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2005/12

 2005/12/25 (Sun)
 ■来年は戌年ということで

小学低学年くらいの冬の日、友達の家で産まれたという仔犬を貰ってきました。
クンクン鳴いている仔犬が入った箱を抱えながら、どうやって親を説得しようかと小さな頭で考えながら家路を歩きました。
予想していた通りの親の反対にあい、半べそかきながら(泣き落とししかないと結論が出たらしい)やっと飼う事を許してもらったこの仔犬、友達の親の話しでは「柴犬の血統だよ。」なんて言ってた記憶があるけど、「一体何代までさかのぼれば柴犬に当たるんじゃっ!」と思えるほど、柴犬の面影など微塵も感じられない熊のように全身真っ黒な「雑種犬」でした。
それでもコロコロと太った姿やクリクリした目、あどけない仕草は家族の人気者となり、この時期はさすがに外じゃ寒かろうという事で、玄関に置かれたダンボール箱の中が彼の住処となりました。

玄関といえど、昔の家のことなので、戸の隙間から雪が吹き込んでほとんど外と同じ位寒いのです。
ダンボールの中に古毛布と、お湯の入ったユタンポを入れるのだけど、小さい体は小刻みにずっと震えていました。
「風邪ひくぞ!」と言われながらも、心配でどてらを羽織ってダンボールの中の様子をずっと見守っていた記憶があります。

名前は誰が決めたのでもないのだけど、いつの間にか当たり前のように「クロ」と呼ばれていました。
そんなクロもあっという間に成犬となり、小柄ながら一点をキっと見つめる立ち姿は凛としていて立派でした。
性格はとても勝気で、他の犬を見るとそれが自分よりはるかにデカイ奴でもワンワン吠えまくり、繋いでいなければ間違いなく血を見る騒ぎになっていたでしょう。
散歩をさせるのは正直面倒臭かったけど、そこは半べそかいて頼んだ時の親との約束だったので、友達と遊ぶ約束のないときはよく連れて行きました。
たまに他の犬がいると、「お〜!ケンカだ、ケンカだ!ワンワン!」と走りだすのだけど、その時のグイグイ紐を引っ張る力といったら、この小さい体のどこにこんな力があるのかと思う程でした。

しかしながら普段は無駄吠えもせず、飼い主の言うことはよく聞く犬で、初対面の人間にも愛想が良く、ケンカ好きだけど義理人情にあつい「夕焼け番町」(その頃はやってた漫画はバンカラだけど気の優しい主人公が多かった。古〜)みたいなヤツだなぁと思って大好きでした。

犬は群れで暮らす生き物で、その中に順位を作ります。 クロにとって家族の中で父親がボス、兄貴は兄弟子、そして小さかった私は弟分くらいの格付けだったのかもしれません。
友達と喧嘩してベソをかいて帰った時などは、顔の涙をペロペロ舐めて「男がこんなことで泣くんじゃねぇ〜よ。」と慰めているようでした。

そんなある日、学校から帰るといつも尻尾をちぎれんばかりに振って出迎えるクロの姿がありません。
母に聞くと、散歩の途中で野良犬をみかけたクロがいつものように走り出し、ふいをつかれて紐を放してしまったとのこと。
申し訳なさそうに話す母をどれだけ責めたかわかりません。 今は申し訳なく思っています。

以前にも、ちょっとした隙に脱走して、丸一日帰って来ないことがあったけど、その時は首のあたりに他の犬に噛まれた傷を負いながらも、ケロっとした顔で翌日帰ってきたことがありました。 
「きっとまた明日には帰ってくるよ。」としょんぼりしてる私に父が言いましたが、今回は違いました。 
二日たっても三日たってもクロは帰ってきませんでした。
四日目位の朝、仕事に行く途中の父親が家からほんの少し離れたあたりでクロの遺骸をみつけました。
よその家の壁に寄りかかるようにして、黒い体は冷たく硬くなっていました。
傷などありませんでした。
野犬駆除の為に仕掛けた毒饅頭を食べたんだろうと言うことでした。
苦しくって一生懸命、家に向かって歩いてきたのかな。 
涙ってこんなにも次から次と溢れてくるんだなって思えるほどに泣きました。

それから我が家では犬を飼っていません。 
小さい頃の犬の思い出はクロとのことが全てです。


それから数十年後…
下の息子が友達の所に仔犬がいて、それを飼いたいと言い出しました。
ちょっとした家族会議を開いた結果、私以外は飼いたいようです。
とりあえず見に行こうということで、息子の友達の家に家族で行ってきました。
ニコニコ笑いながらそこの奥さんが出てきました。 
その腕の中にいたのは月の輪熊のような真っ黒な仔犬でした。
一緒に車に乗せて我が家に連れ帰ってきたのは言うまでもありません。(ラッキーと命名)
クロがやってきた時と同じ寒い1月のことでした。

ラッキーが来てから来月で4年がたちます。
今日もラッキーは元気に「散歩連れてけ〜っ!」と吠えています。

縁とは不思議なもの。 
もしかしたらクロが帰ってきたのかもしれないと思っています。



 2005/12/12 (Mon)
 ■むっしっしな夜でした



おとついの土曜日は、きにらさん宅でTBFの忘年会がありました。
師走の忙しい時期ですが、たくさんのメンバーが集まって私も楽しいひとときを過ごしてきました。
今回は忘年会という事で、普段の菓子類やドリンクに加え更に豪華版で、きにらさんちで用意して頂いた一品料理や、メンバーが持ち寄ったピザ、焼き鳥、はたまたおはぎや大福までテーブルに並んで、それらを食べながら大好きな虫話し… わたくし大満足でございました。( ̄ー ̄)v



きにらさんの所は久し振りでしたが、相変わらず虫部屋は綺麗に整理されていて感心しましたし、相変わらず「珍」な虫もたくさんいました。(^_^;)



某氏が大人買いした、ヨーロッパミヤマの各産地標本。 かっこええ〜。



今回Kさんから頂いたグラン幼虫の種親ですが、実物の迫力に感動しました。
太くて、厚いです。

え〜〜、と言うことで、業務連絡…
きにらさ〜ん、スマイルさん事務所産「キンヘリタマムシ」を忘れてきちゃいました〜。
今度お会いするまで取っておいてくださいませ。


 



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