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飯を食うための仕事があまりにもつまらなくて、好きになれなくて、
それでいて極めて多忙で。最近精神的にかなり参っています。
都会の暮らしも疲れたし、もう少しのんびりできる田舎で暮らせたらなぁ〜
などと、Iターン転職を今年の春から考えているのですが、
それは、まぁ、このご時勢。なかなか難しいですね。
地方に引っ越したとしても工業は空洞化、
農業やるにも資金はないし、技術も資格も持ってないし、
「いったいボクの居場所はこの世界にあるのかなぁ...」
などと悩んでしまう今日この頃です。
一番良くないことは、今の仕事が全く自分に似合っていないことを
本人が認識しすぎていること。
端っから自分が「嫌い」と思っていることが原因かもしれません。
もともとこの仕事を命ぜられるのが嫌で、その可能性が極力少ないところへ
就職したつもりだったのですが...。
これまでの仕事で最も充実していたのは、
学生の頃のアルバイトだったと思います。
ビラ配りからコンサートの警備員、ウエイターなど色々やりましたが、
最も長く続き充実していたのが塾講師でした。
専任は中学生の国語。
英語は発音がJapaneseだし、
数学は生徒の質問に答えられないかもしれないけれど
国語なら、まぁ大丈夫。
もともと大の苦手科目だったのですが、とある切っ掛けで
高校も大学もこれだけで合格するような一番の得意科目になった経験があり
これを子供達に伝えられれば、という安易な気持ちで始めました。
しかし、というか、やはり、これは甘い考えでした。
数学や英語は授業時間の時給で完結できます。
生徒が問題やっている時に自分も解いてしまえば良いのですから。
ところが国語は予習が必要なんです。
特に文章題の解答を説明するには本文の熟読が不可欠。
ただ自らが答えるだけならば「なんとなく」ですんでしまうところを
きちんとその理由を「中学生にわかるように」説明しなければなりません。
指導マニュアルがあるわけでもないので(あっても読まないでしょうが)
これは日々、かなりのプレッシャーでした。
逆に生徒側は、国語を軽視していました。
そう簡単に成績なんて上がるもんではありませんし、
学校行って部活やってヘロヘロの身体で塾に来て
長文読解やらされれば誰だって眠くなりますよね。
そんなある日、他の塾から移って半年ぐらいの生徒から
こんなことを突然言われました。
「先生!こないだの実力テスト、国語の偏差値上がったよ!
先生のおかげだよ。授業判りやすかったし。
本当にどうもありがとう!」
その晩はホントに飲みました。嬉しくって、嬉しくって。
「自分が他人の役に立ったこと。自分の苦労が報われたこと。」
こんな思い、ここ数年していませんね。うん。
ヒトにはそれぞれ価値観というものがあります。
どうやらボクは「他人の役に立って生計を立てる」ということに
生甲斐を感じているようです。すなわちそこが僕のいるべき場所。
なかなか厳しい世の中ですが、あらゆるヒトが自分の居場所を見つけ
なんとしても肯定していける世界でありたいと思います。
自分の好きな道で。
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