-cinema diary-

2002年1月の映画日記:その2


 

2002.1.24 交渉人?

「プルーフ・オブ・ライフ」

監督:テイラー・ハックフォード
主演:メグ・ライアン、ラッセル・クロウ、デヴィッド・モース

鑑賞日:2002.1.1


 近年になって頻発している、テロ組織や犯罪組織による身代金を目的とした国際的な誘拐事件。テリー(ラッセル・クロウ)はその種の誘拐事件をを専門に扱うプロの交渉人だった。 保険会社の要請で南米・テカラに飛んだテリー。テカラではダム建設技師・ピーター(デヴィッド・モース)が、反政府ゲリラによって誘拐されていた。交渉が長期化していく中、ピーターの妻アリス(メグ・ライアン)も不安な日々に耐えていた。だが、交渉人と人質の妻というふたりの信頼関係は、やがて違う感情に変わっていって……。


    *    *    *


 DVDにて鑑賞。
 ……えっとですね、この作品、作品自体のデキがどうのこうのという前に、どうしてもラッセル・クロウとメグ・ライアンがスキャンダルの末に、メグが離婚したとかいう、そういうゴシップを連想せざるを得ないんですよね……(爆)



 まあ、そういうゴシップからは想像がつかないくらいに、実はシリアスな映画なのですよ。
 途上国などで、外国人を狙った誘拐事件というのがちょっと昔にもニュースなんかで騒がれてたように記憶していますが、本作はそういう誘拐事件と、身代金を要求される企業、それに応対する保険会社、その保険会社から派遣されるプロの交渉人……という、K&Rビジネス(kidnap&Ransom:誘拐・身代金ビジネス)の実態に迫る?一種の社会派映画なのです、実は!(笑)
 まあ社会派云々は言い過ぎとしても、かなりユニークな切り口による、新感覚のサスペンス映画である事には違いありません。交渉人のプロフェッショナルな仕事振りを描写する一方で、あくまでも身代金目的で誘拐された人質の、殺されるでもなく優遇されるわけでもない、非常に曖昧かつ過酷な境遇を追うという……画面上ではほとんど共演する機会のない二人の男が、それぞれ置かれた境遇・状況に淡々と挑んでいくという、捉え方次第ではかなり男くさい映画なんですよね(笑)
 その上で、誘拐された男の妻の存在が、ふたりの男の関係に緊張感をもたらします。交渉人と妻との予期せぬ接近……その妻のために人質である男を奪還すれば、彼の淡い恋心は成就しないわけです。さりとて、プロとしてジャングルで死んでほしいとは言えないわけで……(笑)
 一方の夫の方はと言えば、誘拐前には夫婦喧嘩もすれど、いざ誘拐されれば妻にもう一度会うことだけをよりどころに、過酷な人質生活を耐え抜いて……という、ふたりの男のドラマ……ラッセル・クロウとデヴィッド・モースのシブイ演技合戦が光る、なかなかの佳作だったんじゃないかなー、と思います。
 ……そう、メグ・ライアンさえ出てこなければ!(笑)



 てゆうか、ギャラの問題なのか、実は一番トップにクレジットされているのは紛れも無いメグ・ライアンなのですよ(笑)
 つまり「主演・メグ 共演・ラッセル」というわけで、主役はあくまでもメグ・ライアンなのです。
 というか、ねぇ……ストーリー上脇役扱いでもまったく問題の無いはずのこの奥さん役をメグが演じ……あまつさえロマンス映画の女王である彼女とラッセル・クロウがなんとなーく微妙にくっつきそうになったりしてみなさいな。緊張感溢れるサスペンス映画の雰囲気はどこへいったものやら、ただの恋愛映画に成り下がってしまうのでありました。
 もちろん、恋愛映画がイカンとはいいませんよ? いいませんけど、それだったらジャングルで泥まみれになってるデヴィッド・モースの立場はどうなるんですかっ! 恋愛ものとしては異様にすっきりしないあのラストシーンをどうしてくれるんですかっ!
 一番の問題は、結局彼女の存在が、緊迫感溢れる誘拐事件をただ単に恋愛ものの背景要素に落とし込んでしまった、という事でしょうか。ロマンスのついでにドンパチやっているような感じで、緊張感がそがれる事はなはだしいです。
 そういう意味では……実に勿体無いんですよねぇ。ラッセル・クロウはプロフェッショナルを説得力のある演技で演じてますし、デヴィッド・モースも過酷な状況に置かれた男を丁寧に演じていたと思います。最初からこの二人を軸にしてストーリーを展開させていけば、熱い男のドラマとして、いい作品になってたと思うんですけどねぇ……。
 ぶっちゃけた話、あの奥さんに関しては、メグではなくてもっと地味な女優さんを起用して、完全に添え物ヒロインにしてしまっても良かったのかも知れません。もしくはロマンスとは無縁そうな演技派の女優さんを呼んできて、あくまでも演技で勝負するとか。



 まあ、話によるとふたりの共演シーンはこれでもゴシップ対策でずばっと削った方らしいんで……失敗の原因はゴシップばかりではないのかも知れませんけどね(笑)
 メグ・ライアンもロマンス映画からの脱却を図って色々とチャレンジをしているみたいですが……だったらロマンスはやるなよ、と一言言いたい(笑)
「戦火の勇気」は良かったんだけどなー。



オススメ度:☆☆




2002.1.24 ニトロ注意

「バーティカル・リミット」

監督:マーティン・キャンベル
主演:クリス・オドネル、スコット・グレン、ビル・パクストン、他

鑑賞日:2001.12.24

公式サイト:http://www.spe.co.jp/movie/verticallimit/


 高名な登山家を父に持つピーターとアニーの兄妹。二人は数年前、登山時の事故で父を失い、それ以来疎遠になっていた。以後、若き登山家として名を知られるようになるアニーと、動物写真家の道を歩んだピーター。その二人は偶然にもK2の麓のベースキャンプにて再会する。
 K2登頂に挑むアニー。同行するのは大富豪のボーンで、彼の航空会社の宣伝のための登頂だったのだ。だが、頂上付近で天候が急変し、アニーら一行は氷壁に閉じ込められてしまう。
 もはや絶望的な状況だったが、ピーターは妹を助けたい一心で捜索隊を結成する。氷壁を吹き飛ばすためのニトロを携えた、決死の捜索が開始されたのだった……。


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 DVDにて鑑賞。
 なんつうか……ちまたの評判通り、かなりおバカな映画だったのではないかと思います(笑)
 まあぶっちゃけた話、ただ単に雪山で遭難者を捜索するだけの話なんですけどね(笑) それをよくぞここまでドキドキハラハラに仕上げたものだ、と感心します。
 舞台となっているK2のような高山では、息をするだけで肺に水が溜まっていき、炎症を起こしつつ呼吸困難で死んでしまうのだそうです。それを利用して、救助にはタイムリミットが設けられているのですねぇ。その上で、やはり何と言ってもニトロがお話を盛り上げます。
 つうか、ニトロって!(笑) 映画ですからいくらでもウソのつける部分だとは思いますが……数滴こぼしただけですんげえ大爆発してましたからねえ。そんな危険な薬品を、何リットルと運んで山を登るのですから、無謀とか蛮勇とかいうより、ひたすらバカとしか言いようがありません(笑)
 もっと安全な爆薬、いくらでもありそうなんですけどね……(ちなみにニトロは、パキスタン軍の横流し品という設定です)
 ご多分に漏れず、登山そのものの難所よりもこのニトロの爆発で捜索隊はあれやこれやの危機に陥るわけで……バカ過ぎてもはやコメントもありません(笑) 実際、救出時に使ったのはコップ一杯ほどでしたし(笑)



 それとこの映画、ちょっとどうかなと思ったのは、死人やケガ人が出ている局面って、必ず命綱が命取りになっているような気がするんですよ(爆)
 例えば冒頭、ピーターとアニーと父親が落下の危機に直面したのは、上から落ちてきた他の登山者の命綱にひっかけられたせいですし、遭難したアタック隊が全員クレバスに落ちたのも命綱でしっかり繋がってたせいですし……この映画をみていると、何だか命綱は危険だ、という誤った認識を受けてしまいそうな気がします。命綱を付けてなければ、何人かは確実に助かってたような気もしますし……(爆)



 ……とまあボロクソに言いましたが(笑)、ニトロにさえ目をつぶれば、なかなか面白い映画だったんじゃないかなーと思います。前述のように、単に遭難者を助けるだけの内容で、ここまでハデなアクション映画になっているってのも確かにすごい話ですし。
 残念ながら、同じ雪山ものの「クリフハンガー」と比べると、ちょっと負けているような気もしますが……「クリフ〜」の場合具体的にテロリストと戦うという登山とは別の見せ場がありましたし、それを考えればかなり健闘している方だとは思います。
 ただ、見せ場のほとんどが結局セットでの撮影なんですけどね……(笑)



オススメ度:☆☆(劇場で見てたらもっとスゴイ事書いてたのでは……(笑))




2002.1.24 スピード?

「アクシデンタル・スパイ」

監督:テディ・チャン
主演:ジャッキー・チェン、エリック・ツァン、ビビアン・スー、他

鑑賞日:2001.21.1

公式サイト:http://www.accidentalspy.jp/


 香港のとあるスポーツ用品店で働くバック(ジャッキー・チェン)は、職場のあるビルで発生した強盗事件の解決に協力し、その活躍が新聞にも取り上げられて一躍ヒーローになる。
 そんな大事件も一生に一度の事……と思っていた彼の前に現われたのは、私立探偵のリウ(エリック・ツァン)。「生き別れになった息子の捜索」という依頼を受けて、彼は条件に合致する人物を探していたのだ。バックもまた孤児であり、リウの探している人物に条件が合致していた。
 だが、韓国へと飛んだバックが出会った「父」は、余命幾ばくも無かった。確認のはっきりととれぬままに息を引き取る彼だったが、息子かどうかもはっきりしないバックに、彼はとあるメッセージを残す。
 バックはそれに従ってイスタンブールへ飛び、残されたメッセージの謎を追いかけていく。だがそのうちに、国際的な陰謀に巻き込まれることになって……。


    *    *    *


 余談ですけども、ジャッキー映画はジャッキー本人が監督している・いないに関わらず、「成龍作品(A JACKIE CHAN FILM)」とクレジットされているので、はっきり言って大変間際らしいです。てゆうかさあ、ジャッキー自身監督なんだから、他の監督に任せるときは相手をもうちょっと立ててもいいんじゃないかと思いますけど……うーむ。
 まあ、誰が監督でもスタントシーンはジャッキーが演出しているんで、成龍作品で間違いないと言えば間違いないんですけど……。



 さて、ジャッキー・チェンの最新作はゴールデン・ハーヴェスト製作の香港映画です。何年も前から代わり映えのないおなじみのGマーク、劇場で見るたびにニヤリとしてしまうのは何故でしょうか……(笑)
 内容の方も、なんだかおなじみの、コメディタッチの巻き込まれ型サスペンスアクション、という事で、悪い風に言ってしまえばなんの代わり映えもありません(爆)
 それからこれも最近の風潮なんですけど、とにかく海外ロケが非常に盛んでして……本作では、韓国とイスタンブールにロケを敢行しています。こういう風に世界中を股にかけてるって、何げにジェームズ・ボンドかアンタは、と突っ込みたくなるんですけど……(笑)
 まあスタイルとしては毎度おなじみでして……ASDさんの世代だと小学生の頃に「プロジェクトA」「香港国際警察」に遭遇したクチですので、毎度おなじみ過ぎて実はもう飽きられているっぽいんですけどね(爆)
 ただ、毎度言っているような気がしますが最近のジャッキー映画はサスペンスアクションの「サスペンス」の部分が結構完成度が高くなってきてます。そして「アクション」の方も、危険度(死にそう度、とも言う)は毎回右肩上がりで上昇中。本作でも、シャレにならない危険なアクションがふんだんに盛り込まれております(笑)
 あとですね。シナリオのデキという話をすれば、今回は孤児の主人公が父親の足跡をたどって、謎を自分から一歩一歩解き明かしていく……という謎解き要素が盛り込まれているんですよね。単なる巻き込まれ型ではなしに、ジャッキーがみずから謎を解いていく、というのはこれまでには無い要素で、結構新鮮だったかも知れません。
 ついでに、孤児の主人公の自分探しストーリーという側面もありまして、世間の映画評ではそっちのシリアスなキャラクタ像が新鮮だったみたいで、「今回のジャッキーはシリアスだ!」みたいな取り上げられ方がよく見られました。でも、前作「フーアムアイ?」も、記憶を失った主人公の自分探しだったような気がするんですけど……(笑)
 さて、今回ジャッキーガール(笑)として、日本でも有名なビビアン・スーが登場します。日本でのイメージを大きく裏切って(笑)薄幸の美少女役で登場します。まったくどうでもいい話ですが、ビビアン・スーとASDさんは誕生日が1975.3.17でまったく同じだったりします(ホントにどうでもいいな、それは!(笑))
 もうひとり美人の新聞記者というのも出てきますし、相変わらず両手に花でウハウハな割に、具体的に恋愛としての進展が皆無なのもいつも通りだったりします……(笑)
 さて、クレーンごとビルに突っ込んだり「スピード」も真っ青の暴走シーンがあったりという「すごい」系のアクションシーンはさておき、笑えたのはトルコの市場での全裸逃亡シーンです(笑)
 つうか、よくよく考えたらジャッキーはホントに映画の中でよく脱ぎますな!(爆) 「ラッシュアワー2」ではクリス・タッカーと二人仲良くストリーキングしてましたし、「ファイナル・プロジェクト」でも服に盗聴器が仕掛けられている、という設定で白昼堂々と脱いでました(笑) 本作でも、局部を隠しながらイスタンブールの市場で延々悪役と追いかけっこするという、ものすごい捨て身のギャグを展開しております。何故そこまで脱ぎにこだわるんでしょうか、ジャッキーは……(笑)



※ネタバレ覚悟のツッコミ※
 ところでラストのタンクローリーのシーン、あれって誰がどう見ても「スピード」ですよねえ……何しろそのシーン、音楽までソックリですし、もしかしてパロディとか、対抗の意味でもあったんでしょうか……(笑)



オススメ度:☆☆☆☆(しかしハリポタとぶつかって、大コケ……無念ナリ)




2002.1.24 バカ映画万歳(笑)

「ムーランルージュ」

監督・脚本:バズ・ラーマン
主演:ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー、ジョン・レグイザモ

鑑賞日:2001.12.1

公式サイト:http://www.foxjapan.com/movies/moulinrouge/


 1900年、パリ。悪名高きナイトクラブ「ムーランルージュ」にて、作家志望の青年クリスチャン(ユアン・マクレガー)は花形スターで高級娼婦のサティーン(ニコール・キッドマン)と運命的な出会いを果たす。
 クラブのオーナー・ジドラーはクラブを劇場に改装し、ショーを開く計画を進めていた。台本を任されたクリスチャンと、主演女優であるサティーンは急速に惹かれあっていく。だが、ショーに投資している公爵(リチャード・ロクスボロウ)は、出資を条件にしてサティーンを自分のものにしようとしていた。クリスチャンとサティーンは、お互いの夢であるショーのために引き裂かれていく事になる……。


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 ……とまあ、あらすじだけ読めば、何だかどこにでもありそうな感じのベタな恋愛物ですよねぇ。
 本作は近年では珍しい、ミュージカル映画であります。舞台は19世紀末のパリ。華麗なるショーの舞台裏で繰り広げられるロマンス……という風に書けば、絢爛豪華たる歴史ものかと思ってしまうでしょうが、そんな風に考えていると冒頭数分もしないうちにひっくり返る事になります(爆)



 まあ、確かに19世紀末のパリが舞台には違いないんですよ。しかしながら時代考証なんぞ、本作に関わったフタッフはきっと誰も考えていないに違いありません(笑) 何せ登場人物たちが歌うのは、「オールウェイズ・ラブ・ユー」とか「ライク・ア・バージン」とかどっかで聴いたことのある歌ばかり……ミュージカルとは言いましたが、全編をロック&ポップスの名曲で綴った歌いっぱなしの展開、ほぼオペラと言って差し支えないと思います……まあASDもミュージカル映画には詳しくないので、うまく説明できないのですが……。
 そもそもこの作品を撮ったのは、あの「ロミオ+ジュリエット」の監督バズ・ラーマンなのですよ。シェークスピアの超有名な古典的名作を陽光まぶしいメキシコを舞台に繰り広げてくれた御仁ですから、フツーの映画なんざ作るはずもありません(笑)
 こんな人がミュージカルを撮るわけですから、さぞかし非常に濃ゆい、おバカな映画になるに違いない!と思っていたんですが……。
 実際に見ての結論。いやこれはマジで、ホントに……バカでした(笑)
 ストーリーに関して、あれこれ言う事はないでしょう。ツッコミどころは満載なのですが、そもそも19世紀のパリ、という年代設定でさえハナから気にしてませんし(笑) 音楽からしてエリック・クラプトンとかマドンナとかですし(笑)、そもそも「引き裂かれるふたりぃ〜」ってなノリのベッタベタな展開、劇映画としてのリアリティ云々などという事をツッコむのさえばかばかしくなるような、こっぱずかしい展開の連続であります。いやー、これはマジですごい!
 要するにこの作品、このベタベタな恋愛物語に説得力を持たせるために、細部のリアリティを追い込んでいくのではなしに、逆にウソくさくウソくさく追い込んでいって、おとぎ話として昇華してしまっているんですよね。そのシーンを見てもあまりにもあんまりな内容で、反対に突っ込めるところが皆無だったりするからスゴイです(笑)
 ツッコミどころ満載ながらツッコむにツッコめない、果てしなく濃ゆい濃ゆいノリ……ううむ、これはすごい! バズ・ラーマン、天才です。もしくはバカです(笑) 限りなく紙一重です(爆)



 ちなみに、ユアン・マクレガーもニコール・キッドマンも歌はどうやら自分で歌っている様子です。それも、かなり巧いです(笑) 何せユアン・マクレガー、ちょっと歌い出しただけで映画の雰囲気がガラリと変わりますからね(笑) 歌が上手いのか、「歌が上手いぞ」と見せる演出が巧みなのか……。
 ムーランルージュのレヴューは重低音がずんどこ鳴り響く、下品でパワフルな音楽なのに、この二人が歌で愛を語り始めると、途端にオーケストラが盛り上げる、美しくメロディアスな雰囲気になるのがちょっと面白かったです(笑)
 その他、脇役がほぼすべて濃ゆい面々ばかり。ユアンの劇団仲間達も、ムーランルージュのけばけばしいダンサー達も、とにかく濃ゆい! そして熱い!
 もうまさにラテンの血が煮えたぎる、コテコテに濃ゆい映画でありました。てゆうか、あまりに濃すぎて、見ているだけでぐったりしてくるんですけど……(笑)



 あと、この映画自体が「絢爛豪華たるショウ」ですので、14インチのテレビでモノラル音声で、というのははっきり言って禁じ手ですので。
(つっても、この感想がアップされる頃にはもう劇場公開終わってますでしょうけど……(笑))



 


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