イギリスの食料事情 

 MEはほとんど自炊です。生まれて初めてコンロ(電気)が4つもある台所を自由に使ってよくなったので、夜に予定がなければ日々嬉しそうに作っています。ということで、こちらの食料事情について。
 ヨーロッパは今まで旅した国もそうでしたが、イギリスでも野菜や果物をバラで買えます。これは特に旅行中は安く無駄なく食事ができるので便利ですね。ロンドンでは、備え付けの袋にいれて、レジで量ってもらうというのが、ほとんど。ウィーンとかでは自分で量ってシールを貼るというやり方でしたが、どこまで客を信じられるかってことなんでしょうか!?
 産地を見てみるのも面白いです。日本では日本国外で作られたものはすぐ輸入物というイメージでしたが、こちらではポルトガルやスペインなどヨーロッパはもちろんインドや南アフリカなど、本当にさまざまな国からの輸入品が国産品と同じように並んでいます。ここでも、またまた国境のなさを感じます。
 野菜・果物は日本と同じものでも大きさが違っていることが多いです。
  日本より大きいもの・・・きゅうり・茄子・ピーマン
  小さいもの・・・人参・桃・りんご
  
 白菜はチャイニーズリーフ、椎茸はそのまましいたけって名前で売ってます。そうすると、鍋ができるのでは!?と思われるかもしれませんが、冬の野菜だからか大根は見たことがありません。
 日本の梨もNASHIっていう名でありますし、みかんと思われるものはSATSUMASという名であります。このSATSUMASを初めて食べて、みかんの味だと知って感動した時に自分が日本人であることをしみじみ痛感したMEです。
 イギリス人が料理にあまり時間をかけないことを反映してか、生の野菜より冷凍のほうがはるかに安いです。種類もほうれん草、にんじん、カリフラワー、コーンなどなどひととおり揃っています。
 日本で普通のスーパーであまり見ないものと言えば、ズッキーニやアーティチョーク、そしてトロピカルフルーツですね。今だにスーパーの行くのが楽しいです。
 口蹄疫に揺れる英国ですが、なんと牛・豚・羊はなんのはばかりもなく、安くなったりもせず売っています、そしてみんな買っています・・・。MEはちょっと抵抗があって、鳥と魚、卵しか食べてないのですが、どのイギリス人に聞いても「病気の動物は殺してるから大丈夫だ。」っていう答えが返ってきます。日本人では気にしてる人もいるみたいですが、こちらの人は気にしないみたい。今、狂牛病にだけ備えることにして豚・羊には手を出そうか迷っています。
 野菜と同じで肉・魚も冷凍ものは安いです。日本ではあまりオーブンを使わないけれど、こちらでは電子レンジよりもオーブンをよく使うよう。電気代がどうなってるのか、ちょっと興味あります。


 魚は鯖の燻製をよく見ます。これが安くて、おいしい。あとは鮭・鱒といったところ。冷凍ものでは鱈とかのような白身魚が使われているよう。エビも手間が嫌われるのか、剥き身ばかりで売られています。
 牛乳は普通の牛乳に加えて低脂肪乳と脂肪を取り除いた牛乳があります。3種類が同じくらい在庫があるようなのですが、一度知らずに無脂肪乳を買ったら、むちゃくちゃまずかったです。飲むには絶対普通の牛乳がお薦めです。
 お酒はワインやビールはヨーロッパはもちろん、南アフリカやオーストラリアからの輸入物も安価で楽しめます。これは結構楽しいですね。でも、日本酒は普通ありません。
 パンの種類もたくさんあります。食パンからドイツの半生っぽい穀物のパン、ピタにパンケーキ、スコーン、フランスパン、クロワッサンなどなど。食パンは日本の「外はカリッ、中はもちもち」って感じが出るほど分厚いものはありません。ちょっとあの焼きたての感じは懐かしくなります。
 米の種類もたくさんあります。リゾット用やらピラフ用やら。その中で、日本米に似ていると聞いていたライスプティング用の米に挑戦してみましたら、確かに米の代用になります、グルメでなければ。MEは細かいことは気にしないので、普段はこの米を食べていますが、敢えていえば、日本米に比べて甘味や水分が少ない気がします。
 食は文化とはよくいったものですが、イギリスの場合、移民が多いので、各国の食材も手に入ります。
 これについては、また後ほど・・・・。

                   



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