2004/06

 2004/06/06(Sun)
 ■運動会も終わって

先週の日曜は長男、そして今日は二男の運動会がありました。

二週続けて、好天に恵まれ絶好の運動会日和となったけれど、そのおかげで日焼けした腕と鼻の頭がヒリヒリ痛い。

隣りで敷物を敷いて観戦している家族の中に、やっと歩き始めたような男の子がいて、その表情や仕草が何とも可愛い。

午前の競技が終って、お昼を食べに戻ってきた我が子の、逞しく黒く日焼けした顔やパクパクと弁当を食べている姿を見ると、あんな時期もあったんだなぁと、子供の成長は早いものだとつくづく思ってしまいました。

さて、虫の話しはこれと言って書き留めておくような事はないけど、一月程前に採ってきた材のうちの1本からコメツキが湧きまくっています。(汗)

こ〜んなコメツキです。

同定する気もおきましぇん。(笑)

これだけコメツキが入っていれば恐らくカミキリの生存は期待薄です。

カミキリの羽脱は他の材に期待することにしよう。

ひとつ勉強になったのは、知っての通り肉食のコメツキ幼虫は植物質(材)の餌は食べない訳で、材の中を移動する際に出る坑道内の木屑を、外部に押し出してます。

材表面に消化された物とは明らかに違う、細かな新鮮な木屑が出ている材は間違いなくコメツキが入ってます。

さあ、運動会も終わった事だし、北海道もいよいよ本格的な虫達の季節です。


るどるふさんより、オニコメツキダマシ【Hylochares harmandi 】ではないかとの情報を頂きました。ありがとうございました。



 2004/06/08(Tue)
 ■ちょっと一息

採集に出かけると、様々な虫を目にします。

このオレンジ色の虫は「カツオゾウムシ」といいます。

去年、初めて見つけた時に「ウヒョ、きれい!」と言う訳で、3頭程ルアーケースに入れて持ち帰ったことがあります。

ところが家に戻って見てみると、ケースの中にいるのは、ただの黒いゾウムシ…。

調べてみると、もとの色は黒で、橙色の粉を身にまとっているとのこと。

移動の最中にすっかり粉が落ちてしまったようです。

今年もこうやって見つけたけれど、こいつの「素顔」は知ってるので、二度と持ちかえる事はしません。(笑)

これは「イタドリハムシ」

ハムシの仲間も種類が多くてメタリックに輝く綺麗な奴がたくさんいます。

ハムシマニアもきっといるでしょう。

ハムシ専門のサイトを開いてる方もいて、標本写真の彩りは勿論、5mm前後の個体の展足も見事なもんです。(私にゃ絶対ムリ)

う〜〜ん…それでは、なんのオチも思いつかないので、この辺で。(笑)

明日より「北の都」に出張に行ってまいりまする〜。



 2004/06/12(Sat)
 ■この寒いのに

前にも書いたけれど、二週続けて日曜日は運動会があり、好天でよかったけど採集に行くのにも絶好の日であり、ちょっと残念だった訳です。

そして今週、ケダルイ出張も終わった金曜の夜、「あ〜、明日は採集に行きたい!」

センチコガネ

そんな気持ちがどんどん募る中、眠りにつきました。

しかし、今朝の天気は曇り。肌寒い…おまけにちょっと霧雨っぽいときたもんだ。

出撃は諦めてみたけれど、葉っぱでもバサバサ掬えば寒さでジっとしてる虫が採れるかも〜なんて思うと、もうジっとしていられない。

と言う事で、隣り町の奥地まで行ってまいりました。ホントばか(笑)


アオカタビロオサムシ
現地の気温は12度。サブ…

それでも葉っぱを掬ってみると、そこそこ色んな虫が入ります。

でも、ほとんどが手におえないようなゲテとか、興味の湧かない虫ばかり。

それでも1時間半ほど、目にした虫を観察したり写真を撮ったりして、リフレッシュしてきました。


ヤホシゴミムシ
Lebidia octoguttata


セスジヒメハナカミキリ

Pidonia amentata




ゴミムシといえば、地上をシャカシャカと走り回っている黒い虫というイメージだけど、このヤホシゴミムシは鮮やかな色で、この寒い中、葉から葉に盛んに飛び回っていました。

ゴミムシらしからぬゴミムシです。









やっと泣き泣きカミキリも採れました。

明日は気温が25度まで上がるらしいです。

気合入れてまた出撃する予定です。

狙いたいカミキリがいるんですよ。











 2004/06/13(Sun)
 ■心地良くハードな一日

今日はハードな一日でした。

しかし、良い日でありました。

朝起きると、天気予報通りの晴天。予定通り、勇んで採集に行ってきました。

今回狙うのは、国内では北海道だけに棲息する特産種であり、環境庁のレッドデータブックで希少種に選定されている「ケマダラカミキリ」であります。

キク科の植物に寄生する草本性のカミキリです。

こんなだいそれたカミキリ、自分のようなヘッポコカミキリ屋に採れるんでありましょうか。

このカミキリを採りに行くことになったいきさつなどは、また後日として…

午後からは、TBFが芽室町からの依頼を受け、ボランティアとして引き受けている、「クワガタの棲む森作り」の作業があるので、採集していた山を急いで降りて、作業の現場に直行しました。

今回はクワガタが産卵繁殖できる環境にする為に、ホダ木を森の中に搬入する作業です。

ご覧のような、椎茸の廃ホダ木を農家の栽培場に行き、4トントラックにビッシリと積み込み、芽室の森に運ぶ。

こんな作業を2往復やってきました。

思ったより参加人数が少なかった事と暑さの為、正直しんどい作業でした。

KOBAさん、蛇メタさん、グルコースMさん、金さん、青ちんさん、ほんとお疲れさんでした。

こうやって、ひとつのことに一緒に汗を流した仲間との連帯感は、一層気持ちの繋がりを強くするように思います。

大変でも、仲間との強い繋がりと思い出が築けると思えば、それでいいのです。



 2004/06/16(Wed)
 ■やっと…

なかなかPCの前に座る時間が取れずにいた為、たいした内容でもないのですが、この間のケマダラカミキリの採集の様子が中々書き進めずにいました。

そんな訳で、少しずつ書いてはいましたが、ダラダラしてるといつまでも終らないので、今日一気に書き終えました。

ふぅ〜〜。


初夏のヨモギ掬い採集



 2004/06/18(Fri)
 ■幸せな午後

昨日は、仕事関系での所要があり、弟子屈(てしかが)町まで行って来ました。

昭和の大横綱、「大鵬」の出身地でもあります。

それにしても、以前は北海道出身の強い力士がたくさんいたけどな〜。

これは北海道に限らず、全国的に言える事で、相撲人気の凋落で若手不足、人材不足なんだろうな。

それはそうとして、それにしても遠かったな〜。

帰る途中、足寄(あしょろ)町で灯火採集でもして行こうかとも思ったけど、気温は11度。

蛾すら、まばらでありました。

ちなみに足寄は松山千春の出身地…。え?その話しはもういい?(笑)

それで帰宅したのは、零時近くになってました。

さすがに仕事をした後の長距離運転で、クタクタ。

速攻で眠りに落ちました。

そんな訳で今日は、午後からは休み。

早く家に帰ってゆっくり休めばいいものを、「天気もいいし、ちょっと寄ってみっかな〜」とばかりに、以前ゴマフカミキリを採った土場へと向かうのでした。我ながら好きやな〜。(笑)

前に来てから3週間ほど経ったけど、ゴマフの個体数はずっと増えていました。

単独で歩いてるものもいれば、いちゃついてるカップルも何組かおります。

「キスジトラカミキリ」も来てましたよ。





私の場合、1頭でも採れれば大体満足できるし、3頭も採ればもう満腹。その種は征服したみたいな気分になってしまいます。

それで、このゴマフも逃げられてもいいやと言う思いもあり、今回は生態写真をジックリ撮る事ができました。

あ、それともう一ヶ所、別の場所で「カラカネハナカミキリ」を採りましたで〜。

ホンマ好っきやな〜。(笑)



 2004/06/19(Sat)
 ■備忘録

6月18日〔芽室町〕


カラカネハナカミキリ
Gaurotes doris

オオハナウド・葉上

キスジトラカミキリ
Cyrtoclytus caproides
広葉樹伐採木


キモンハナカミキリ
Leptura duodecimguttata
伐採木・樹種不明


キモンハナカミキリが採れたのはラッキー。

アっと言う間に飛び立ってしまって、2度まで取り逃がすが、再び目の前に舞い降りてきてくれた。



 2004/06/20(Sun)
 ■今夜は何もしないで休養



産卵中のキスジトラ。



 2004/06/21(Mon)
 ■ムフフ…

FMさんから電話を頂く。

F 「さっき寄ってみたんだけど、オクエゾトラ、もう発生してましたよ。明日は台風だから、行けるんなら今日のうちに採りに行った方がいいですよ。」

こ 「ほんとに!?行きます行きます!忙しくても行ってきます〜。」(笑)

・・・・・・・・・・

と言う訳で、性懲りも無く午後から仕事を中断して、某河川敷に行って採集してきました。


その後、残った仕事はキッチリ片付けまして、帰宅は遅くなり疲れたけど、オクエゾ採れたから気分は上々なのでした。♪



 2004/06/22(Tue)
 ■台風前のオクエゾ採集

「オクエゾトラカミキリ」は、その変わった生態と棲息地が極限されている事、数もあまり多くないなど、珍種とされている北海道特産種です。

ダークグレーの地味ともいえる色合いといい、「奥蝦夷」と言う名前といい、いかにも北海道の大自然の奥でひっそりと生きてるというイメージのカミキリです。

幅の狭い川をジャバジャバと渡って、本流の川岸沿いの川原を流木目指して、テクテクと歩きます。

大小の石がゴロゴロしていて歩きづらく、台風の影響か空はドンヨリしてやや風が出てきた。

それでも気温は23度ほど。 湿度が高く、蒸し暑く歩いてるだけで汗ばんできます。



虫についても知識不足だけど、樹木については更に勉強不足で自信はないのだが、今回オクエゾが付いていた木は、帰宅してから調べたところ、多分ドロノキとケショウヤナギだと思います。



二ヶ所目に見た流木に、いましたいました!



カメラを近づけても、ほとんど動かない優良なモデルさんです。



う〜ん、思い入れもあるんだろうけど、なんだか神秘的なカミキリだなぁ。



以上、かなり手抜きの採集記でした。(笑)



 2004/06/24(Thu)
 ■またもムフフ…

昨日、今年初のミヤマを採集しました。

去年の初ミヤマは♀だったけど、今年は立派な♂。

サイズは70.1mm。


ミヤマクワガタ 【Lucanus maculifemoratus

道東産で、70UPは決して数は多くないと思います。

勿論、自己採集初の70mm台でもあります。

今年は中々虫の風向きがいいようだが、この感じでシーズンを風のように突っ切りたいものだ。



 2004/06/27(Sun)
 ■歩く宝石

今日はワインで有名な池田町で行われた「池田町体験フェスティバル」というお祭りに、TBFもクワカブを始めとする昆虫の展示という形で参加させて頂きました。

やはり子供達はクワガタが大好き。

たくさんの親子で我々のブースがひときわ賑わっていました。



写真はこの時に展示された、FMさん所蔵のオオルリオサムシの地域別の色彩変異を示した標本です。

北海道の特産種であり、動く宝石とも言われる、全国のオサファン垂涎の虫です。

FMさんの友人達が採集した個体も含まれていますが、見ていて美しいと思うと同時に、これだけの個体を採集した努力と人脈の広さを感じます。

これは、オオルリとは別種の「オシマルリオサムシ」の生体です。(ヘラクレス・ヘラクレス山内氏採集)

ケース越しの不鮮明な画像で申し訳ない。

メチャ綺麗でした。

生きている個体を見るのは、もうないかもしれないので、ジックリと見ておきました。

イベントも大成功だったし、貴重な虫も見れて目の保養にもなり、良い一日だったなぁ。



 2004/06/29(Tue)
 ■いつもの月末…

今月もとうとう明日で終ってしまう。

ここ数日はいつもの事ながら、最後の追い込みとばかりに、仕事に精を出してます。

いつも虫の事ばかり考えている訳じゃ〜ございません。(笑)

本末転倒にならぬよう、やる時はやらねば。



 2004/06/30(Wed)
 ■序盤終了

ふ〜ん、今月も終った…。

またすぐに新しい月の計画に向けての闘いが始まる訳だけど、とりあえず一息ついたところです。

今週に入ってからは、曇天のスッキリしない天気で、虫影の薄い毎日です。


ハネビロハナカミキリ
Leptura latipennis Matsushita,1933 】
伐採木を見ても、いるのは「ハネビロハナ」ぐらい。

いつもお呼びでないのにブンブン飛んでます…。

虫の季節としては序盤が終了して、これからグっと油っこい中盤の時期に入る訳で、一気に盛り上がりたいものだなぁ。





【トップページ】 【むし日記目次】 【2004年5月】 【2004年6月】 【2004年7月】