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短歌ドリル公式記録簿 |
2002年10月号 |
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毎日のお題から即日UP!短歌のWeb練習会、公式記録です。 |
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Liveは万里子さんのHP<短歌ドリルBBS>で! |
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*「万里子さん」のHP |
*「響さん」のHP |
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*「よささん」のHP |
*「岩手のGOさん」のHP |
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*「たみいさん」のHP |
*「鏡の精 せりさん」のHP |
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*「YUKIKOさん」のHP |
*「ゑつ子さん」のHP |
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Lesson 59 Theme:『道・路・径』 by 径 |
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この道を辿れば小暗き森に入るまだあるだろうか菱生うる沼 |
径 |
2002/10/31 |
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山路きて雉とびおりる茂みには冬眠前の蛇つくなんで |
ゑつ子 |
2002/10/31 |
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けものみち分け入りじーちゃんキノコとり
うま、うま、孫の笑顔待ってる |
よさ |
2002/10/31 |
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この道をりらと一緒に散歩する何も変わらぬ今日も明日も |
shell |
2002/10/31 |
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ゆらゆらと秋の陽射しに溶けている路地を横切る野良猫ひとり |
万里子 |
2002/10/31 |
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蓮の葉が時に隠すや細い道お堂を越えて唐天竺へ |
たみい |
2002/10/31 |
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雷土を携え瀑布はタービンを回し化身は鋼線を行く |
直哉 |
2002/10/31 |
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夏山の夕立激しくこの道も濁流となり足掬われる |
ふぱみ |
2002/10/31 |
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道を行く人の流れに流星を見謝るように流され過ぎる |
zenkyu |
2002/10/31 |
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秋の日に山辺道(やまのべのみち)歩みながらなみだ溢れる想いなぜなの? |
鏡の精 せり |
2002/10/31 |
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Lesson 58 Theme:『擬声語・擬態語』 by 美作直哉 |
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アハアハと笑う赤子が運び来る希望勇気をその手につつみ |
ゑつ子 |
2002/10/30 |
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ボール缶シュパッと開けたその瞬間(とき)にガットを見つめグリップ握る |
ふぱみ |
2002/10/30 |
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押し黙る時間の接ぎ穂告げるごとロックアイスが崩れてカラリ |
響 |
2002/10/30 |
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歌舞伎町フェードインするぽん引きはゆらりゆらりとタバコを吹かす |
直哉 |
2002/10/30 |
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均一な時間乗っけてガタゴトと走る電車は風景に溶け |
よさ |
2002/10/30 |
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月よりの雫はほろり葉を揺らす翁こひしや媼こひしや |
たみい |
2002/10/30 |
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ひたひたと寄せ来て満ちて崩れゆくなくした恋のかけらのさざなみ |
径 |
2002/10/30 |
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ぽたぽたと落ちる点滴見つめてる今日のお昼は何食べようか |
shell |
2002/10/30 |
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たっぷりと籐篭に盛る富有柿ぴかぴかに光る秋の収穫 |
万里子 |
2002/10/30 |
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ギシギシときしむ椅子に腰掛けて作る言葉は機械の言語 |
zenkyu |
2002/10/30 |
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Lesson 57 Theme:『あ行の食べ物』 by よさ |
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手作りのイカの塩辛自慢する漁師の君は黒い笑顔で |
よさ |
2002/10/29 |
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爆竹を石垣に挿しウナギ採る兄はいませず技も伝えず |
ゑつ子 |
2002/10/29 |
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ぽつぽつと恋の話を母がするえんどう豆の筋取りながら |
響 |
2002/10/29 |
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少女らはビルの谷間を転げ落ちおにぎり頬張る日曜の午後 |
直哉 |
2002/10/29 |
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今ひとつ大きく咲かば南国のハイビスカスよオクラの花は |
たみい |
2002/10/29 |
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アスパラを色鮮やかに茹で上げる サラダ、ソティに使えるように |
YUKIKO |
2002/10/29 |
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わたくしの誕生祝い永遠に続くと信じた伊勢海老づくし |
shell |
2002/10/29 |
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真夜中のアイスクリームはバニラ味十月の窓に暈のある月 |
万里子 |
2002/10/29 |
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暑い日に君を愛すと言ったのになぜかしらアイスを買いに走る君がいた |
鏡の精 せり |
2002/10/29 |
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煮えたぎる湯の中あさりを放り込む次次ひらく・・・を見る我鬼かな |
ふぱみ |
2002/10/29 |
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山の神おこぜを嘉す伝えあり形だけの美愛でる倣いに |
径 |
2002/10/29 |
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Lesson 56 Theme:『たまご・卵』 by 美作直哉 |
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ひびわれた卵を投げて返事待つミットにうまく収まったかな |
ゑつ子 |
2002/10/28 |
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好物のたまごサンドをコンビニで買っていくから私と別れて? |
よさ |
2002/10/28 |
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御大の背後に在りて上回る目の輝きは役者の卵 |
たみい |
2002/10/28 |
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おばちゃんも食べているよね「まだかなー」やっと来た来たぼくのオムライス |
shell |
2002/10/28 |
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陽のひかり卵のゼリーゆらめいておたまじゃくしを数えてやめる |
ふぱみ |
2002/10/28 |
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どうしてよ水に浸しただけなのに黄身が勝手に浮いて来るのよ |
鏡の精 せり |
2002/10/28 |
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満月に卵を放つ珊瑚礁いのちの行方水にゆだねて |
径 |
2002/10/28 |
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「かいじゅうのたまごをひとつあげるから」慰められて更に悲しい |
万里子 |
2002/10/28 |
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食玩の彩色工場無精卵落とし続ける鶏舎の如く |
直哉 |
2002/10/28 |
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Lesson 55 Theme:『青』 by 万里子 |
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むくげ咲く山之辺の道たどりつつ青丘といふ国を想へり |
ゑつ子 |
2002/10/27 |
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過ぎてゆく時間の残骸
アルバムの青春の日の伯父は青シャツ |
よさ |
2002/10/27 |
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澄み渡る空を画する青瓦台 幾多の嵐越えて語らず |
たみい |
2002/10/27 |
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熊野へと続く街道沿いの店万年青と時計をならべて飾る |
万里子 |
2002/10/27 |
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太極旗(テグッキ)は陰陽交わる象徴ぞ三十八度の青空寒く |
直哉 |
2002/10/27 |
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青空にすべて忘れていつまでも過ごしたかったペナンでの日々 |
shell |
2002/10/27 |
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乳白のボーンチャイナに載っているブルーベリーは群青の雫 |
響 |
2002/10/27 |
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遠浅の海にそろりと足浸すまっすぐ目指す深い青色 |
ふぱみ |
2002/10/27 |
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蒼き水探し求めてたどり着きこの身に宿るいのち蘇り |
鏡の精 せり |
2002/10/27 |
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Lesson 54 Theme:『秋の味覚』 by 美作直哉 |
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残業の空腹満たす丼に七味を山盛りかける駅前 |
響 |
2002/10/26 |
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この秋は作らずにいる渋皮煮待つ人なくて作る張りなく |
ゑつ子 |
2002/10/26 |
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マスカット仕事帰りに買って来た君のやさしさ想い出す秋 |
shell |
2002/10/26 |
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軽トラが笛を鳴らして運ぶ秋500円玉どれだけ買える? |
直哉 |
2002/10/26 |
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北からの300箱の松茸が霞ヶ関に消えたこの秋 |
万里子 |
2002/10/26 |
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太るのを気にしながらでも食べたい紫いもは大好きなのよ |
鏡の精 せり |
2002/10/26 |
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ぷるぷると茨の中の山ぶどう採る人なくて秋を彩る |
たみい |
2002/10/26 |
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Lesson 53 Theme:『愛』 by 鏡の精 せり |
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愛しても愛されても膨らむはこの胸の中芽生えた想い |
鏡の精 せり |
2002/10/25 |
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今は亡き母のレシピのちらし寿司
姪が待ってる「早く作って」 |
よさ |
2002/10/25 |
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もう誰も愛したくない愛したい矛盾しているけれど本心 |
shell |
2002/10/25 |
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愛という予定調和の果てしのち駐車場にはひたすら西日 |
万里子 |
2002/10/25 |
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僕の手をやさしく包んで手渡した彼女のつり銭財布に入れず |
直哉 |
2002/10/25 |
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愛なんて言葉おそらく知らぬだろう父母の小さな背が寄り添える |
径 |
2002/10/25 |
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母さんは仕事も好きと子に語る それで良いよと少年は言う |
響 |
2002/10/25 |
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手に取って弄んでは舐めてみて棚に上げたが私の愛よ |
たみい |
2002/10/25 |
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Lesson 52 Theme:『対照』 by 美作直哉 |
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君の旅線香揺らぐ初雪を喪服の子供口を大きく |
直哉 |
2002/10/24 |
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光浴び白つめ草は静かなりおんぶばったの飛び立つその影 |
万里子 |
2002/10/24 |
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目立たない命と一緒に乗る電車優先席はおやじひしめく |
よさ |
2002/10/24 |
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今までにいろんな恋をしたけれどあなたみたいな人初めてよ |
shell |
2002/10/24 |
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死神が行きつ戻りつ夜は明けて又暮るるまで閉じ込める生 |
たみい |
2002/10/24 |
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演説の強き口調は響かねど北国訛りの報告切なし |
響 |
2002/10/24 |
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Lesson 51 Theme:『対称』 by 岩手のGO |
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生活の違う者とが結びつき永きかければ夫婦ならんや |
岩手のGO |
2002/10/23 |
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柄ゆきも質も異なる猫なれど探し探され巴で眠る |
ゑつ子 |
2002/10/23 |
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この私鏡の中のシンメトリー化ける姿もいやでも見せられ |
鏡の精 せり |
2002/10/23 |
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同じ日にうえた苗木は甘い雨うけて豊かにそだち大小 |
よさ |
2002/10/23 |
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壊されて又石を積む小さい手 娑婆の親さえ鬼でありしを |
たみい |
2002/10/23 |
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我が市とは川をはさんだ大阪市七十歳で無料パスあり |
shell |
2002/10/23 |
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市庁舎を飾る季節の花時計 時が作れるシンメトリーか |
YUKIKO |
2002/10/23 |
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くるくると風をまわすよ風ぐるま風にまわるよ羽根風ぐるま |
万里子 |
2002/10/23 |
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母細胞面対称に増殖する偶数の中海星の足は |
直哉 |
2002/10/23 |
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この夏を闊歩していたサンダルは右側ひどく磨り減って秋 |
響 |
2002/10/23 |
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うどん派と蕎麦好き夫婦の山旅の終わりはやはり信濃の駅蕎麦 |
径 |
2002/10/24 |
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Lesson 50 Theme:『家電』 by 美作直哉 |
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ガタガタと洗いと絞りの二刀流そうよ私は貴方がいいの |
たみい |
2002/10/22 |
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チーン音で「何出てくるの?」りらは待つ湯たんぽを見てがっかりしてる |
shell |
2002/10/22 |
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ミキサーに入れて混ぜたら出来上がり神様教えて私のレシピ |
よさ |
2002/10/22 |
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10年も掃除機をきらうこの猫はこんなところも飼い主に似る |
万里子 |
2002/10/22 |
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恐ろしき分子振るわすマイクロ波その兵器にて食を熱す |
岩手のGO |
2002/10/22 |
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開け閉めをした子ら出でて田舎家の2本のビール冷えすぎて二人 |
ゑつ子 |
2002/10/22 |
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指入れて痛み覚える扇風機マンションの前君を解いて |
直哉 |
2002/10/22 |
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エアコンの功罪思うたをやめに真夏の23℃はつらい |
径 |
2002/10/22 |
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洗濯機渦眺めてこの胸に芽生えた嫉妬をやけで投げ込む |
鏡の精 せり |
2002/10/23 |
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くしゃくしゃの洗濯物が蘇るアイロンかけて昨日を伸ばす |
響 |
2002/10/23 |
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Lesson 49 Theme:『建築物』 by たみい |
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青の中すっくと立てる灯台よ君は火を得て闇を切り抜く |
たみい |
2002/10/21 |
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渡殿(わたどの)へ静々参る名橋にて濃き袙(あこめ)を翻しており |
鏡の精 せり |
2002/10/21 |
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強欲の象徴なるは崩れ去るバベルと共にエンパイアもまた |
岩手のGO |
2002/10/21 |
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偽物の小川のほとりの水車小屋静かにまわる夢をみている |
よさ |
2002/10/21 |
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じかに見る無限を醸す二畳間はわびさびとでも言えばよいのか |
ゑつ子 |
2002/10/21 |
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神目指し高層ビルは聳え立つ諦めた者屋上に一人 |
直哉 |
2002/10/21 |
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京都には四年前から行きたいと源氏物語ミュージアムへね |
shell |
2002/10/21 |
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尼君が閼伽汲みましし大原の寂光院は万緑に燃ゆ |
径 |
2002/10/21 |
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さらわれし子供のために残したる故郷の家は古さびており |
万里子 |
2002/10/21 |
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雲の峰押しやるごとくそびえ立つランドマークを見ている真昼 |
響 |
2002/10/21 |
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Lesson 48 Theme:『土』 by 美作直哉 |
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雨あがり土を掘るのはやめてよね甘えるりらにつぶやく私 |
shell |
2002/10/20 |
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秋迎え実る大地の土にこそ人の歴史の重み感ずる |
岩手のGO |
2002/10/20 |
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鼻先の乾いた土はさきほどの肉埋めしなり場所な忘れそ |
ゑつ子 |
2002/10/20 |
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土のうえ偏平足が得意気にかけっこをする4歳の秋 |
よさ |
2002/10/20 |
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新しい土盛り上がるモグラ道あたま出すなよ猫が待ってる |
たみい |
2002/10/20 |
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土に生き土に還りし父であり手紙の最初は野菜の話 |
響 |
2002/10/20 |
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頷いて老婆は握る泥団子孫の時代の記憶と共に |
直哉 |
2002/10/20 |
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馬上より芝土に落ちる束の間に騎手にとどくや無数の吐息 |
万里子 |
2002/10/20 |
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茜色土に帰りし亡き友の苦しみ想い無念さ染まる |
鏡の精 せり |
2002/10/21 |
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赤玉と腐葉土買い来て腕まくり園芸作業は佳境に入りぬ |
径 |
2002/10/21 |
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Lesson 47 Theme:『雨』 by 響 |
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迎火が小雨にけぶる盂蘭盆会御魂は無事に辿り着くらん |
響 |
2002/10/19 |
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審判と選手の上に降る雨はいずれ忘れ去られるけれども |
よさ |
2002/10/19 |
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傘の柄を持つ手が触れて口ずさむ「雨が小粒の真珠なら」 |
ゑつ子 |
2002/10/19 |
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ぬばたまの闇に降る雨 傘を差す右手に重い 東京は雨 |
YUKIKO |
2002/10/19 |
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雨の日に駅まで迎え傘を持ちなつかしいなーそんな日もあった |
shell |
2002/10/19 |
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差し出した傘もささずに走り去るやらずの雨を知らぬ野暮天 |
径 |
2002/10/19 |
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悪しき夢も嬉しき日々も誰や知る束ねて流せ優しの雨よ |
たみい |
2002/10/19 |
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温かと思ひし雨は心嬉し冷たきなれば心涙す |
岩手のGO |
2002/10/19 |
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秋告げる冷たい雨が街を行く軽いノックでシグナルを変え |
直哉 |
2002/10/19 |
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死の影の漂う曲も「雨だれ」と名付けられたり 優しきショパン |
万里子 |
2002/10/19 |
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夢殿の太子求めて天恋(あまごい)も期待はずれの小ぬか雨降る |
鏡の精 せり |
2002/10/21 |
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Lesson 46 Theme:『鞄・袋』 by 美作直哉 |
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置き去りの学生鞄の不自然な傷より深い彼方の君よ
(from stock) |
直哉 |
2002/10/18 |
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見え張ってちさな鞄を求めればたちまちにして押入れの奥 |
ゑつ子 |
2002/10/18 |
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亡き人の遺品を詰める袋入れ涙とともに想いも添える |
鏡の精 せり |
2002/10/18 |
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大きめの旅行かばんに入ってるお土産ゆうべのココダケノコト |
よさ |
2002/10/18 |
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ブランドの鞄やセーター欲しがりし妻の訴え冬の到来 |
岩手のGO |
2002/10/18 |
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あなたをね鞄に入れて遠いとこ連れ出したいな私の願い |
shell |
2002/10/18 |
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今日もまた黒い鞄にケイタイを入れて小さな旅に出ようか |
YUKIKO |
2002/10/18 |
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大き目の通勤鞄にしのばせる七つ道具に紅は数えず |
径 |
2002/10/18 |
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かばんから帽子の中からぱっかりと鳩を取り出す不思議さが好き |
万里子 |
2002/10/18 |
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寅さんは鞄一つで西東 我が子の荷物なぜにトラック |
たみい |
2002/10/18 |
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少年のひしゃげたカバン閉じ込めし夢など抱へて通う学び舎 |
響 |
2002/10/19 |
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Lesson 45 Theme:『ガラス』 by 美作直哉 |
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わからない?傷つきやすくもろくってガラスでできた私の心 |
shell |
2002/10/17 |
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飲み干した青いガラスのビンの中覗いて君と海にお別れ |
よさ |
2002/10/17 |
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晴れし日に妻の側にて掃除する昨夜の喧嘩ガラスの破片 |
岩手のGO |
2002/10/17 |
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腕白の割りし窓辺に立つ我に涙たたえて破片ひろう息子(こ) |
ゑつ子 |
2002/10/17 |
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そびえたつインテリジェントビルというガラスの中でしおれゆく花 |
万里子 |
2002/10/17 |
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きらきらと携帯電話はガラス球 紡ぐ言葉も偽物めいて |
直哉 |
2002/10/17 |
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喉を灼くバーボン煽るカウンターBaccaratは重く冷たい硝子 |
響 |
2002/10/17 |
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わが胸のするどき痛みはその元に割れたガラスの残れる如し |
YUKIKO |
2002/10/17 |
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こころ刺すガラスの破片に声あげる苛まれるに時効は無くて |
たみい |
2002/10/17 |
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シンデレラガラスの靴を捨てなさい予定調和が軋む音する |
径 |
2002/10/17 |
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逢いたくも逢うことならずガラス戸に息吹きかけて俊也と書くなり |
鏡の精 せり |
2002/10/17 |
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Lesson 44 Theme:『理科』
by よさ |
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酒石酸・重曹・砂糖水にまぜ「ほらラムネだよ」理科室の内緒 |
よさ |
2002/10/15 |
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豚の目に睨み睨まれ臆するが教師も睨む解剖実験 |
岩手のGO |
2002/10/15 |
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ニワトリを解剖したのこうやって卵産まぬを鶏舎より出し |
ゑつ子 |
2002/10/16 |
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わたくしの平均点を下げていたさっぱりわからぬ化学と物理 |
shell |
2002/10/16 |
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学び舎の標本室に鍵下りて又夜が来るされこうべかな |
たみい |
2002/10/16 |
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陽(ひ)の光集めて点す虫眼鏡
あなたへ届け僕のソネット |
直哉 |
2002/10/16 |
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人の驕りまざまざと見る系統樹たゞ暗記した高一の春 |
万里子 |
2002/10/16 |
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逢いたくて星に旅立ち逝った人を望遠鏡覗き右手差し出す |
鏡の精 せり |
2002/10/16 |
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優性遺伝わたしに伝わるものは何母そっくりの鏡見つめる |
径 |
2002/10/16 |
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湖沼には怪獣いるらし単眼を覗けばそこにミジンコのまなこ |
響 |
2002/10/16 |
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Lesson 43 Theme:『お菓子』 by 万里子 |
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羊羹の薄きひときれ含む時遺影の父のよみがえりくる |
万里子 |
2002/10/15 |
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鬱憤を胸にガリガリ岩おこし知らず手が伸び5枚は軽く |
ゑつ子 |
2002/10/15 |
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仏壇に手を合わせつつ薄目あけそっと饅頭手に忍ばせる |
岩手のGO |
2002/10/15 |
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栗きんとん正月のものと勘違い栗がベースの生菓子なりし |
鏡の精 せり |
2002/10/15 |
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綿菓子をちょうだい、駄々こね泣く子らはすでにベタベタ、綿菓子、綿菓子 |
よさ |
2002/10/15 |
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板チョコをドンドンほおばる俵万智 苦味も少し欲しくはないか |
たみい |
2002/10/15 |
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誕生日あなたのために買ってきたレモンシフォンはおいしかったね |
shell |
2002/10/15 |
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現実と夢の間(はざま)で息をする少女 渋谷はお菓子のお家ウチ |
直哉 |
2002/10/15 |
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一日のため息を呑むブレンドの苦味和らぐモンブランの栗 |
響 |
2002/10/15 |
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針で突くつるりと羊羹玉剥けるさなぎ抜け出た少女のように |
径 |
2002/10/16 |
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Lesson 42 Theme:『動物』 by ゑつ子 |
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浴室のガラスに映る猫の影 水しみたれば湯を欲しがりて |
ゑつ子 |
2002/10/14 |
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家猫の出産せりしその場所は我と過ごした布団の中で |
岩手のGO |
2002/10/14 |
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檻の中廻りつづけるアナグマの狂おしいほど花開く生 |
直哉 |
2002/10/14 |
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りら帰りひとりぼっち解消ああ幸せだ私の宝 |
shell |
2002/10/14 |
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三毛猫がぴゅうっと風の伴走し 飼い主の声聞きもしないで |
よさ |
2002/10/14 |
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半年で産むなる生を絶たれるやミケ間断なく待合で泣く |
たみい |
2002/10/14 |
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我が事に囚われし朝約束をひとつ忘れて 犬撫でている |
響 |
2002/10/14 |
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シート小屋ひたすら守り鳴く犬よ君に守れぬものも多いね |
万里子 |
2002/10/14 |
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叱られて拗ねたる猫と老父とが根競べする小春日の縁 |
径 |
2002/10/14 |
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生まれいで小さき鳥は台風で人に救われ巣立ち忘れて |
鏡の精 せり |
2002/10/15 |
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Lesson 41 Theme:『電話』 by 美作直哉 |
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「もしもし」で上か下かを当てられず息子らときにフェイントかける |
ゑつ子 |
2002/10/13 |
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墓地・下着・教材・宅地・やせぐすりいらないものだけすすめる電話 |
万里子 |
2002/10/13 |
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君からと告げるナンバー・ディスプレイ 昨日のケンカでうんざりなの |
よさ |
2002/10/13 |
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最後まで私の体案じてた彼のH゛は私のもとに |
shell |
2002/10/13 |
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押し黙る受話器に身をば預けをり膝は崩れて息絶えにけり |
たみい |
2002/10/13 |
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秋野原電話の糸に風が告ぐ私を探して北の異国の |
直哉 |
2002/10/13 |
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外勤のスタッフからの連絡は何故か集中午後四時の直帰 |
響 |
2002/10/13 |
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誰もいぬ宿の館内鳴り響く誰がかけるか内線電話 |
岩手のGO |
2002/10/14 |
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届いたかそうかとだけで母を呼ぶ父の電話のいつものパターン |
径 |
2002/10/14 |
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生まれたと知らせる電話喜びに受話器握りて聞こえるなみだ |
鏡の精 せり |
2002/10/15 |
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Lesson 40 Theme:『飲み物』 by shell |
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秋の夜は人恋しいなでもひとりルビー色したハーブ・ティー飲む |
shell |
2002/10/12 |
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坊さんの勧めし琥珀の飲み物は恋なるものを思い出すとて |
ゑつ子 |
2002/10/12 |
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パジャマ着てオランチョ・ボンベイステアする僕のマティーニ
オレンジの「時」 |
直哉 |
2002/10/12 |
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今やあるじょんから流る安酒場 君に酔うたり芯から酔うたり |
たみい |
2002/10/12 |
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新婚の君たちにこそふさわしいアイスワインで乾杯しようね |
よさ |
2002/10/12 |
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風邪気味と琥珀の梅酒お湯で割りわざと咳などしてはお代わり |
響 |
2002/10/12 |
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火の玉が食道滑り落ちしのち梨の香うれしきシュナップス |
万里子 |
2002/10/12 |
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一晩に何杯飲めるか試みて四十七杯珈琲苦し |
岩手のGO |
2002/10/14 |
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この席に座っていたのねブラックのコーヒー二杯飲む間の過去形 |
径 |
2002/10/14 |
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恋しくて喜び悲しみブレンドしざくろカクテルグラス傾け |
鏡の精 せり |
2002/10/16 |
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Lesson 39 Theme:『感謝』 by 美作直哉 |
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ありがとう「楽しくないと損だろう」あの一言は心に響く |
shell |
2002/10/11 |
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過去形で言わせたくない「ありがとう」言葉にすればあまりにさびし |
ゑつ子 |
2002/10/11 |
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出会いしを忘れる事なく奇跡とし感謝の言葉を歌に託せり |
鏡の精 せり |
2002/10/11 |
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大気冷え四十一度の冬気配無事に厄越え羊夢見んとす |
岩手のGO |
2002/10/11 |
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いつの世の縁に因れるや此の地にて齢(よはひ)を重ね参る氏神 |
たみい |
2002/10/11 |
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100年も前に生まれりゃ死んでるよ おまけの人生おいしいご飯 |
直哉 |
2002/10/11 |
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じゃがいもがようけできたでまっとりゃあ 宅配便で季節知る今日 |
よさ |
2002/10/11 |
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スタッフは何事もなき顔をして我が失策をカバーしてをりぬ |
響 |
2002/10/11 |
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「ありがとう」さえ言わないでえらそうに ごはんを食べるわが飼い猫は |
万里子 |
2002/10/11 |
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Lesson
38 Theme:『心に残る映画のワンシーン』
by 岩手のGO |
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愛語る世界違いし二人には言葉もいらずただ見つむるや:「刑事ジョンブック」 |
岩手のGO |
2002/10/10 |
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Love is A
Many-Splendid Thing とは 言えども哀し香港の青:「慕情ー香港の丘」 |
たみい |
2002/10/10 |
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後悔もたとえ未来がわかっててもやはりあなたを選ぶと思う:「ペギー・スーの結婚」 |
shell |
2002/10/10 |
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鉢植えを地上に戻し大声で泣いて言葉はどこかに消えた:「レオン」 |
よさ |
2002/10/10 |
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赤き薔薇モノクロのなかにくっきりと血脈のごとく映し出さる:「シンドラーのリスト」 |
万里子 |
2002/10/10 |
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なににつけひまわり畑に佇める気丈な姿涙すここち:「ひまわり」 |
ゑつ子 |
2002/10/10 |
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世界一豪華客船航行し二人は束の間幸せな風:「船」 |
響 |
2002/10/10 |
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もう会わない君と最後の夜だからシネマのようにkissでサヨナラ:(洋画全般) |
直哉 |
2002/10/10 |
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幾重にも想いをかけたいじらしさ紫上永久の別れに |
鏡の精 せり |
2002/10/16 |
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Lesson 37 Theme:『文房具』 by 美作直哉 |
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鉛筆の企画書紡ぐディスプレイ咥えるおにぎり味もわからず |
直哉 |
2002/10/8 |
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逢いたいと願う想いを果たせずに消すに消せない消しごむなりし |
鏡の精 せり |
2002/10/9 |
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恋模様悩みて選ぶ色合いは色鉛筆の彩り似て |
岩手のGO |
2002/10/9 |
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書いて消し又ためらひてペンを置く君の便りに応える我なし |
たみい |
2002/10/9 |
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エンピツで君の名書いた下敷きを指でこすって消しては書いて |
ゑつ子 |
2002/10/9 |
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ホチキスで白衣のすそのほころびを応急処置して ハイ、次の人! |
よさ |
2002/10/9 |
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下敷きでスカートの中に風送る十八歳・夏・図書館の午後 |
万里子 |
2002/10/9 |
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授業中書かれた手紙素っ気無い鉛筆文字のレポート用紙 |
shell |
2002/10/9 |
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膠着の会議を破る君の声メモ滑らかな賛同のペン |
響 |
2002/10/9 |
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Lesson 36 Theme:『波・海』 by たみい |
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九十九里の浜に寄す波さわさわと遥かに続く海のフリルよ |
たみい |
2002/10/8 |
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夏の日の恋の終わりを想い出す悲しみ色の南港の海 |
shell |
2002/10/8 |
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櫓を漕いで沖に出たらば大波をめがけ飛び込み海とたわむる |
ゑつ子 |
2002/10/8 |
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草色の風を纏って少年は灯台下の磯へと走る
(from stock) |
直哉 |
2002/10/8 |
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7号のドルフィンリング遠浅の海に放物線を描いた |
よさ |
2002/10/8 |
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寄せる波返す波にはひとしずく密やかにして鏤めており |
鏡の精 せり |
2002/10/8 |
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濁流の川波のごとき雲あおぎ深まる秋の訪れを知る |
万里子 |
2002/10/8 |
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友の間にさざなむ空気揺れ惑う唇かみし乙女の試練 |
岩手のGO |
2002/10/8 |
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謎というバミューダ海域トライアングル語る君が大好きだったよ |
響 |
2002/10/8 |
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Lesson 35 Theme:『桔梗』
by よさ |
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三年の記憶を君に手渡した桔梗に似せた丸い校章 |
よさ |
2002/10/7 |
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子供の頃大人になったら理想だった桔梗のような女性になると |
shell |
2002/10/7 |
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畦道に目を見開いた雛桔梗 強くなること生きるということ |
直哉 |
2002/10/7 |
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今は亡きキセル姿の祖母偲び墓前捧ぐは桔梗といふ |
岩手のGO |
2002/10/7 |
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つくばいに寄り添うように桔梗咲く一輪ほどの明るさ温さ |
ゑつ子 |
2002/10/7 |
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日を終えて帰る馬の背に一輪の桔梗揺れたり草束の中 |
たみい |
2002/10/7 |
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この黒き石に陰なす桔梗紋清けき水を汲みて注がむ |
YUKIKO |
2002/10/7 |
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ベランダに咲く白桔梗の苗の鉢一緒に買ったあなたはいない |
万里子 |
2002/10/7 |
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墓前にと紬の女性(ひと)は一束の桔梗抱いて父を詣でる |
響 |
2002/10/7 |
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ふっくらと膨らむ蕾愛らしくぽんと音たて咲く桔梗なり |
鏡の精 せり |
2002/10/8 |
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Lesson 34 Theme:『探す』 by 美作直哉 |
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酔いの後頭痛しと手探りで掴んだ時計寝坊と気付く |
岩手のGO |
2002/10/6 |
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なりゆきで手放したのが悔やまれてひそかに探すランプともして |
ゑつ子 |
2002/10/6 |
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誰だっけ?頭の中の引き出しを探し回った微笑み崩さず |
よさ |
2002/10/6 |
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かくれんぼあなたの後ろ探してね私に気づいて振り返ってよ |
shell |
2002/10/6 |
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雛遊び友のお庭は駐車場お地蔵さまは何処におはすか |
たみい |
2002/10/6 |
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探しもの手に落ちないのは判ってる近づく幸せ見つかればこそ |
直哉 |
2002/10/6 |
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笑わない運動会もありました十一歳のこころを探す |
響 |
2002/10/6 |
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親も子も自分探しの旅に出る 平成不況のまっただなかに |
万里子 |
2002/10/6 |
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酔いしれて想い絡めて指絡めまさぐる肌のぬくもり恋し |
鏡の精 せり |
2002/10/6 |
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Lesson 33 Theme:『色』 by 万里子 |
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半袖の白いシャツなら今も着る生徒手帳はなくしたけれど |
万里子 |
2002/10/5 |
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灰色のパソコンって箱かわいげが欲しくなったの君の名つける |
よさ |
2002/10/5 |
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憧憬の闇の力を纏う振り銀のピアスは嘘の数だけ |
直哉 |
2002/10/5 |
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愛読書「色々な色」という名のなぜかホッとする時間が持てる |
shell |
2002/10/5 |
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てんてまり赤と黄色の帯しめて別のお手々に又渡された |
たみい |
2002/10/5 |
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色即是 ひとりに落つる今日の日の暮るる色にぞ 空を染めなむ |
YUKIKO |
2002/10/5 |
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紅白に分かれて子らは戦えり運動会は泣き笑いの日 |
響 |
2002/10/6 |
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Lesson 32 Theme:『時』 by 美作直哉 |
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初めての儚い恋の想い出は時の流れというオード・トワレ |
shell |
2002/10/4 |
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紅葉の色づき散りぬ年月を君にかかるな時を止めらん |
岩手のGO |
2002/10/4 |
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蛇口から漏れる雫の同心円変わらぬ日々に生を躊躇う |
直哉 |
2002/10/4 |
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時ためて今奢れるや花もみぢ君振り向かば舞いて散るらん |
たみい |
2002/10/4 |
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時の輪のはじっこにいて別れてはまた巡り会おう永久磁石 |
よさ |
2002/10/4 |
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ラベンダー香りに溶けてゆく時の不思議の空を駆ける少女よ |
YUKIKO |
2002/10/4 |
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ひまわりの咲く公園を吹き抜ける風はレモンの色の追憶 |
万里子 |
2002/10/4 |
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季節ごと星座が描く空の絵図時の尺度は光年単位 |
響 |
2002/10/4 |
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時巡りこころの傷み抱きしめて生きているって優しくなれる |
鏡の精 せり |
2002/10/4 |
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Lesson 31 Theme:『滝など』 by 鏡の精 せり |
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箕面の滝子供の頃はよく行ったねもみじのてんぷら猿が名物 |
shell |
2002/10/3 |
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紅葉の赤目四十八滝を巡り夕日の二人となりぬ |
直哉 |
2002/10/3 |
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逢ひたしと惑う心も愛しさも早池峰奥の滝にかえさむ |
岩手のGO |
2002/10/3 |
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踏み越えて河津七滝もみぢ映え我を過ぐるは若き康成 |
たみい |
2002/10/3 |
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ふり仰ぐ奈曽の白滝しぶきあげ緑清かに風渡りけり |
YUKIKO |
2002/10/3 |
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突然に噴水あがる公園の広場で君は濡れたと笑う |
響 |
2002/10/3 |
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滝の名の花火は夜空をなだれ落つ地上の草に忍び寄る秋 |
万里子 |
2002/10/3 |
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浄蓮の滝の飛沫と水底に何を観せるや心の深淵 |
鏡の精 せり |
2002/10/3 |
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Lesson 30 Theme:『乗り物』 by 響 |
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ゆりかもめひとりでいるのは私だけ 「気楽でいいや」負け惜しみ言う |
shell |
2002/10/1 |
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夢空間天馬黒駒跨りて馳せて爽快銀河を巡らん |
鏡の精 せり |
2002/10/2 |
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鞍きしみ不安になれど秋の空我が身の重さ受けとめし古馬 |
岩手のGO |
2002/10/2 |
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水辺行くモノレールから見る街の春の暮色は君の思い出 |
YUKIKO |
2002/10/2 |
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はだか馬の腹を絞めたる白き脛 風野は置かれ香の残りたる |
たみい |
2002/10/2 |
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あの角を右に曲がれば君の家 胸のジャイロで軋む自転車 |
直哉 |
2002/10/2 |
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めまいする高さを回る観覧車空と海とを二人見ている |
万里子 |
2002/10/2 |
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肩に負う重みいろいろ通勤の車輌は今日もかばんを運ぶ |
響 |
2002/10/2 |
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Lesson 29 Theme:『カミ』 by よさ |
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卵焼き甘くないんだカミさんは他人だから と 愚痴言われても |
よさ |
2002/9/30 |
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書こうかな彼に手紙を出せないけれど つのる想いを心をこめて |
shell |
2002/10/1 |
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自販機の忘れ釣り銭あさる子が神の名を呼ぶ灰色の空
(from stock) |
直哉 |
2002/10/1 |
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神宿る椎の古木に嵐吹き原を分け入り百鬼夜行す |
たみい |
2002/10/1 |
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狂うほど愛する人を待ち侘びて智恵子は紙の切り絵を作る |
YUKIKO |
2002/10/1 |
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子供らが陽だまりの中繰り返すいしかみはさみ笑いあう声 |
響 |
2002/10/1 |
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千代紙を細かく細かくおりたたみ千羽の鶴を跡地に捧ぐ |
万里子 |
2002/10/1 |
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父方も母方も禿げその血ゆえ髪洗う後手のひら見ゆる |
岩手のGO |
2002/10/1 |
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