきたことが思い出されます。 
 今回は一人でここまで来たぞ!   この縦走も、もうすぐ終わりです。
 吊尾根経由で、前穂高岳ヘ。山頂から槍ヶ岳が望めました。 あそこから 来たんだなアー。 11時20分。
 今回の山行の、最後の3000m峰です。このルートには、3000m峰が8座あります。
 ちなみに、日本には3000m以上の山は21座あります。
 涸沢の紅葉は、まだ少し早かった気がします。
 岳沢ヒュッテに、14時20分到着。  行動時間 7時間40分
 取り敢えず、生ビールにラーメンも付けて(カップではありません)、今回の縦走の終了を祝いました。
 終わってしまうと、呆気ないものです。
 この日のお客は、60人程だったでしょうか?丁度良い人数でした。
 いつものように、8時就寝。

10月2日(木) 雨 
  
 この日は、明け方前から雨。 雨の音で目が覚めました。 岳沢ヒュッテ発 7時40分
 今日は、焼岳小屋に泊まる予定でしたが、雨じゃあ帰ろうと思って、上高地のバスターミナルに向かいました。
 ところが、直通バスが満席で切符が取れませんでした。
  仕方ないので、予定通り「焼岳小屋」に泊まることにしました。
 強風雨の中(前線通過中)、11時40分小屋に到着。天気が良ければハイキングコースですね。
 小屋は、風雨を避けて避難していた四国からの8人(男1)の団体が泊まる事になり、賑やかになりました。
 本当は、私と、神戸から来たという中年の女性だけだったのですが・・・。
  本でも読んで、ゆっくりしたかったです。
 さらに、ストーブなし、水なし、電燈なしと、三拍子揃ってしまいました。(水以外は、事情があって)
 ランプの宿にになってしまいました。
 ご飯が、異常においしかったのが、印象に残っています。おかずがいらないくらいうまかったです。
 就寝8時。

10月3日(金) 晴れ
  
 朝食を済ませ、5時40分一番に小屋を出て、焼岳を目指しました。
 時折ガスがかかりますが、まずまずの天気です。私が頂上に立った時は、穂高や乗鞍が良く見えていました。
 所々に噴煙があがり、卵の匂いがしていました。頂上の下には池もありました。
 写真を数枚撮り、後は登って来た道をひき返すだけです。10時には上高地バスターミナルに着きました。
 案内所で、お風呂に入れる宿を聞き、髪を洗って、髭を擦って、山行の汗を流しました。
 風呂上りに缶ビール。ささやかな喜びです。
 14時のバスで、新宿経由横浜に、そして横須賀の自宅に、PM9時頃到着。
 思う存分、ウイスキーを飲んだくれたのです。


槍、穂高連峰へ