NO.77 我慢できずにオーベルを暴く。
2002.7/2(火)
もう7月か。
全然そんな実感が湧かない。やっぱ寒いからかな?
日中はそこそこ気温が上がっても夜になるとグっと冷え込んでくるもんな。
今夜も外はヒンヤリしてて街灯には小さい蛾がチラホラ飛んでるだけです。
例年なら6月くらいにはもう灯火採集でクワを何十匹も採ってきたなんて景気のいい話を聞くんだけど、今年はサッパリです。
暑い夏よハヨ来い!って感じだなぁ。
下の写真なんだけど、またやっちゃいました。
何を?って、M・オーベルチュールの繭をあばきましたよ。(^ ^ゞ
出てくるまで辛抱できんのかい?って感じなんだけど、辛抱ならんのです。
繭を作ってから一月半は経ってるんでもう羽化してるだろうと思ったけど、それでも万一の事を思ってちょっとずつ壁を削って小さい穴を繭の外側に開けました。
そんで穴の中を電気で照らしながら覗き込むとオレンジの背中が見えたんで、「やった〜!」とばかりに、そこからは大胆に壁を壊しました。
オスでしたよ。
実物を早く見たかったんです!
しかしシロヘリの時も感じたんだけど、幼虫は自分がどのくらいの大きさで羽化してくるのか解かっているみたいに体が丁度スッポリ納まる大きさの繭を作るんだけど、よくこんな窮屈な部屋の中で、後ろ羽を伸ばせるな〜って思います。
まだ動きが悪いんで、「ん〜、綺麗だ・・・」なんてさんざんジックリ見たり、ソっと背中を触ったりした後、少し湿らしたティッシュを上から被せて、また容器に戻しておきました。
でも他の奴がまだ全部幼虫なんで、オスメス揃うか心配です。

今日、大手業者から不定期の生体リストが届きました。
なんたらノコギリだとか、こんたらネブトとかレアな虫が一杯出てます。
注文しよっと!って言う事で帰宅後7時頃、電話してみました。
後ろで電話を受ける声がしたりして慌しい様子が解かります。
「はい!○○○○センターの木村です。」
「あの〜、品番○○○○のクワ在庫ありますか?」
「え〜、カチャカチャ・・・あ、在庫は全てのサイズ、すでにございませんねぇ。」
「え?どのサイズもないんですか?」・・以外としつこい私。
「ええ、ございません。」
「そうですか、どうもすいません。」
「はい、失礼いたします。」
客なのに、何故か謝っているのでした。(-_-;)
NO.78 怒涛の厚沢部行脚から帰還して。
2002.7/17(水)
しばらく「ひとりごと」書いてないうちに、厚沢部に行ってくるは、台風はくるは、いきなり蒸し暑くなるは、仕事は溜まってるは、腹壊してピーピーになるは、菌瓶なんだか発酵マットなんだか解かんなくなってる瓶を交換するは、ボロボロの材から幼虫を救出するは、菌糸瓶はなくなるは、何だかムシは増えてるは・・・エ〜っと、どこまで書いたっけ?
ま、とにかくワヤでした〜。
こうなると、家の中の事がどうなってるのか解からない状態になってたりします。
道楽はほどほどにしないと大事な物が見えなくなっちゃたりします。
そんなワヤな毎日の中で、7日に厚沢部から帰ってきて翌日から5日間ほど寝る前に毎日「訪問記」をコツコツ書いてたんだけど、こんなに毎日P.Cに向かって打ち込む事なんて滅多にないから、終わった後は、ネタはあってもハッキシ言ってしばらく更新する気にならなかったです。
でもまた今日から、いつも通りボチボチとマイペースで更新していこうと思ってます。

とりあえず今日はシロヘリ大暴れの図。
暑くなってきた事もありシロヘリ達の活動がピークって感じです。
ケース内を歩きまわって、はちあわすとくんずほぐれずの乱闘になってます。道を譲るって事を知らないんだな。
それでオスは見るたんびにメスに覆い被さってます。

ついでにこれ何て言うゴミムシかな?
腹もオレンジ色で綺麗です。
NO.79 夏の風物詩
2002.7/20(土)
今年も大体例年と同じくらいに小麦の収穫が始まった。
私達が小麦と聞いてパっと思い出すのはヤッパ発酵マットの「添加剤」だよね。
でも我々がスーパーで買ってきて添加剤に使ってる小麦粉って「薄力粉」なんだけど、ここらへんで採れる小麦は「中力粉」と言って主にうどんの原料になります。
北海道は日本の食料基地と言うけれど、北海道の中でも、私の住んでる十勝地方は農業大国って呼ばれてる位で、帯広市街を少し離れると広大な畑作地帯が広がってます。
私は仕事柄、そんな畑の景色を見ながら一年中走り回ってるんで、作物の成長ぶりや畑の風景で季節を感じたりします。
夏だなって感じるのは、やっぱり黄金色に色づいた一面の小麦畑の風景だなぁ。
小麦は収穫時期に雨が降ったりして刈り取りが遅れると、発芽したり熟し過ぎたりするんです。
この短い収穫適期を逃がすと、品質が落ちて売り物にならなくなります。
それで、一旦収穫が始まると終わるまで24時間体制で何十台というコンバインがフル稼働するんです。
蒸し暑い夜に、私がのん気に灯火採集なんかしてると、真っ暗な中、遠くの畑でエンジン音が聞こえて、コンバインのオレンジ色の回転灯とライトのあかりで、その当たりだけがポッカリ明るくなってるのを見ると、これまた夏だなって思いになります。

収穫も順調に行けば7月一杯か8月の始めには終わって、すっかり刈り取られた坊主頭のような畑の跡を見ると、まだ暑い日はあるんだけど、夏も終わったな〜って感じになります。
実際、それから2週間もしてお盆も過ぎると、夜なんか秋風って感じになって涼しくなってくるんです。
北海道の夏は短いな〜。
でも秋は秋でこれまたいい季節で、私は好きなんだなぁ。
・・・追記・・・
この前、写真を載せた綺麗なゴミムシ、お二人の方から名前を教えて頂きました。
「セアカヒラタゴミムシ」
ホントみなさん詳しいな〜。
ありがとうございます。
NO.80 低温飼育についての根拠のない思い込み。
2002.7/24(水)
我が家には床下にちょっとしたスペースがあります。
どこの家にもあると思うんだけど、ボイラーやら水道の給排水管のメンテナンスをする為のスペースなんです。
この中って夏の暑い時でも、ヒンヤリしてて気持ちいいんだよね。
大体今時期で18度前後で一定してます。
それで、いつのまにか冷蔵庫に入りきらない野菜なんかの貯蔵庫になってんだけど、芋なんか中々芽が生えてこなくていいみたいですよ。
そんで、当然の事ながら飼育熱心?な私がこの場所をほっとく訳がないんであります。
よくアンテの羽化不全なんて話しを聞くんだけどぉ、、、特にデカイ奴。
もともとアンテって奴は1000m以上の高山に棲んでるムシで、そりゃ〜当然の事ながら涼しい所が好きな訳です。
ダージリンなんてとこは、標高2000mくらいあって真夏だってせいぜい暑くなって22〜23度くらいだし、カトマンズあたりは1300mくらいで若干気温は高めだけど、それでも絶対30度以上なんかにはならないんです。
そんな環境に適応してるムシが、大事な幼虫期間に30度以上にもなる日本の夏を温度管理なしで過ごしたら単純に考えても何かしらの弊害ってあるだろうなって想像できちゃうんだけどな。
まして、あの密閉された狭い瓶の中は手を突っ込むとわかるけど、ムっとした感じがして更に温度が高そうだよね。
高栄養の餌と高い温度で、短い間に確かにググっとデカクなるけど、これってなんといったらいいかな〜・・
本来なら暑さ寒さを感じながら現地の低い気温でジックリと成長していくんだろうけど、何だか無理にデカクなった肥満児みたいな印象があるんだなぁ。
もちろん羽化不全の原因には、諸先輩が言うように蛹室を作った場所や大きさ、培地の劣化具合なんかの外的要因もあるけど、幼虫そのものの成熟具合というか立派に羽化する為の基礎体力みたいなものが付いてないように思えてしまうんです。

これは床下に置いてあるインドアンテの3令幼虫なんだけど、まあまあデカイですよ。
涼しいから当然なんだろうけど、無駄な動きがないです。
一ヶ所に留まってゆっくりと自分の周りの糞混じりの餌を食ってるって感じです。
ここは普段は真っ暗で静かだし、幼虫達にとってはリゾート地みたいなもんだと思うな。
夏場に低温の管理をしたアンテがどんな風に羽化してくるのか結果が楽しみです。
ちなみにこの床下には、このアンテ幼虫の他にネパールコクワのワイルドペア(産めよ〜!)と、私が密かに50mmUPを狙ってる隣町芽室産のアカアシ幼虫F1が入ってんだけど、こりゃまたいい感じで育ってますよ。
ま、勝手に色々思い込みながら実験、検証するってのも自分なりに納得できていいんじゃないかなぁ。。
NO.81 夏が来た〜!って感じ。
2002.7/28(日)
イヤ〜、今日も暑かったな〜。
午後2時頃の気温は32度でした。
内地の暑さから比べると大した事ないかもしれないけど、北海道人には応えますわ。
ましてこの間まで、肌寒い日が続いてたんで余計です。
それでも夜なんかは、窓を開けると涼しい風が入ってきたりして寝苦しいなんて事はないんでまだいいんだけどね。
私が二十歳の時に、職場の新人研修と言う事で本社のある兵庫県の西宮に7月頃、二週間ほど住んだ事があるけど、夜になっても30度以下にならない熱帯夜ってやつ?
ソリャ〜寝苦しかった事を憶えてるなぁ。
それでも夜なんか、割と時間があったんで西宮球場に行って阪急対南海の試合を見たりしてました。
この球場は狭いって印象が強くて内野席に座ると選手が間近に見えるんです。
名前忘れたけど、南海の黒人選手のケツのデカかった事。
そうそう、ある焼き鳥屋に行ったら阪急の福本がいたなー!
若い人は知らないかな。
世界の盗塁王ですよ。
でも酒飲んでる時はただのオッサンでした。
(^_^;)
そんな感じで、少しの期間だったから楽しく過ごせてよかったけど、ニュースなんか見てると今年も36度なんて気温にざらになってるようで、ずっと住むとなると私なんか生きていけないね。
ホント関西にお住まいの皆さん暑中お見舞い申し上げます。

ほんでもって、今日近くの草むら行ったら、あちこちからキリギリスの声が聞こえました。
一週間前には、まだ写真みたいな幼虫だったのにな。
何もこんな暑い時に「ギーッチョンギーッチョン」て一生懸命鳴かなくてもよさそうなもんだけど、カンカンにお日様が出てくると盛んに鳴きだします。
毎年、うちの玄関では捕まえてきたキリギリスが籠の中で鳴いてるんだけど、今年も来週あたり子供達を連れて、とっ捕まえに行くかな〜。
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