| 短歌ドリル公式記録簿 | 2002年12月号 | ||||
| 毎日のお題から即日UP!短歌のWeb練習会、公式記録です。 | |||||
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| Lesson 115 Theme:『自由題(年末特別企画)』 by 美作直哉 | |||||
| 泣かないで夜空の星よとこしえに明るく光れレオの星星 | zenkyu | 2002/12/28 | |||
| コンパスを5cm開いて円を描く3秒の間に永遠の距離 | 直哉 | 2002/12/28 | |||
| 淋しくてたまらないとき脇をしめ手のひら握り力を溜める | ふぱみ | 2002/12/28 | |||
| 生きているあかしを探し苦も楽もみそひともじと二人三脚 | よさ | 2002/12/28 | |||
| 「やったぜ」と我をねぎらうボランティア笑いと涙の宝さずかる | ゑつ子 | 2002/12/28 | |||
| よもすがらまつげにつどふときじくのさもありなむとおつるしずくや | 鏡の精 せり | 2002/12/28 | |||
| 森の中通る時には原初なる獣の血潮身の内に見る | 万里子 | 2002/12/28 | |||
| 片思いそれでいいよ夢があるいつかこじれてダメになるより | shell | 2002/12/28 | |||
| ねぇ少し休みましょうか足元に小さな花がほらこんなに咲く | 径 | 2002/12/28 | |||
| にわか雨止むなと願い君の傘駅までの道遥かにあれと | 響 | 2002/12/29 | |||
| Lesson 114 Theme:『擬声語・擬態語』 by 美作直哉 | |||||
| 「バウワウ」とアメリカ犬は吠えるらし『バウリンガル』とは言いえて妙なり | ゑつ子 | 2002/12/27 | |||
| 歳末は砂がさらさら落ちる音聞こえるような時のスピード | 万里子 | 2002/12/27 | |||
| むらさきの帯の結解(ひもとき)しゅっしゅっと泣く静寂(しじま)に舞し女心かも | 鏡の精 せり | 2002/12/27 | |||
| すやすやと寝ている「りら」の顔をみて今日もがんばろっ明日もがんばろっ | shell | 2002/12/27 | |||
| くちゅくちゅにプリンかきまぜカラメルの苦味に少し救われたくて | よさ | 2002/12/27 | |||
| くにくにとピザ生地こねる白い手が脳に伝える癒しの感触 | ふぱみ | 2002/12/27 | |||
| ころころとでんぐりがえし繰り返しスクッと立って微笑返し | 直哉 | 2002/12/27 | |||
| ガラガラポン福引いつもスカばかりいいわあなたを当てたのだから | 径 | 2002/12/27 | |||
| ギリギリときしむ刃物を見つめてはこれは無理だと思い知る時 | zenkyu | 2002/12/27 | |||
| 張り替える障子の白の燦燦と冬日を浴びて家若返る | 響 | 2002/12/27 | |||
| Lesson 113 Theme:『いにしえ』 by zenkyu | |||||
| 大きな木腕をまわしてとどかない何故そびえるか いにしえの杉 | zenkyu | 2002/12/26 | |||
| いにしえの歌が大好きカラオケで服部メロディ「ホントの年は?」 | shell | 2002/12/26 | |||
| いにしえの薫りただよう藤の花貴方の面影私の安らぎ | 鏡の精 せり | 2002/12/26 | |||
| この亀に一度聞きたいひざ合わせいにしえからの有象無象を | ゑつ子 | 2002/12/26 | |||
| 古の防人たちの歌読めば現の戦士と変わらぬ郷愁 | 響 | 2002/12/26 | |||
| 秋篠の地蔵菩薩はいにしえの蒼天に響く風の音を聴く | 万里子 | 2002/12/26 | |||
| いにしえより都の風に吹かれたる柳に我の存在を問う | よさ | 2002/12/26 | |||
| いにしへの明日香の里に立ちまししみほとけ今に世をみそなはす | 径 | 2002/12/26 | |||
| 黒光りする床のうえ寝転べば古の梁の守り神白蛇 | ふぱみ | 2002/12/26 | |||
| 古の匠の技も現世の糧となりおり金型成型 | 直哉 | 2002/12/26 | |||
| Lesson 112 Theme:『救助』 by 美作直哉 | |||||
| 兵が傷つき倒れ救われるそこに待つのはナイチンゲール | zenkyu | 2002/12/25 | |||
| 救えない心の距離は果てしなく無力な我に為す術もなく | 鏡の精 せり | 2002/12/25 | |||
| 救われた日から新たな生を受くはずであったがいまなお混沌 | ゑつ子 | 2002/12/25 | |||
| 「助け合い募金にどうか協力を」耳に残って電車にのりこむ | よさ | 2002/12/25 | |||
| 笑い合い「あんな時代もあったね」と言える救いの日は来るかしら | 万里子 | 2002/12/25 | |||
| 雨の日も風の吹く日も雪の日も君の笑顔にまた救われる | 直哉 | 2002/12/25 | |||
| 「もう俺の助けは要らぬ」と思ってるのあなたの支え求めてるのに | shell | 2002/12/25 | |||
| 会議室三〇二号は四面楚歌きみのひとこと我を救うよ | ふぱみ | 2002/12/25 | |||
| 病葉に乗せて小さな蟻救う偽善者だねとつぶやきながら | 径 | 2002/12/25 | |||
| 跳躍のゴールは高く躊躇うも助走の時は確かな鼓動 | 響 | 2002/12/25 | |||
| Lesson 111 Theme:『Xmas』 by 美作直哉 | |||||
| 帰り道急ぎ足にはXmas戻るそこにはキャンドルライト | zenkyu | 2002/12/24 | |||
| 荷を負わせ山坂越えたクリスマス贈るカードに「感謝を込めて」 | ゑつ子 | 2002/12/24 | |||
| Christmas一足先に戴いたいのちをかけたloveletterなり | 鏡の精 せり | 2002/12/24 | |||
| 「今夜こそサンタに会うんだ」初めてのブラックコーヒー顔をしかめて | 直哉 | 2002/12/24 | |||
| 残業じゃないといいなあクリスマス・ケーキのかわりのお昼のデザート | よさ | 2002/12/24 | |||
| クリスマスグルメ特番前にしてはふはふほおばる宅配のピザ | 万里子 | 2002/12/24 | |||
| 君いない街はネオンに包まれて私は歌う「BLUE CHRISTMAS」 | shell | 2002/12/24 | |||
| 家族らが出かけた後のリビングで静かに流れるクリスマスソング | ふぱみ | 2002/12/24 | |||
| クリスマスイヴのざわめき遠く聞き君の足音待ちわびている | 径 | 2002/12/24 | |||
| 理由もなく泣きたい夜だ役目一つ終わらせた日がクリスマスとは | 響 | 2002/12/24 | |||
| Lesson 110 Theme:『あと』 by よさ | |||||
| 見つめ合いすべてを曝し抱きあい至福の時は背の爪あとが | zenkyu | 2002/12/23 | |||
| 「あと一人!」とどろきわたる甲子園上空の月を雲かけぬける | 万里子 | 2002/12/23 | |||
| あきれたわ「大事なことは後回しにしてはダメよ」「じゃあバス釣りに」 | shell | 2002/12/23 | |||
| 君去りしあとに残るはもう少し気配りすれば悔いに包まれ | 鏡の精 せり | 2002/12/23 | |||
| 雪つもる夜道に猫のあしあとを見つけて同じリズムで歩く | よさ | 2002/12/23 | |||
| 久久に義母(はは)とゆっくりお茶すればあとからあとから出てくるお菓子 | ふぱみ | 2002/12/23 | |||
| よくぞまあ好いてくれたと思うもの大事にせんと後がないよね | ゑつ子 | 2002/12/23 | |||
| 「あと3度お空が寒けりゃ雪なんだ」キノコの親子は揃いのマフラー | 直哉 | 2002/12/23 | |||
| 後継ぎなど要らぬとうそぶきつつ海の根をねんごろに子に伝へをり | 径 | 2002/12/23 | |||
| 壁の絵を外してみればうっすらと額の形に西日の跡が | 響 | 2002/12/23 | |||
| Lesson 109 Theme:『未成年』 by 響 | |||||
| 決められた制服のごと少年ら駅のホームでタバコ吸う朝 | 響 | 2002/12/22 | |||
| 夜十時バッグ背負った小学生おにぎり頬張るコンビニ明るし | ふぱみ | 2002/12/22 | |||
| 自転車の学生服の一団が風に残せる青硬い声 | ゑつ子 | 2002/12/22 | |||
| 何もなし聞き役ばかり別世界修学旅行の告白タイム | shell | 2002/12/22 | |||
| 夜遊びも、酒も、煙草も、もうあきて、あした、はたちの誕生日、くる。 | よさ | 2002/12/22 | |||
| 何ひとつ許されないと叫びたい「未成年」には「不許可」が続く | 万里子 | 2002/12/22 | |||
| 母の手を求めずなりてをのこ子は薄き髭生ふ横顔を見す | 径 | 2002/12/22 | |||
| 現実と理想の間に振り上げる拳の脆さに気付きだす頃 | 直哉 | 2002/12/22 | |||
| 届出はまだ早いです嗜まれ婚姻届出せずに終わる | zenkyu | 2002/12/22 | |||
| 夢世界未成年の夢叶えられ成就させることもできるし | 鏡の精 せり | 2002/12/23 | |||
| Lesson 108 Theme:『うつる』 by 美作直哉 | |||||
| 清らかな泉の中のこころとはいつもは見えない自分が映る | zenkyu | 2002/12/21 | |||
| うっかりと洗濯物を一緒にし色が移って白がピンクに | shell | 2002/12/21 | |||
| 台風に沈みかけたる船を捨て飛び移る兄指を落とせる | ゑつ子 | 2002/12/21 | |||
| 口ぐせがうつってしまい同僚に「君たちいつからそんなに仲良し?」 | よさ | 2002/12/21 | |||
| ベッドから空のうつろいだけ見てた十年前の冬の病室 | 万里子 | 2002/12/21 | |||
| 微熱癒えソファーで過ごす休日の愛犬あくびわれもまた欠伸 | 響 | 2002/12/21 | |||
| 箱の中たまった写真三年分あの人この人笑顔あふれて | ふぱみ | 2002/12/21 | |||
| 会社去る君の気持ちを謄写する硬い握手を見守る同期 | 直哉 | 2002/12/21 | |||
| 信号の色あざやかに映り居り早出の朝の雨の舗道に | 径 | 2002/12/21 | |||
| 流れてる想いの川の水面にも面影映り消せる術もなく | 鏡の精 せり | 2002/12/23 | |||
| Lesson 107 Theme:『細・粒』 by 美作直哉 | |||||
| 我に課す掟を破り「おはよう」と芥子粒ほどの仲直りする | ゑつ子 | 2002/12/20 | |||
| 細粒の風邪薬の味気に入らず文句とともにオブラートで飲む | よさ | 2002/12/20 | |||
| 細打ちの粒麺と絡む豚骨のスープの美味さに背筋が伸びる | 直哉 | 2002/12/20 | |||
| 突然に光の粒が弾け飛ぶビーズ細工のストラップ切れて | 響 | 2002/12/20 | |||
| 夏休み昼の寝覚めに母を見ぬ心細さよかなかなの鳴く | 径 | 2002/12/20 | |||
| ライブにて「細く長く」と言っていた村下孝蔵涙ひとつぶ | shell | 2002/12/20 | |||
| 支えてる老いた母には左手を握るその腕細さ忘れじ | zenkyu | 2002/12/20 | |||
| はなびらのひとひらごとに冬の菊きらきらきらめく雨の粒つぶ | 万里子 | 2002/12/20 | |||
| 細細と商い続けて四十五年(しじゅうごねん)母が通いし洋品店閉じる | ふぱみ | 2002/12/20 | |||
| かけがえのないいのちをばうしないし大粒の露出る言葉なく | 鏡の精 せり | 2002/12/23 | |||
| Lesson 106 Theme:『は行の食べ物』 by 万里子 | |||||
| 薦められ口に運ぶもその怖さ飾り細工の大阪のはも | zenkyu | 2002/12/19 | |||
| 勘違いおはぎとぼたもちどっちにもあんこつきものつぶしがきかず | 鏡の精 せり | 2002/12/19 | |||
| 夏の宵ノウクリとやらの酢味噌和え 口ごもり言うそれは鱶(ふか)だと | ゑつ子 | 2002/12/19 | |||
| 牛乳と卵があって君がいて今日は作ろうぷるぷるプリン | よさ | 2002/12/19 | |||
| 鶏肉に白菜豆腐えのきだけこれでいいかな今夜はお鍋 | shell | 2002/12/19 | |||
| パンプキン・プディング甘し冬至の夜とにかくかぼちゃは食べねばならず | 万里子 | 2002/12/19 | |||
| 歯磨き粉左のほっぺにつけたままホットサンドにかぶりつく 急げっ | 直哉 | 2002/12/19 | |||
| 雨の日は卵カシャカシャかき混ぜてゆっくり作るふんわりケーキ | ふぱみ | 2002/12/19 | |||
| 山あいに若きらの声こだましてみごとに平らげらるバーベキュー | 径 | 2002/12/19 | |||
| 故郷は三陸リアスの片田舎夕餉の膳はヒラメとホヤと | 響 | 2002/12/19 | |||
| Lesson 105 Theme:『中』 by 美作直哉 | |||||
| 電車にて帰る実家に思いをかけ久々の道人ごみのなか | zenkyu | 2002/12/18 | |||
| この胸に泣きたい時はおいでよと言って欲しいナ夢の中だけ | shell | 2002/12/18 | |||
| 木々の葉に埋もれた中ひっそりと息衝いている釈迦如来像 | 鏡の精 せり | 2002/12/18 | |||
| フィナーレは音頭でしめる輪の中にチャンバラの吾も混じりて踊る | ゑつ子 | 2002/12/18 | |||
| 交差する人込みの中立ち止まる耳を澄ませど沈黙の渦 | 直哉 | 2002/12/18 | |||
| 中学の制服を着た弟は見慣れぬ朝の風景になり | よさ | 2002/12/18 | |||
| ひっそりと琥珀の中に閉じこもるいにしえの蟻に流れる時間 | 万里子 | 2002/12/18 | |||
| 中指は背高のっぽの兄さんとおさなが歌う細い指立て | 径 | 2002/12/18 | |||
| 惑わされどろどろの中もがいてる浮上するべく切り捨てるべし | ふぱみ | 2002/12/18 | |||
| 人形の中に小さな人形がマトリョーシカは無限の連鎖 | 響 | 2002/12/18 | |||
| Lesson 104 Theme:『四字熟語』 by shell | |||||
| 恋するとあなたのことしか見えなくてふとした仕草に一喜一憂 | shell | 2002/12/17 | |||
| ありふれた大言壮語聞きながら初志貫徹貫き通せ | zenkyu | 2002/12/17 | |||
| すさまじき八紘一宇を真に受けて命散らした羊の群は | ゑつ子 | 2002/12/17 | |||
| 蒼天は一瞬にしてかき曇り諸行無常の秋の雨降る | 万里子 | 2002/12/17 | |||
| 馬耳東風決めこみ亭主は偉そうに次から次へとチャンネルかえる | よさ | 2002/12/17 | |||
| 半年の工程改善目処が付く鬼も笑うか冬虫夏草 | 直哉 | 2002/12/17 | |||
| 「嘘でしょう」体重計とにらめっこ筋トレするぞ一念発起 | ふぱみ | 2002/12/17 | |||
| 押して駄目なら引いてみる人生は臨機応変出たとこ勝負 | 径 | 2002/12/17 | |||
| 生真面目に飽く齢となり酒場では大言壮語の男に惚れる | 響 | 2002/12/17 | |||
| 追いかけて恋焦がれてる想いひと国士無双の飛鳥の君よ | 鏡の精 せり | 2002/12/17 | |||
| Lesson 103 Theme:『崖っぷち』 by ゑつ子 | |||||
| カードだけペーパーマネー崖っぷちマネーレスにはあと何年か | zenkyu | 2002/12/16 | |||
| 電話代滞納したらし繋がらぬ子に渋々と振込みに行く | ゑつ子 | 2002/12/16 | |||
| わたくしを崖っぷちから救い出したあなたの心どこに行ったの | shell | 2002/12/16 | |||
| あの夜の東尋坊での出来事をわびた手紙を柩に忍ばせ | よさ | 2002/12/16 | |||
| たまきはる命を賭ける崖っぷち多くはないと君に告げたい | 万里子 | 2002/12/16 | |||
| 水道もガスも電気も抑えられ泊めてくれよと頼む同窓 | 直哉 | 2002/12/16 | |||
| 崖っぷち立たされたことないような幸せなのか鈍感なのか | ふぱみ | 2002/12/16 | |||
| 追いかけて貴方の後を崖っぷち先に行くなんってずるいんじゃない | 鏡の精 せり | 2002/12/16 | |||
| 崖上の虚空にうつし身さしのべて千尋の底の仏呼ばわる | 径 | 2002/12/16 | |||
| 検診も入札制度取り入れる精度管理が安価に勝てるや | 響 | 2002/12/16 | |||
| Lesson 102 Theme:『異国情緒』 by 響 | |||||
| 善隣門くぐればそこは蒸したての万頭あふれるチャイニーズタウン | 響 | 2002/12/15 | |||
| ハングルと日本語併記のモツ鍋屋通天閣の足元にあり | 直哉 | 2002/12/15 | |||
| ハルモニと共にアリラン唄いなば泣き笑いしつ「カムサハムニダ」 | ゑつ子 | 2002/12/15 | |||
| 外国(とつくに)の人に手紙をだしたのに電話ではただ一言ハロー | 鏡の精 せり | 2002/12/15 | |||
| 額には紅き色にも見えるもの知れにし友はガンジスの砂 | zenkyu | 2002/12/15 | |||
| ビル街を一筋それた長屋町(ながやまち)異国のごとく取り残されて | 万里子 | 2002/12/15 | |||
| 鶴橋の高架の下の商店街食欲そそるコリアタウンよ | shell | 2002/12/15 | |||
| クリスマスイルミネーション瞬けば駅前広場おとぎの国に | ふぱみ | 2002/12/15 | |||
| 外つ国の神の宮居を彩れるステンドグラスに似てビードロは | 径 | 2002/12/16 | |||
| Lesson 101 Theme:『告』 by 美作直哉 | |||||
| 夕暮れに時間を忘れ遊びでて時を告げるは「夕焼け小焼け」 | zenkyu | 2002/12/14 | |||
| サスペンス真犯人の告白はどうしていつも崖の上なの | shell | 2002/12/14 | |||
| せつなさは何ゆえ心満たすのか告白したのに答えてくれぬ | 鏡の精 せり | 2002/12/14 | |||
| 呼び方が変わったとたん早鐘が打って脳裏は大車輪する | ゑつ子 | 2002/12/14 | |||
| モニターに癌病巣が濃染すカルテ記載は「告知を希望」 | 響 | 2002/12/14 | |||
| 履歴書の誇大広告指摘する面接官は僕より若く | 直哉 | 2002/12/14 | |||
| 空腹を告げるにゃーごで寄り添ってまどろんでいる我らの日常 | 万里子 | 2002/12/14 | |||
| 時ならぬ目覚めとなりぬ病む父に再発告げんとする夢断ちて 径 | 径 | 2002/12/14 | |||
| 「終わってるよ」失恋告げる長男が腹筋をするリビングの夕 | ふぱみ | 2002/12/14 | |||
| Lesson 100 Theme:『カメラ』 by 径 | |||||
| 渡された見知らぬ人に請われてはシャッター切るはめ一眼レフを | zenkyu | 2002/12/13 | |||
| 宝物のごとくに手入れせし父の古きカメラは今はいずくに | 万里子 | 2002/12/13 | |||
| うれしいなH゛のカメラであなた撮る待ち受け画面に設定したわ | shell | 2002/12/13 | |||
| いつの世も男と女儚さはカメラ記録も陽炎のごとく | 鏡の精 せり | 2002/12/13 | |||
| 「はいチーズ」「1たす1は2」だなんてありふれてるよ そんな君が好き | ふぱみ | 2002/12/13 | |||
| 頼まれてぶっきらぼうがカメラマン「久々にいい人になったよ」 | ゑつ子 | 2002/12/13 | |||
| 銃殺刑笑むしかできぬ囚人のごとく引きつるシャッターの瞬 | 直哉 | 2002/12/13 | |||
| 撮るわよとカメラ向ければ拗ねたように空を見る癖まだなおらない | 径 | 2002/12/13 | |||
| 髭面の担ぐカメラを収めいしジュラルミンケースに星の子カービィ | 響 | 2002/12/13 | |||
| Lesson 99 Theme:『真似』 by ふぱみ | |||||
| 財布には小銭とお札カードばかり誰かの真似し「今日はつけね」 | zenkyu | 2002/12/12 | |||
| 君は君そのままでいて無理をして人真似するの私イヤなの | shell | 2002/12/12 | |||
| 幼くて親に別れし猫なればひじ枕まで我が真似をする | 万里子 | 2002/12/12 | |||
| ときどきは泣き真似をして確かめるやわらかなひと傍にいること | ふぱみ | 2002/12/12 | |||
| サラ金のCMソングを真似る子はサンタを信じる心の余裕 | 直哉 | 2002/12/12 | |||
| 真似と言う言葉紐解くMy辞書に似ている人と想い込んでた | 鏡の精 せり | 2002/12/12 | |||
| 真似せよと言ひし老師は嘆くらむ偽物さえも作れぬこの身を | ゑつ子 | 2002/12/12 | |||
| 幼な子はマネしてみせるパパにママ電車トラックねえそれは誰? | よさ | 2002/12/12 | |||
| コーヒーを飲む母真似ておさなごがお塩たっぷり入れ「あまくない・・」 | 径 | 2002/12/12 | |||
| 百円の軍艦巻きが売りというイクラを真似た技術に乾杯 | 響 | 2002/12/12 | |||
| Lesson 98 Theme:『薄』 by 美作直哉 | |||||
| 通り道いつもどおりの歩き方思わず止まる朝の薄氷 | zenkyu | 2002/12/11 | |||
| 薄力粉あれば作れるビスケット天ぷらドーナツお好み焼きが | shell | 2002/12/11 | |||
| 窓辺より薄明かり射す日の終わり月との会話始まる時間 | 万里子 | 2002/12/11 | |||
| 薄物が掛かれる衣桁を羽衣の松になぞらえ行きつ戻りつ | ゑつ子 | 2002/12/11 | |||
| 想い出はただセピア色に薄れ行くあの日あの時の君色ありし | 鏡の精 せり | 2002/12/11 | |||
| 薄力粉きらしてたのを忘れてた!てんぷら油と野菜どうしよう | よさ | 2002/12/11 | |||
| 乳白の薄いシルクに爪(つめ)立てる君の素肌へ0.8(コンマ8)ミリ | 直哉 | 2002/12/11 | |||
| 薄原しろがね豊かにうねりつつ海へとなだるふるさとの丘 | 径 | 2002/12/11 | |||
| 来年こそ余分なものは持つまいと年の瀬に買う薄い手帳 | ふぱみ | 2002/12/11 | |||
| 酒飲む?と悪友たちの誘い水 ごめん今夜は薄情者で | 響 | 2002/12/11 | |||
| Lesson 97 Theme:『電話』 by zenkyu | |||||
| 鳴らないと不安になりがち電話待ち鳴った瞬間こころが弾む | zenkyu | 2002/12/10 | |||
| マンションの上の階との長電話会えば話題はすぐ尽きるのに | 万里子 | 2002/12/10 | |||
| 週末は電話してたねあのひとに今は通じぬその番号よ | shell | 2002/12/10 | |||
| いい声の持ち主知りたく、なりすまし姉に叱られ中二の夏に | ゑつ子 | 2002/12/10 | |||
| 「ごめんね」とひとこと言えばすむけれど電話の前で行ったり来たり | ふぱみ | 2002/12/10 | |||
| こんなとき君に電話をしたいけどなんて言ったら良いのか分からず | よさ | 2002/12/10 | |||
| 真夜中の間違い電話の若者に「メロス」を引いて諭す記者あり | 径 | 2002/12/10 | |||
| 生欠伸君の日常報告の受話器持ち替えテレビを点ける | 直哉 | 2002/12/10 | |||
| お歳暮が届きましたとあちこちに見えぬ相手にぺこぺこお辞儀 | 響 | 2002/12/10 | |||
| 聞きたくてただ君の声聞きたくて為す術もなく携帯抱いて | 鏡の精 せり | 2002/12/11 | |||
| Lesson 96 Theme:『おとな』 by よさ | |||||
| こんなこと大人はしないと思ってた深夜に食べてるバニラアイス | 万里子 | 2002/12/9 | |||
| 合コンで初めて呑んだ水割りで立った瞬間酔いがまわった | shell | 2002/12/9 | |||
| 同窓会時計は示す11時「おかえり」の声に胸なでおろす | ゑつ子 | 2002/12/9 | |||
| 逢いたくも逢うことならずガラス戸に息吹きかけて大人の恋よ | 鏡の精 せり | 2002/12/9 | |||
| 言葉じり選ぶ便りのその手紙届けるものは大人の文句 | zenkyu | 2002/12/9 | |||
| 「おとな一枚」手に入れるのは容易くてはてさてわたしほんとにおとな | ふぱみ | 2002/12/9 | |||
| たし算とひき算だけで人生を語ろうとするオトナって人種 | よさ | 2002/12/9 | |||
| ぶつかって行ってもふわりと受け止めるだけじゃおとなと言えないでしょう!? | 径 | 2002/12/9 | |||
| 小雪舞う朝に緩き暖を取る煙草の炎に右手かざして | 直哉 | 2002/12/9 | |||
| マニュアルの通りに行かぬ接客の難しさなど息子は語り | 響 | 2002/12/9 | |||
| Lesson 95 Theme:『ちひさきもの』 by 美作直哉 | |||||
| 働きは身体を支えいまもなお代謝ホルモン小さな巨人 | zenkyu | 2002/12/8 | |||
| 駄々こねる胸の内なるちさきもの開かずの扉をこじ開けんとす | ゑつ子 | 2002/12/8 | |||
| 凛々と小さきベルのよな鈴蘭は調べ奏でる愛しさありて | 鏡の精 せり | 2002/12/8 | |||
| 一粒のマーブルチョコを運び行く蟻の一団ビル街にあり | 万里子 | 2002/12/8 | |||
| この頃は反抗期かもしれなくてされど変わらぬちひさきえくぼ | ふぱみ | 2002/12/8 | |||
| ありんこの行列じっと見つめてる我が子の影は斜めに長く | よさ | 2002/12/8 | |||
| アリさんの足は6本おさかなはないけどいつも前を向いてる (from stock) | 直哉 | 2002/12/8 | |||
| へぎ柚子のただ一片で冬の夜の鍋は豊かな香りを放つ | 響 | 2002/12/8 | |||
| 子育てのまねごとさせた甥っ子が私見下ろし「彼女できたよ」 | shell | 2002/12/8 | |||
| 銀河系の衝突 宇宙の片隅の地球の上でヒトが見ている | 径 | 2002/12/8 | |||
| Lesson 94 Theme:『花』 by 万里子 | |||||
| 石楠花に父がこめたるメッセージ今に思えば勿忘草か? | zenkyu | 2002/12/7 | |||
| 想いの芽双葉を着けて育まれどんな花色咲くや春の日 | 鏡の精 せり | 2002/12/7 | |||
| 落柿舎の石に寄り添うつわぶきの花をいまでも覚えていますか | ゑつ子 | 2002/12/7 | |||
| 店先は赤白ピンクのシクラメンやり残したこと今年も数多 | ふぱみ | 2002/12/7 | |||
| 店先の笑顔の輝くパンジーはひと株100円数の論理か | 直哉 | 2002/12/7 | |||
| 花言葉<人目を忍んで逢いに来て>メランボジウムを君に手渡す | よさ | 2002/12/7 | |||
| 「忍冬」因幡晃のこの歌が何故か心に響くこの冬 | shell | 2002/12/7 | |||
| 優しげに事務所を飾る胡蝶蘭二世議員がまた誕生す | 万里子 | 2002/12/7 | |||
| WEBの友より送り来し苗のサボナリアてふ花を咲かせぬ | 径 | 2002/12/7 | |||
| 起き掛けの梳かさぬ髪を見ないふり回覧板の話題は椿 | 響 | 2002/12/8 | |||
| Lesson 93 Theme:『かく』 by shell | |||||
| 進み出て今日も人のお節介慰めることかくありたしや | zenkyu | 2002/12/6 | |||
| 人前で苗字で呼ぶの一呼吸隠すことない関係なのに | shell | 2002/12/6 | |||
| クリスマスカクタスの鉢ひとつ置く洋食屋さんでコロッケを買う | 万里子 | 2002/12/6 | |||
| 少年と角を除いて将棋さす接戦までの苦労は知らず | ゑつ子 | 2002/12/6 | |||
| もういいよかくれんぼしてる鬼みたい我慢している想い出て恋 | 鏡の精 せり | 2002/12/6 | |||
| 書く言葉話す言葉に打つ言葉同じ歌でもアレンジ変わり | 直哉 | 2002/12/6 | |||
| 角巻に襟元うずめ忍びゆくほのかに白き雪の夜の底 | 径 | 2002/12/6 | |||
| 「今晩は帰らないから」君の目に僕がうつった革命の夜 | よさ | 2002/12/6 | |||
| Lesson 92 Theme:『言の葉』 by 鏡の精 せり | |||||
| 繋がらぬ光の先に綴られた言の葉の存在(あかし)読む術もなく | 鏡の精 せり | 2002/12/5 | |||
| 古びれた手帳の隅に言の葉を探し求めてたどる文字には | zenkyu | 2002/12/5 | |||
| 君からの最後の言葉あの時はこんな日の来る予想もできず | shell | 2002/12/5 | |||
| 問いかける葉がひるがえり剣になることも知らねばいたく傷つけ | ゑつ子 | 2002/12/5 | |||
| 日常は縦糸、想像を横糸、みそひともじの言の葉を織る | よさ | 2002/12/5 | |||
| 言霊の悪戯なのか人の名は鏡のように僕らを映す | 直哉 | 2002/12/5 | |||
| 初めてのネットで迎える誕生日言葉という名の贈り物あり | 万里子 | 2002/12/5 | |||
| ひらひらと空から言の葉舞いおちる拾い集めてあなたにあげる | ふぱみ | 2002/12/5 | |||
| いくたびか曲折ありし半生のその角ごとにひとつの言葉 | 径 | 2002/12/5 | |||
| Lesson 91 Theme:『冬』 by ゑつ子 | |||||
| 向かい風結い上げた髪引き締めて彼女は冬に立ち向かいゆく | zenkyu | 2002/12/4 | |||
| 飲め歌え楽しい時のまたたくま虎落笛吹く家路に向かう | ゑつ子 | 2002/12/4 | |||
| 富士山の冠雪は変われどもこの身はたえず三十歳なり | 鏡の精 せり | 2002/12/4 | |||
| クリスマス「もみの木の下で」見たくなるハッピーエンドなのに涙が | shell | 2002/12/4 | |||
| 電話機の隣りに飾る冬の薔薇この瞬間もあなたが好きよ | 万里子 | 2002/12/4 | |||
| 手のひらでうけとめゆっくり溶けていく六角形の花はキラキラ | よさ | 2002/12/4 | |||
| 雪降れば伝えたくなる君がいて赤い傘の中ケータイ取り出す | ふぱみ | 2002/12/4 | |||
| 木枯らしへ口笛奏でる電線に親子のからすも家路と急ぐ | 直哉 | 2002/12/4 | |||
| 南天にコロナ輝く北天のロンリーウルフ牙を研ぐべし | 径 | 2002/12/4 | |||
| Lesson 90 Theme:『寂』 by 美作直哉 | |||||
| 寂しげなあなたの瞳許してね私の心余裕がなくて | shell | 2002/12/3 | |||
| 口開き雨降る空を見つめてるアパートの窓黄色の帽子 | 直哉 | 2002/12/3 | |||
| 何気なく足を運んだその部屋は小さな寂しワンルームの灯 | zenkyu | 2002/12/3 | |||
| 高層の窓の明かりを仰ぐとき揺らぐ地面を踏みしめてみる | 万里子 | 2002/12/3 | |||
| さびしいと呟く人を邪険にも払いし我もそをもてあまし | ゑつ子 | 2002/12/3 | |||
| いつまでもこの腕の中あるまじと我より背高き息子に思う | ふぱみ | 2002/12/3 | |||
| さすらいの詩人の行方見失い返らぬこだまに耳を澄ませる | 径 | 2002/12/3 | |||
| 埋められた幼い我が子の骨思う真夜中いつも辛い静寂 | よさ | 2002/12/3 | |||
| 寂しくて人恋しさになみだする指の間に間に零れて落ちる | 鏡の精 せり | 2002/12/4 | |||
| Lesson 89 Theme:『風』 by 径 | |||||
| 流星群降るという夜のベランダは雪のにおいの風の吹きくる | 万里子 | 2002/12/2 | |||
| そよ風の贈り物には涙して冬の風には戦い挑む | zenkyu | 2002/12/2 | |||
| 何回も映画舞台を観たけれど「風と共に去りぬ」は名作 | shell | 2002/12/2 | |||
| 風に飛ぶ昨日の嘘の清算書真実今日は素顔になりし | 響 | 2002/12/2 | |||
| 崩される想い友にして過去ありき止めど溢れる秋時雨かな | 鏡の精 せり | 2002/12/2 | |||
| 君のこと風の便りに聞くけれどわけしり顔に見舞いもできず | ゑつ子 | 2002/12/2 | |||
| 凧作る父の姿に年月は風のように去ってゆくのだと | よさ | 2002/12/2 | |||
| 東から朝の香りが訪れて無意識のまま会社へ向かう | 直哉 | 2002/12/2 | |||
| はろばろと風渡り行く末枯れの野はしがらみを持たぬ広さに | 径 | 2002/12/2 | |||
| わたくしも風音ききたい時がありペダル踏み込みスピードあげる | ふぱみ | 2002/12/2 | |||
| Lesson 88 Theme:『透明』 by ふぱみ | |||||
| 自転車も落ち葉も魚もつつみこむ汚染度二位の一級河川 | 万里子 | 2002/12/1 | |||
| 見つめあう瞳の奥に現れる自分のこころいかに透明 | zenkyu | 2002/12/1 | |||
| ゆらゆらと海岸通を行く我は海の水母を真似て透明 | 響 | 2002/12/1 | |||
| 渦をまく流れの底に踏んばりて身を任せたるワカメし愛(いと)し | ゑつ子 | 2002/12/1 | |||
| 寒い日はコンソメスープでコトコトと野菜を煮込み皆の帰り待つ | ふぱみ | 2002/12/1 | |||
| ジーンズがかけられた木の後ろ行く足音だけの人の気配に | 直哉 | 2002/12/1 | |||
| この一年泣きたくなること多すぎてだけど涙って枯れないものね | shell | 2002/12/1 | |||
| 緊迫感漂うピッチで22人たったひとつのボール追いかけ | よさ | 2002/12/1 | |||
| 盗まれたただ貴方色沁みている心に育つ想い透明 | 鏡の精 せり | 2002/12/2 | |||