2004/07

 2004/07/03(Sat)
 ■さあ、

7月であります。

今月に入ってから晴天が続き気温もそこそこあるけど、風が涼しくほうきで掃いたような雲が出て、なんだか秋晴れって雰囲気です。

今日は私用で採集には行けず。

ゆっくり採集がしたいな。今月は何回、出撃できるかな。


■備忘録
7月2日〔清水町御影〕

相変わらず、普通種・既採集種しか採れないが、シラケトラともホソトラとも微妙に違って見えるカミキリ採集。(9mm程)


ツマキトラカミキリ
Xylotrechus clarinus BATES
シラカバ伐採木




エグリトラカミキリ
Chlorophorus japonicus (Chevrolat) 
シラカバ伐採木



フタキボシゾウムシ
Lepyrus japonicus Roelofs
ヤナギ葉上


※ 7/4.もんもさんより「ツマキトラカミキリ」と教えて頂きました。



 2004/07/04(Sun)
 ■涼しい午後

今日は午後から、「ツマキトラカミキリ」のいた白樺の伐採木がある場所へ行ってきました。

もちろん、違うカミキリも来ている事を期待しつつですが。

風があって気温も20度あるかなしかだったけど、いてくれました。

中々、良い虫だなぁ。

とても警戒心の強いカミキリで、その上動きが早く少しもジっとしていません。

やっとの事で撮影できたけど、カメラを持って材の前に無理な態勢でかがみこんでる姿は、はたから見たら異様かもしれません。(笑)



採集していて、初めて目にする紋様のカミキリをみつけた時は、それが普通種と言われているものであれ、いつも興奮するものです。

このツマキトラも普通種の範疇に入るのだろうけど、他県では希少種とされている所もあるようで(山口県では絶滅危惧II類に指定)、その虫の価値は個人でも異なるし、地域でも変わってくるものです。

途中、寄り道をしながら帰ってきたけど、これと言った成果はありませんでした。

その後、「エゾカミキリ」を求めて、夕方の河川敷によってヤナギを見てきました。

毎日は無理かもしれないけど、仕事帰りにしばらくの間この河畔林に通ってみようと思ってるんです。

ここでの採集例があるとはいえ、この無数の柳林の中から一つの虫を探しだすとは、何だか気が遠くなるような気がします。



 2004/07/06(Tue)
 ■コンプライアンス・マニュアル

今月より、私の職場で「コンプライアンス・マニュアル(行動規範)」なるものが制定され、それをまとめた冊子が配布されました。

全従業員が守るべき行動規範が列挙されています。

たいそうな物を作ったものだと思ったけど、読んでみればほとんどが社会人として当然持つべき常識や道徳ばかりです。

確かに最近、各企業の不祥事が相次いでいるけど、このような「大人」として当然意識の中に持っていなければならない仕事に対する心構えを、改めてマニュアルと言う形で示さないとならないとは、何とも情けなく寂しい事だと思いました。



■備忘録
7月6日〔帯広市岩内〕


シラホシカミキリ
Glenea relicta relicta Psacoe, 1868

ヤマブドウ葉上



雨上がりの、緑の葉っぱにとまっている姿は綺麗だったなぁ。

写真を撮ろうと思ったが、ピンと伸ばした触角をヒクヒク、足をモゾモゾ。今にも飛び立ちそう。

仕方なく、両手で包むように採った。








それから「トラハナムグリ」も採れました。

初採集。綺麗な虫です。

只今、展足中。



 2004/07/08(Thu)
 ■どうなる日曜日

今週に入ってから曇りの時間帯が多く、ドンヨリと蒸し暑い日が続いてます。

今日はとうとう昼頃から雨になりました。

どうも土曜あたりまで天気が悪そうなんだなぁ。

これで、日曜に天気になって気温でもカ〜っと上がってくれれば、虫も湧き出てムフフのフ…なんだけどな。



■備忘録

7月7日〔芽室町渋山〕

ヒメヒゲナガカミキリ
Monochamus subfasciatus (Bates,1873)
広葉樹伐採木


体色の変異が大きいようで、図鑑の標本写真とは別のカミキリのようで、判断できませんでした。

それでネットで検索してみたが、写真のように触覚がマダラ模様であったり、黒一色だったり、上翅の点刻が白、または黄色がかっていたり、白帯が不明瞭なものがあったりで、全く紛らわしい。

ヘッポコ同定力しか持ってない自分としては多分「ヒメヒゲナガカミキリ」で正解だと思うのだけど、あまり自信がない。







アトジロサビカミキリ Pterolophia zonata
広葉樹伐採木




こいつは間違いなく「アトジロサビカミキリ」。









7月6日〔帯広市岩内〕


トラハナムグリ
Trichius japonicus J
ANSON
エゾノヨロイグサ・花上


わき道に車を停めて、弁当を食べながらなにげに道の反対側にポツンと生えている「エゾヨロイグサ」を見ていました。

白い花に数匹の蜂が飛び交っているのは見えたが、カミキリらしい虫はいないようだ。

それでも一応車を降りて、近くで見てみると、蜂のそれとは比べ物にならない黄色い大きなお尻が見えました。

白い花の中にいるトラハナムグリは、鮮やかでまさに夏をイメージさせてくれる虫です。



 2004/07/12(Mon)
 ■擬態

相変わらず、気温の低く曇った日が続いてます。

北海道の夏は短いというのに…夏が終ってしまうぞ、まったくぅ。

ところで上のトラハナムグリもそうだけど、トラカミキリの仲間も蜂の姿に似せて身を守ってます。

また目立たないように樹皮と同じような地味な色をしているものがいたり、逆に思いっきり派手な色合いのものもいます。

かえって目立つように思うけど、これも鳥などから見たら毒々しく見えるのかもしれません。

こんな風に自然の中でカミキリなどの虫達は保護色や警告色、または擬態したりして見事に敵の目を欺いています。

で、上の「アトジロサビカミキリ」なんだけど、いっそ体の全体が黒褐色なら樹皮とそっくりで目立たないのに、なぜわざわざ尻の部分だけ白くしてるんだろ?

よく似た虫がいました。

以前、たまたま撮ってあった写真なんだけど、ヤナギについている「ヤナギシリジロゾウムシ」ってそのまんまの和名の虫です。

こいつも尻が白い。

う〜ん、こうやってジっと動かずに樹皮に停まってる姿は何かに似てるなぁ。

…あっ、そうだ。鳥の糞だ。この白のワンポイントも糞に似せる為だとしたら頷けるぞ。

糞なら誰も食わないだろうし…フ〜ンなるほど。

真意の程は定かじゃないけど、彼等なりの戦略があっての姿なんだろうな。



 2004/07/14(Wed)
 ■明日はどうなる

今日は久し振りに気温も上がり、夏らしい日となりました。

移動の最中、目についた花や材置き場をチェックしたけど、いるのは既に採集済みのいつもの顔ぶればかり。

仕事の合い間にササっと見るだけでは、所詮こんなもんかなぁ。

よく普通種と言うけれど、自然環境の豊かな場所でこそ普通に見られるというだけで、その辺では簡単にみつけられない種がほとんどなんだと実感するのでしたぁ。



 2004/07/16(Fri)
 ■う〜、いまいち…

ここ2、3日、気温はそこそこ上がってるのだが、カミキリの姿がホントに少ない。

今日などは朝から気温がグンと上がり、「今日はたくさん出てるだろう!」と勇んで家を出たものの、思った程の成果はあがりませんでした。

カミキリはおろか、群がって花の周りを飛んでいるはずの、他の虫達の姿もまばらな印象でした。

あまり暑過ぎるのもよくないのか、湿度の関係なのか…何が原因なんだろうか。

それでも若干、未採集のハナカミキリを採りました。

まだ未展足なので、後日紹介しようかな。

展足といえば、花を見るとよくいる「ヒメヒラタタマムシ」という緑色の可愛いタマムシを採りました。

なにしろ3〜5mm程しかない上に体がもろいので、私のレベルでは綺麗な展足など無理な話で、鼻くそのように丸まったまんまになってます。(汗)

「jezoensis」の最新号は北海道産タマムシが特集されてますが、そこには見事に整った標本写真が並んでいます。

実体顕微鏡かルーペを見ながら、針のようなもので整えていくのでしょうか?まさに職人わざです。

各節の動きをスムーズにし整脚しやすくする、ちょっとした工夫がある事を聞きました。

標本ひとつ取ってみても、奥の深い趣味ではあります。



 2004/07/17(Sat)
 ■黒いカミキリ達

先週続いた、ドンヨリとパっとしない天気は「蝦夷梅雨」と言うものだったのかなぁ。

と言うのも、ここ数日は梅雨明けを思わせるような暑さになってます。

今日も暑かった〜。ふぅ〜…

連休初日の今日、虫屋さん達は待ってましたとばかり、採集に出かけたんだろうな。

成果はどうでしたか?

今、八丈島に行ってるKOBAさん蛇メタさんは、湿度90%の酷暑の中、山中に入り手の皮を剥きながらの材割りを始めとする、まるで島流しの罪人が拷問を受けてるような(笑)採集行に精を出してます。

その甲斐あって虫も順調に採れているようで、この夏「もう採集は、しばらくいいわ」と言える位、完全燃焼の採集をしてるのは、羨ましくも思ってしまいます。



■備忘

7月16日〔南富良野町〕


クロハナカミキリ
Leptura aetiops Poda, 1761
エゾニュウ花上

他のカミキリ同様、ハナカミキリの仲間も同種でありながら、色彩や斑紋が違う個体があって、同定に戸惑ってしまいます。

クロハナの中でも前胸の赤いもの(ムネアカクロハナ)がいて、全く印象が変わってしまいます。

北海道は、ほとんど黒い固体らしいですが。

カタキハナカミキリ
Pedostrangalia femoralis
(M
OTSCHULSKY, 1860)
エゾヨロイグサ花上

このカミキリも肩にだけ黄紋があるもの、肩から腹部側縁にかけて黄色いもの、全く黄紋のないものなどがいる。

ツヤケシハナカミキリ♀
Anastrangalia scotodes (Bates,1873)

エゾヨロイグサ花上

これもまたまた、♀に限り色彩変異があります。

全体が黒いもの、写真左の肩口だけ赤いもの、右の上翅全体が赤褐色のものがあります。
※写真右の赤褐色型 〔7月21日芽室町渋山〕


ツヤケシハナカミキリ♂
Anastrangalia scotodes (Bates,1873)

エゾヨロイグサ花上
♂は黒一色で、通例通り♀より小ぶり。



 2004/07/19(Mon)
 ■連休が終って

とうとう連休も終った。

採集好きな方にとっては、暑い中熱い虫採りをされた事でしょう。

今日は家庭の用事で採集には行けず、用足しの合い間に虫の展足をしたくらいで、家の主(あるじ)役に徹していました。

夕方には八丈島に行っているKOBAさんから電話があり、充実した採集の模様を聞きました。

酷暑の中、蚊に刺されまくりながらの、穴掘り材割り採集で、死にかけてるかと思いきや(笑)いつもの元気な声が聞けて何よりでした。

KOBAさんが帰宅し、標本の整理が出来次第KOBAさん、蛇メタさんの奮闘に敬意を表し、『八丈島の甲虫』と言う形で、ここで紹介しようと思っています。



さて、昨日は某林道に突入し採集をしてきました。

前の晩、雷を伴って雨が降った事もあり、この日は蒸し暑く蝶などもいつもより多い感じがしました。

休日で好天でもあり、いつもはヒッソリしてる沢沿いのこの林道も、釣りに来た人の車と頻繁にすれ違いました。

お互い、道のはしに寄りながらすれ違う際に、クラクションを軽く鳴らし合いお礼の合図をしたり、歩いてる釣り人か登山の人かに軽く会釈すると、向こうもニッコリ笑って挨拶を返してくれたり、見ず知らずの人達ではあるが、自然を楽しむ者同士、気持ちのいいもんです。

日当たりの良い場所に咲いている「ノリウツギ」があったので、何の期待もせずに車を降りて、見てみると、一番高い場所に蜂やアブに混じって一際デカイ虫がいます。

それが「フタコブルリハナカミキリ」だと言う事はすぐに解かりました。

是非、採りたいと思っていたカミキリです。

他県ではそこそこ採れる所もあるらしい種だけど、ここ十勝での採集例は極少なく、自分が採れるのはいつの事になるかと思いながら図鑑を見ていた虫が目の前にいるのです。

まさかここで見る事ができるとは思ってもいませんでした。

素晴らしい虫を見つけた時に憶える、体内で何かの化学物質が湧き出て気持ちが高ぶってくるあの感覚…。

まさに採集の醍醐味。

「とまってる位置が悪い…網で掬うしかないが、どの角度で振ろうか。」

中途半端に網を当てて、下に落したら元も子もない。

頭の中で色んな事を想定しつつ、思い切って網を振る事にしました。


フタコブルリハナカミキリ
Stenocorus caeruleipennis
(Bates, 1873)
バサッ!

「どひゃ〜!外した〜!」と思った瞬間、獲物は目の前の葉っぱの上にポトリと停まった。

すかさず右手でわし掴みに!

一連の出来事が一瞬で過ぎた。

やった〜。手の中の動きは今までのハナカミキリには比べ物にならないくらい力強い。

瀬戸物のような艶のある質感の前胸と、特徴的な二つのコブ。そして青緑色に輝く上翅が美しい。いいカミキリだ〜。

実はこの後、もう一頭採る事ができました。

「ガマズミ」と思われる花を見ていると、頭の横を「ブ〜ン」と大きな羽音をたてて飛んで来る虫があり、ハナムグリか?と思って目の前の花に停まった虫を見ると、さっきよりも大きな♀のフタコブルリでした。

「ウ〜ン、飛び立つ前にすぐにでも採りたいが生態写真も撮りたいぞ。」もうヒヤヒヤしながら、シャッターを押すが中々ベストアングルで撮れない。

3度ほど、シャッターを押した所で、もう我慢の限界。採っちゃいました〜。

右はその時のヘナチョコ写真ですぅ。(汗








クゥ〜〜、イカス〜。



 2004/07/20(Tue)
 ■備忘

7月18日〔帯広市〕


ヨツスジハナカミキリ
Leptura ochraceofasciata



キスジトラカミキリ
Cyrtoclytus caproides


シラホシカミキリ
Glenea relicta relicta


フタコブルリハナカミキリ
Stenocorus caeruleipennis
(Bates, 1873)


ミドリカミキリ
Chloridolum viride

普通種と言う事で「ミドリカミキリか〜」なんて、採れてもあまり喜ばれないようだけど、夏の日差しの中で鮮やかなグリーンメタリックがよく映える。

動きが早く難しいけど、生態写真を撮ってみたいカミキリ。

カラカネハナカミキリ
Gaurotes doris Bates, 1884

これまたメタリックなカミキリ。

色彩変異があって楽しい。黒いストッキングをはいてるみたい。


・・・・・・でもって、メタリックつながりと言う事でおまけ。


オオルリハムシ?



 2004/07/23(Fri)
 ■酷暑の中、

ここのところ、何かと忙しくしております…。


ホソトラカミキリ Rhaphuma xenisca Bates,1884



 2004/07/26(Mon)
 ■八丈島の甲虫

7月16日から20日まで、KOBAさん蛇メタさんは、八丈島へクワガタ採集に行っていました。

毎年恒例の離島採集で、昨年までの南西諸島の各離島制覇に続き、今年は初の伊豆諸島への出撃であります。

これまでの離島採集もかなりきついものがあったようだけど、今回の八丈島のクワガタ採集は最もハードな採集行だったようです。

と言うのも、今回のメインターゲットであるハチジョウヒラタは個体数も少ない上に、飛ぶことがほとんどなく、ライトや樹液のトラップにもまず来ないクワガタであるため、ひたすら材割りで得るしかないという難敵です。

サウナに入ったような気候の中、手の皮を剥きながら、倒木だけではなく、時にはスコップで根元を掘り起こしそれを割っていくという作業は、北海道人にとって、まさに拷問を受けているとしか言いようがありません。(笑)

そこまでの苦労を覚悟で、八丈島のクワガタ制覇を狙い、そして達成するとは、採集バカもこの域まで達すると、畏敬の念を抱いてしまいます。

このKOBAさん蛇メタさんの、汗と涙?のクワガタ採集に対する熱意に敬意を表し、持ち帰ってきた八丈島のクワガタを紹介しようと思います。



■クワガタ編


ハチジョウコクワ Dorcus rectus miekoae Yoshida

なんと言っても光沢のある赤みがかった体色が美しいクワガタです。

比較的長い印象の大腮と前胸の丸み、横から見た時の厚みは、明らかにコクワガタとは受ける雰囲気が違います。







♀は上翅の点刻がはっきりしている。







八丈島で、クワガタといえばハチジョウノコ〔Prosopocoilus hachijoensis Nomura 〕をさすと言っていい程、最も目にする事のできるクワガタ。

発生シーズンは6月迄と言う事で、今回の採集では幼虫のみの採集となったそうです。

50mm以上の個体は少なく、写真は頭部だけで、21.5mmあり大型の個体だったと思われます。





ハチジョウネブトクワガタ
Aegus laevicollis fujitai
Ichikawa et Imanishi



チビクワガタ
Figulus binodulus
Waterhouse



本土ネブトに比べ、大腮の発達が悪く、大型個体はほとんど見られず20mm前後の個体がほとんどのようです。

食性も本土ネブトの赤腐れの倒木に対し、朽ち木の下の泥状態になった腐食物を食べるらしい。










名の通りの9〜15mmの小さなクワガタだが、肉食性で他の虫の体液を吸う。

幼虫同様に成虫も朽ち木の中で生活し、越冬もするので一年中、材割りで見る事ができる。






ハチジョウヒラタはまた次回で。



 2004/07/28(Wed)
 ■八丈島の甲虫

■クワガタ編


ハチジョウヒラタクワガタ
Dorcus titanus hachijoensis
Fujita et Okuda

八丈島だけに棲息する貴重なクワガタです。

本土ヒラタに比べ、脚が短く、光沢が強い印象を受けます。

ハチジョウノコ同様、飛ぶことがなく地上生活を主としています。

限られた地域にしかいない上、採集はほとんど材起こしとなる為、採集難度はかなり高いようです。

調べてみて驚いたのは、あの小さな島の中で、内歯の位置が根元にあるタイプと中間にあるタイプの二種類があると言う事です。(それぞれA型、B型と呼ばれているらしい。)

例えば、スマトラヒラタのように大きな島の南北を隔てて内歯上がり、内歯下がりが住み分けられている例はあるけど、狭い地域の中で、それぞれ独立した遺伝子を持つ二つのタイプが混棲しているのは、とても珍しい例だと思います。

50mm以上のサイズは希少で、今回KOBAさんが採集した個体は45mmほどの立派な個体です。



■備忘

7月28日〔帯広市拓成〕


ヒゲナガカミキリ♂
Monochamus grandis WATERHOUSE


オニグルミノキモンカミキリ
Menesia flavotecta Meyden,1886
ふと、足元の松類の倒木を見ると、でかいカミキリが張り付いていたので、ギョっとした。

写真の♂の触角は15cmほどもある。

脚も長く、ちょっと好みではないなぁ。このカミキリに限らず、大型カミキリ全般に思うのは、確かに迫力があるのだが、生理的にどうも…

一度見ればもういいかな。

それに比べ、このオニグルミノキモンカミキリやハンノアオなどの『トホシカミキリ族』は色彩といい造作といい繊細で美しい。

大好きな族です。





ニセヤツボシカミキリ
Saperda mandschukuoensis
Breuning,1943





夕方、KOBAさんから電話が入る。

何回か電話をくれていたらしいが、私が電波が届かない場所にいた為、繋がらなかったようだ。

まるとみさんと、Sちゅうさんが来ているということらしい。

まるとみさんとは久し振りなので、きびすを返し早速顔を見に伺った。

元気そうな顔が見れてよかったなぁ。



 2004/07/29(Thu)
 ■八丈島の甲虫

■カミキリ編


ウスバカミキリ
Megopis sinica sinica
White,1853



イシガキトゲウスバカミキリ
Megopis formosana ishigakiana
Yoshinaga et Nakayama, 1972



センノカミキリ
Acalolepta luxuriosa (Bates)


ゴマダラカミキリ
Anoplophora malasiaca
Thomson



シロモンフトカミキリ ♀
Blepephaeus ishigakianus Yokoyama


コバネカミキリ ♀
Pseuphactus remiger Harold 


リュウキュウヒメカミキリ
Ceresium fuscum

Matsumura et Matsushita, 1932



 2004/07/30(Fri)
 ■八丈島の甲虫(最終回)

■その他の甲虫編







リュウキュウツヤハナムグリ
Protaetia orientalis

チビサクラコガネ
Anomala schoenfeldti



クロコガネ
Holotrichia kiotonensis



アオドウガネ
Anomala albopilosa


アカビロウドコガネ
Maladera castanea



オオツヤハダコメツキ
Stenagostus umbratilis



アカアシオオクシコメツキ
Melanotus cete



ウスケゴモクムシ?

キマワリ
Plesiophthalmus nigrocyaneus

八丈島にはリュウキュウツヤハナムグリに代表されるような、本来は南西諸島に棲息している虫達がいます。

観葉植物栽培が盛んな八丈島へ、土や植物と一緒にやってきたそうで、シーズンともなると物凄い数のリュウキュウツヤハナムグリが発生しています。

また最近では、本土のノコギリクワガタがみつかったそうです。

小さな島だけに、島外からの虫の移入は簡単に生態系を崩し、島の固有種への影響も出てくることでしょう。

他の離島にも言える事だけど、生態系の保護と、一部の採集者のマナーの悪さなどから近い将来、採集禁止などという事にならなければいいのですが。

KOBAさん蛇メタさんは、この他にもたくさんの微小な甲虫を持ち帰ってきてくれましたが、展足しやすく、色彩の綺麗なものを大雑把に紹介させてもらいました。
ずぼらですいません…。

本来ならクワガタ採集に専念すべきところを、私とFMさんの要望に応えて、カミキリを始め雑甲虫を採ってきていただきありがとうございました。
 



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