Selfassertion  Updata:2002/11/24
 今でこそ短歌なるものをやっていますが、言葉がとても嫌いな子供でした。
音楽を聴くのもインストルメンタルだけ。本は読むけれど、物語・小説はNo Thank You。
ガンダムにこそ嵌りませんでしたが、ひたすら、メカニックを愛する子供でした。
もちろん、成績は中学校2年生ごろまで数学・理科・社会・英語・国語の順。
しかも国語なんてクラスの平均点を超えたことはありませんでした。

 ところが中学2年のある日突然、国語の成績だけが抜群に良くなりました。
担当の先生が好きだった訳でも、国語を猛勉強したわけでもありません。
もちろん今でも、音楽の好みも、小説嫌いも変わっていません。
ただその頃、転校を機に女の子と文通をするようになりました。
彼女はかなりの枚数を毎週のように書いてくれたので、
僕も頑張って返事を書くようにしました。
返事を書くには相手の言っていることをきちんと理解しなければいけませんし
ひらがなばかりだと格好悪いので辞書を引いて漢字を調べて、
修正液ばかりだと情けないので、たまには書き直して...。
 そのときに気づいたんですよね。
「言葉は音楽よりも絵画よりも明確な表現なんだ。」
と。

 でもその頃は、滅茶苦茶に生意気でした。例えば、甘いものが食べたいときに、
砂糖を口へ突っ込まれるような、間違っていないんだけれど品のない行為。
これが許せませんでした。
「愛している」なんていう言葉、今でも反吐が出るほど嫌いです。
昔で言うところの歌謡曲が受け止められなかったり、小説に絶えられなかったのは、
多分その辺に原因があったのではないかと思います。
 しかし、結局のところ自分ではその頃(今も)納得できる言葉、表現が作れませんでした。
単なる批評家。これに気づき悲しみだして...短歌を作り始めました。

 彼是15年ほどのキャリアだけは積みました。このぐらいやっていますと
普通作風なんぞが出てきて当然なのでしょうが、これは自分でも良くわかりません。
変わったのは言葉に対する考え方。最近ではTV見ながらモー娘。口ずさんでるし...。
まぁ、魚を食べるのならば、刺身もフランス料理もどちらも美味いということが
わかったのかなぁ。ようやく。
美作直哉
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