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短歌ドリル公式記録簿 |
2003年1月号 |
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毎日のお題から即日UP!短歌のWeb練習会、公式記録です。 |
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Liveは万里子さんのHP<短歌ドリルBBS>で! |
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Lesson 143 Theme:『破壊』 by 美作直哉 |
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外からは見えない部分壊さずに叩いて聴くはいにしえ検査 |
zenkyu |
2003/1/30 |
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石橋をたたき壊してしまうなら いっそ目隠し向こう岸まで |
とまと |
2003/1/31 |
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弓月の眉根を惹きて待つ夜の想い目掛けて破魔矢放たむ |
鏡の精 せり |
2003/1/31 |
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「違うってば!」身体の中の女が叫ぶ「壊してみせてよ、このいくじなし」 |
万里子 |
2003/1/31 |
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志 壊れて廃墟のビルに立つ 同胞(はらから)よ明日靴を買おう! |
お江戸のGO |
2003/1/31 |
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ひと突きで崩れるだろう二人して支えてるモノいったいなあに |
ゑつ子 |
2003/1/31 |
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砂の城 作っては壊し 又作る 心の波の 打ち寄せるまま |
下町古娘 |
2003/1/31 |
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へつらいが身にそなわった平目ども 溜息交じりにぐさり串刺し |
龍 |
2003/1/31 |
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今までの世界をすべて壊すほど心はすさんでないよと笑う |
shell |
2003/1/31 |
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雑踏のシュプレヒコールに張り上げた歌壊れても雑踏の街 |
直哉 |
2003/1/31 |
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純ちゃんと呼びし蜜月過ぎ去って巷の風は不況の最中 |
響 |
2003/1/31 |
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蝕まれゆくみずからのうつし身を心に見据えるごとく横臥す |
径 |
2003/1/31 |
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自分のカラを壊せというあなたに同じことをそのまま言いたい |
よさ |
2003/1/31 |
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疲れてるんだなあケアレスミスにつぶやけば窓の木枯らしヒューっとため息 |
くまさん |
2003/1/31 |
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Lesson 142 Theme:『空』 by 万里子 |
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君が空涙の時はわたしは木ポプラの枝になりて笑わす |
zenkyu |
2003/1/29 |
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空耳と知りつ頬染め首を振る 厭よいやいや縦横斜め |
龍 |
2003/1/29 |
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「大空と大地の中で」歌ったらちっぽけなもの悩みなんてね |
shell |
2003/1/29 |
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銀杏樹は冬芽を空に突きだして風花あそぶ玩具となれり |
ゑつ子 |
2003/1/29 |
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北風に追われて帰るひとり道 明日は良い日ね、空と約束 |
くまさん |
2003/1/30 |
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満天の星降る空を手で掴む 自閉の娘に声掛けられぬ |
お江戸のGO |
2003/1/30 |
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スカイダイブ雲の繊維が幻想と気づく瞬間ホワイトアウト |
直哉 |
2003/1/30 |
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不意打ちの強い言葉にうろたえる会議の後の空は青空 |
響 |
2003/1/30 |
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空を舞う 鳥の目となり ながむれば 何時もの街は 不思議の国 |
下町古娘 |
2003/1/30 |
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透明な白を保ちて舞う雪は天空よりのみなしごと知る |
万里子 |
2003/1/30 |
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空の色忘れそうになりブラインドあけて職場放棄をきめこむ |
よさ |
2003/1/30 |
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ひたすらに君待ちをればしんしんと空調の音しじまを満たす |
径 |
2003/1/30 |
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涙止めよと 上見あげ 青き空に救われる |
きえ |
2003/1/30 |
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Lesson 141 Theme:『女偏』 by shell |
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逢えなくて寂しいけれどそれもいい嫌いになったわけではないよ |
shell |
2003/1/28 |
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如来には人の思いを受け止めて菩薩かなえし弥勒の如く |
zenkyu |
2003/1/28 |
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彼の愛一途に受ける愛娘 嫉妬を隠し微笑み返す |
とまと |
2003/1/29 |
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「マフラーをもらつた」「それはよかつたね」なにがなしかに妖気ただよふ |
ゑつ子 |
2003/1/29 |
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小春日に 昨日上った 女坂 雪のあした(朝)に 足滑らして |
下町古娘 |
2003/1/29 |
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降り注ぐ夏の光の甲子園妨げないで入道雲よ |
万里子 |
2003/1/29 |
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勝敗のゆくえ微妙な盤面に成歩進める指しなわせて |
径 |
2003/1/29 |
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目覚ましもケトルの笛も聞こえてるパレアナ気分で今日は始めよ |
直哉 |
2003/1/29 |
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目覚めてもまだ夢の中覚めやらず 胡蝶の夢を見るが如くに |
龍 |
2003/1/29 |
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気の重い会議控える通勤の電車の窓に嫌と書く朝 |
響 |
2003/1/29 |
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すやすやと 炬燵の寝息 枝の音 風よ吹きやめ 起きてしまうぞ |
お江戸のGO |
2003/1/29 |
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Lesson 140 Theme:『水溜り、ぬかるみetc.』 by 龍 |
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ネオン街千鳥足踏むつま先に ぬかるみ一つ誰が泣くやら |
龍 |
2003/1/27 |
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ぬかるみに足を取られて転んでも歩き出そうよ人生これから |
shell |
2003/1/27 |
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マイチャリは車輪取られる側道に油まみれの雨水だまり |
zenkyu |
2003/1/27 |
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斜交いに来る雨脚の速ければ畷(なわて)の窪み順次うるおす |
ゑつ子 |
2003/1/28 |
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雨止んで庭の小さな水たまり小首かしげて雀が遊ぶ |
径 |
2003/1/28 |
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光射す空・鳥・雲・樹の断片を散りばめている雨上がりの道 |
万里子 |
2003/1/28 |
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シャラシャラと地下街を行く御婦人は愛玩犬の粗相に叫ぶ |
直哉 |
2003/1/28 |
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刻まれたわだち素足で踏みたくて白い靴下ていねいに脱ぐ |
よさ |
2003/1/28 |
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畦道に滑った足跡残してるここの沼地の芹は摘み頃 |
響 |
2003/1/28 |
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雨上がり 歩道の脇の 水鏡 流れる雲を 風が揺らして |
とまと |
2003/1/28 |
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Lesson 139 Theme:『お買い物』 by 美作直哉 |
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週末はとことこ出かけお買い物買うもの決めずバッグで出かける |
zenkyu |
2003/1/26 |
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皮ジャンが欲しいあなたと行った場所名前も変わりひとり追憶 |
shell |
2003/1/26 |
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6月になにがなんでも幸せが欲しくて選んだシルバーリング |
ゑつ子 |
2003/1/27 |
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実験器購入申請咎めなし僕の給与の半年分を |
直哉 |
2003/1/27 |
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桃一つ弁当一つ入れたかごレジまで運ぶ老後の夕餉 |
万里子 |
2003/1/27 |
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ほろ苦さそっと噛み締めバレンタイン 後の買い物連れ合い頼り |
龍 |
2003/1/27 |
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重たさを実感できず次々とネット本屋で注文していて |
よさ |
2003/1/27 |
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百均でストレス発散買いまくり良妻賢母の顔取り戻す |
径 |
2003/1/27 |
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籠に山 子らの食欲物語る肉・肉・肉・に三連プリン |
響 |
2003/1/27 |
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Lesson 138 Theme:『家具』 by 響 |
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倒れこむ柔らかき友我がベット上掛けなしに熟睡になる |
zenkyu |
2003/1/25 |
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こたつ板隅に「ぬりかべ」「めだま」の絵昔息子ら無邪気なこども |
響 |
2003/1/25 |
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リビングに3畳分だけ畳敷き座椅子とこたつお気に入りなの |
shell |
2003/1/25 |
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漱石や露伴の背表紙褪せていた今はもうない父の本箱 |
万里子 |
2003/1/26 |
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あの家に白い鏡台似合わんとけんもほろろに却下された日 |
ゑつ子 |
2003/1/26 |
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四畳半一間のアパート片隅のビニールロッカースーツが一着 |
径 |
2003/1/26 |
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愛想をふりまくつもりないけれど 鏡の前はどこか余所行き |
龍 |
2003/1/26 |
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結局は面倒になり朝起きてソファーベッドであくびをひとつ |
よさ |
2003/1/26 |
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かくれんぼ唯一の逃げ場ウォークインクロゼットだけ避けて徘徊 |
直哉 |
2003/1/26 |
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追いかけて観たい知りたい飛鳥の君ベッドが逢う場所時空翔けて飛ぶ |
鏡の精 せり |
2003/1/26 |
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Lesson 137 Theme:『争い』 by ゑつ子 |
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この空の下でもみ合うがさつなるホモサピエンス静粛にせよ |
ゑつ子 |
2003/1/25 |
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人並みの多さに驚くスーパーで何事と見て知るバーゲンか |
zenkyu |
2003/1/25 |
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争いの嫌いな私が一度だけ「彼は渡さない」と気丈に対処 |
shell |
2003/1/25 |
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留守だよと言っておくれよまた繋ぐ 勧誘電話出たくないのに |
龍 |
2003/1/25 |
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乱世を勝ち抜く男数多あり「負け」と言われし男こそ男 |
響 |
2003/1/25 |
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争いと言うにあらねど緑なす土の香高き間引き菜大根 |
万里子 |
2003/1/25 |
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夜10時テレビのチャンネル変えながらご飯待ってるヤな奴がいる |
よさ |
2003/1/25 |
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神代より恋の奴は御しがたく幾たび組み伏せられし心ぞ |
径 |
2003/1/25 |
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勝つよりも負けぬ技術の指導者は退職金の行方も決まり |
直哉 |
2003/1/25 |
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Lesson 136 Theme:『見えず 聴こえない事&もの』 by zenkyu |
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足跡の肉球見れば小さなの何処で何する知り合い猫か |
zenkyu |
2003/1/23 |
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午後五時の空の明るさ木の芽吹き雨降る町の春の足音 |
響 |
2003/1/24 |
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このてしほにかけてそだてし言の葉にちらせたまわむおもひなるかや |
鏡の精 せり |
2003/1/23 |
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斜め前夕餉の子連れが居酒屋に 今宵はぼちぼち引き上げますか |
直哉 |
2003/1/23 |
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ハンカチを嗅ぐや駆け出す能力があれば寝られぬ夜などなかろに |
ゑつ子 |
2003/1/23 |
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結ぶ糸夜空に放ち言問わん 相見る月に思い託して |
龍 |
2003/1/23 |
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今世紀悲しいことが次々と私の幸せいつ来るんだろ |
shell |
2003/1/23 |
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しがらみはネットの中にもあるらしく井戸端会議居酒屋談義 |
万里子 |
2003/1/23 |
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その姿見せてはならぬ雪女郎しまく夜更けに袖ひるがえす |
径 |
2003/1/23 |
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Lesson 135 Theme:『長いもの』 by 美作直哉 |
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大蛇をば食う明王朱雀さま悪食ですねとビシュニュ様言う |
zenkyu |
2003/1/22 |
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お偉方の稽古したらし晴れ舞台言ひたかろ事あまたにあれど |
ゑつ子 |
2003/1/23 |
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時間には単位があって「永遠」と「一瞬」どちらも待ってくれない |
よさ |
2003/1/23 |
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「イマジン」はそこかしこより沸きいずるなす術もなく人立ち尽くす |
万里子 |
2003/1/23 |
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夜行バス30人のパケットは街路灯のデジタルの中 |
直哉 |
2003/1/23 |
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越えて行く峠七坂曲がり道ひとりで登る息弾ませて |
鏡の精 せり |
2003/1/23 |
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信頼を知らないうちに支えにし別れ辛いがあなたに感謝 |
shell |
2003/1/23 |
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あまりにもお手軽すぎると拗ねる子よ寿限無のような名が欲しかったのかい |
径 |
2003/1/23 |
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乾杯のビールの泡がしぼんでく発声までのつまらぬスピーチ |
響 |
2003/1/24 |
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龍 |
2003/1/23 |
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Lesson 134 Theme:『待ち遠しいもの』 by 径 |
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我が道を照らす光はまだ見えず明ける夜にと想いを馳せる |
zenkyu |
2003/1/21 |
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あの袋あれはバナナに違いない姉と二人でこづきあった日 |
ゑつ子 |
2003/1/22 |
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朝刊が今日は身近に思えるわ君の会社の全面広告 |
万里子 |
2003/1/22 |
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人生の冬の時代よ過ぎ去って春は必ずやってくるのね |
shell |
2003/1/22 |
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あと5人北風に耐えて宝くじビルの谷間のありの行列 |
直哉 |
2003/1/22 |
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まだ固き蕾にそっと口づけて 零れるその日ひた待ちながら |
龍 |
2003/1/22 |
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純白のドレスの裾をさ揺らして汝は歩むべしバージンロード |
径 |
2003/1/22 |
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ターンテーブルゆっくり動きシナモンの香りが満ちるパイはもうじき |
響 |
2003/1/23 |
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Lesson 133 Theme:『無』
by shell |
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有限の砂の流れはガンジスの砂と悟りし釈迦の無の意味 |
zenkyu |
2003/1/20 |
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暗黙の禁止事項が喉元で言えよ言えよと無言の圧力 |
ゑつ子 |
2003/1/21 |
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初めてのビッグマックにかぶりつく一筋の汗はポテトの上に |
直哉 |
2003/1/21 |
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無理難題ふっかけられてもなんてことないよって顔わざとしてやる |
よさ |
2003/1/21 |
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無理せずに少し愛してお願いね 続けたいのよあなたとの恋 |
龍 |
2003/1/21 |
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鉄棒に片足をかけくるくるとまわった日には無限の未来 |
万里子 |
2003/1/21 |
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無我夢中走り続けてバタバタとここから一年のんびり行こう |
shell |
2003/1/21 |
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愛犬は幼のごとく後追いし脱衣場にて無邪気に待てり |
響 |
2003/1/21 |
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やさしさは申し分ないひとだけど有無を言わさぬ強さも欲しい |
径 |
2003/1/21 |
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Lesson 132 Theme:『鋭利なもの』 by 美作直哉 |
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間合いまで一寸までにはこいくちを切りて切っ先相手の破切る |
zenkyu |
2003/1/19 |
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舌の棘がどうも鋭く刺したらしあれから何日音がないだろ |
ゑつ子 |
2003/1/19 |
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団交の声明文を読み上げる対座の理事を見据えて礼す |
響 |
2003/1/19 |
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長々としのび返しの続く塀ゆっくり通る猫のまなざし |
万里子 |
2003/1/20 |
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点滴が一度ではいる運勢のすべて順調ってこれなのぉ |
shell |
2003/1/20 |
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好きなのと言えず柊爪を研ぎ 葉陰に揺れる春まだ遠く |
龍 |
2003/1/20 |
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金渋り人を切るのも業績と人事の愚痴も居酒屋の中 |
直哉 |
2003/1/20 |
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月読はあだしをとこの心かも利鎌となりて蒼く光れる |
径 |
2003/1/20 |
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Lesson 131 Theme:『気象用語』 by 万里子 |
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ばらばらと空に散らばる雲動く寒冷前線描くがごとく |
万里子 |
2003/1/18 |
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雪にして降りしきる夜の闇嵐は近く風はやみらん |
zenkyu |
2003/1/18 |
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ぱっちりとおめめ大きい台風がでんと居座る空の帝国 |
よさ |
2003/1/18 |
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はしり雨言問橋に何想うただ越えられぬ心の距離かも |
鏡の精 せり |
2003/1/19 |
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物言わぬあなたと降りる空港に涙も凍る寒波襲来 |
shell |
2003/1/19 |
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山男気性の激しさ目に余り雷落とせば大粒の雨 |
直哉 |
2003/1/19 |
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受験子は襟のマフラー固く巻くせめて行き来の雪よ小降りで |
響 |
2003/1/19 |
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山里の時雨癖にはまだ慣れずこの地を子らはふるさとと呼ぶ |
径 |
2003/1/19 |
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恋時雨さっと一降り水溜り 溢る滴は荒れ野濡らして |
龍 |
2003/1/19 |
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夜回りが拍子木を打ちまわりおり 北の国ではみぞれ降るらし |
ゑつ子 |
2003/1/19 |
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Lesson 130 Theme:『ちじょう』 by 龍 |
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フランスの香り伝えて五稜郭 地上の星は夢のまた夢 |
龍 |
2003/1/17 |
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ビル街は地上に出たら迷い子にもいちど地下で案内図見る |
shell |
2003/1/17 |
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治城にはカガリ火焚きて門を開け敵将誘うは空城の策 |
zenkyu |
2003/1/17 |
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愛よりも民族を意識させられる「パールハーバー」「地上より永遠に(ここよりとわに)」 |
万里子 |
2003/1/17 |
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角がたつ智をもてしても流される情炎とふを扱ひかねて |
ゑつ子 |
2003/1/18 |
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城跡の池上公園のつがい鴨さかとんぼりに潜りゆきたり |
径 |
2003/1/18 |
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羽ばたかぬ地上の鳩の塊によちよち歩きはゴジラのように |
直哉 |
2003/1/18 |
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Lesson 129 Theme:『まる』 by 美作直哉 |
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なつかしや昔の手紙文字見れば平仮名丸くハートマーク添え |
zenkyu |
2003/1/16 |
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横綱の相撲を測る土俵外再びはいる貴の苦悩は |
ゑつ子 |
2003/1/17 |
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まる鍋を食べた店先すっぽんの動く人形有名なのよ |
shell |
2003/1/17 |
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透きとおりゆうらりなびく水の母ひとりで見ている水曜の午後 |
万里子 |
2003/1/17 |
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にゃんと鳴き背中まるめて膝の上 とろけそうよと喉を鳴らして |
龍 |
2003/1/17 |
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雪だまを二つ重ねて手を合わすあれから8年1.17 |
直哉 |
2003/1/17 |
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海と空と寄り合ふところおのづから一筋ゆるき弧となりゆけり |
径 |
2003/1/17 |
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Lesson 128 Theme:『え・ん・ま』 by ゑつ子 |
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縁起物ばかり集める趣味にして満艦飾で落ち着かぬ家 |
ゑつ子 |
2003/1/16 |
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新しいママの笑顔と挨拶をせがむパパとをぐっと睨んで |
直哉 |
2003/1/16 |
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うらやまし煙幕張れる口達者つい正直に答える私 |
shell |
2003/1/16 |
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乱高下するにあらねど悲観論マスコミに満つ円マーケット |
万里子 |
2003/1/16 |
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縁なのね間違いみたいな出会いして浮きつ沈みつ三十年とは |
径 |
2003/1/16 |
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厭よ厭嘘ついたのにどうしてよ 嘘だったのね閻魔大王 |
龍 |
2003/1/16 |
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この世では恐ろしきとは言われども閻魔大王ラーマヤナという |
zenkyu |
2003/1/16 |
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Lesson 127 Theme:『成』 by 径 |
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なせば成るなどと言われて頑張った 時代のせいにするじゃあないが |
ゑつ子 |
2003/1/15 |
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成人式より帰ったら弟が「姉ちゃんホンマガキっぽいなぁ」 |
shell |
2003/1/15 |
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成さぬこと遂げるものならやり直しかえりみること何故か多し |
zenkyu |
2003/1/15 |
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初めての狩成し遂げた若鷹は躊躇いがちに生を啄ばむ |
直哉 |
2003/1/15 |
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君と見る十月の夜の空蒼し成層圏の贈り物受く |
万里子 |
2003/1/15 |
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篝火を燃やし長良の舟遊び 成人映画のシーンのように |
龍 |
2003/1/15 |
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成り行きに任せてみたけど限界ね決断すれば強いの女は |
径 |
2003/1/15 |
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混沌の世を生きてこそ成人と我が子に伝える酒の呑み方 |
響 |
2003/1/15 |
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Lesson 126 Theme:『まつ』 by shell |
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あばら家で誓いし願い志加賀の地『まつ』は守り通して |
zenkyu |
2003/1/13 |
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住之江は待つに縁ある土地にして 霰(あられ)松原 姫松小橋 |
万里子 |
2003/1/13 |
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末っ子は犬のご飯に「待て!」を出す 背中を向けて振り返り「よし!」 |
直哉 |
2003/1/13 |
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窓ごしに何を待つやらこの猫はせなを丸めて哀愁帯びて |
ゑつ子 |
2003/1/14 |
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緑なす夢を奪われ枯れ枝で 松ぼっくいは風に吹かれて |
龍 |
2003/1/14 |
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待つことの心楽しも胎動に時に触れしむ夫の手を取り |
径 |
2003/1/14 |
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君はどこ?ちょっと不安で待っている顔見ただけで心が弾む |
shell |
2003/1/14 |
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Lesson 125 Theme:『仮』 by 美作直哉 |
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仮初の『また逢おうね』と言い交わし君の返事は無言のイエス |
zenkyu |
2003/1/12 |
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うたたねのつもりで服も着替えずに目覚めてみたら十二時間も |
shell |
2003/1/12 |
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国籍は天にありとふ憂き世をば仮の住まいと心やすらぐ |
ゑつ子 |
2003/1/12 |
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マスケラに思ひを託すカル二ヴァーレ一夜限りのロミオとジュリア |
3f |
2003/1/12 |
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姉さんの赤いマフラー借りてきた今日はやらせて仮面ライダー |
直哉 |
2003/1/12 |
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防衛と言う名の下に構築す仮想の敵へ向ける砲台 |
響 |
2003/1/12 |
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仮借なく冬の雨降る夕暮れに三条大橋ひとりで歩く |
万里子 |
2003/1/12 |
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仮紐を抜き取りポンと帯たたき鏡に微笑み着付け完了 |
径 |
2003/1/12 |
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町内の仮装大会はりきってずっとミシンにむかう新妻 |
よさ |
2003/1/12 |
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仮初の恋と知りせばいや増して 燃ゆる思いの柔肌染めて |
龍 |
2003/1/12 |
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Lesson 124 Theme:『儚い、儚さ』 by 鏡の精 せり |
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はかなさは音叉のごとくこだまするやみにとけてもなおおそわれし |
鏡の精 せり |
2003/1/12 |
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菩提樹に仰ぎ見る者儚さに憂い苦しみ因果の境地 |
zenkyu |
2003/1/12 |
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届かないこの距離感が小気味良く儚くもありして何年も |
ゑつ子 |
2003/1/12 |
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突然に終わりを告げた我が恋に人の命の儚さを知り |
shell |
2003/1/12 |
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アパートの2階の窓からシャボン玉ボクの傘には届かず消える |
直哉 |
2003/1/12 |
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儚さを秘めて小夜降る雪時雨 積もることなき泡沫(うたかた)の夢 |
龍 |
2003/1/12 |
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引力に捉えられたる星屑の光となりぬまばたきの間を |
径 |
2003/1/12 |
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砂に書く恋文のごと憧れは記憶の澱の化石となりぬ |
響 |
2003/1/12 |
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「儚し」の文字は語りぬおのずから人の持つ夢まばたきのごと |
万里子 |
2003/1/12 |
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人の世は はかなきゆえに たふとしと 教え給ひし 我が師の命日 |
3f |
2003/1/12 |
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Lesson 123 Theme:『森』 by 響 |
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森からの恵みならねどえのきだけ・しめじ・舞茸・椎茸うまし |
万里子 |
2003/1/10 |
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北条氏ゆかりの古刹訪ねれば巨木の杉は風を生み出す |
響 |
2003/1/10 |
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新しい想い出作り違う人と神戸の森林植物園 |
shell |
2003/1/10 |
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そろそろと歩き続ける森林に二人の思い出語り尽くさん |
zenkyu |
2003/1/11 |
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森の中シダ・苔ありて木洩れ日の温さ伝えん風冷やくとも |
ゑつ子 |
2003/1/11 |
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クワガタを探すボクらは朝の森烏の番人を睨み返して |
直哉 |
2003/1/11 |
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迷い込み二度と出られぬ森の中 青木が原に愛を誓って |
龍 |
2003/1/11 |
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大木の朽ちたる空間埋め尽くす実生の若木の生存競争 |
径 |
2003/1/11 |
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いばら姫眠る唇見つけむとまた深く入る心の森に |
3f |
2003/1/11 |
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探してた記憶の森を彷徨いて貴方の薫りを抱きしめたくて |
鏡の精 せり |
2003/1/12 |
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Lesson 122 Theme:『え』 by zenkyu |
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旅先の旅館でみつけ2泊する露天風呂から見るえがおの子 |
zenkyu |
2003/1/9 |
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お江戸より帰ってきたよ浪速の地エスカレーター左右の違い |
shell |
2003/1/9 |
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宝恵駕(ほえかご)のかけ声あふれる街を過ぎ今宮えびすで福笹を買う |
万里子 |
2003/1/9 |
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半襟の白さがまぶし正月の母は今日だけ覆いをはずす |
ゑつ子 |
2003/1/10 |
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エメラルド・グリーンの海はダイビング機材の重さこの身から消し |
よさ |
2003/1/10 |
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冬休みエビの尾食べる従兄弟らにボクも負けじとほろ苦パセリ |
直哉 |
2003/1/10 |
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Lesson 121 Theme:『黄色の食べ物』 by 万里子
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君と食む夕餉楽しも大皿の端に盛りたるサフランライス |
万里子 |
2003/1/8 |
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もたされた小荷物片手いそいそと帰りにくれた果実はマンゴー |
zenkyu |
2003/1/9 |
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「土曜日に君が作ったオムライス食べてみたいな」内線電話で |
よさ |
2003/1/9 |
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甘い実は細い果軸に扁平で下向きになると義父言い残し |
ゑつ子 |
2003/1/9 |
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ぐしゅぐしゅと泣いてる口に三角の黄色のドロップ落涙注意 |
直哉 |
2003/1/9 |
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とろとろと煮込むおせちのきんとんの黄金に照りて仕上がり間近 |
径 |
2003/1/9 |
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コーン入りキッシュロレーヌ好きな君必ずかけるウスターソース |
shell |
2003/1/9 |
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Lesson 120 Theme:『数字』 by ゑつ子 |
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暁にまもなく春を知ることに二月四日は立春とあり |
zenkyu |
2003/1/8 |
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はからずも一(ひと)月違いの姉なれば弟として存在す君 |
ゑつ子 |
2003/1/8 |
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今世紀私の中のBEST
ONEあなたに逢えた唯それだけなのよ |
shell |
2003/1/8 |
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雨音に子等の声々入り混じる七月の朝のやさしき夜明け |
万里子 |
2003/1/8 |
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二度三度ためらいがちにノックする軋む廊下の突き当たりのドア |
径 |
2003/1/8 |
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カップ麺3分待つほど大人じゃない部活帰りのコンビニの前 |
直哉 |
2003/1/8 |
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追いかけて知りたい観たいナンバーよただ2429心惹かれて |
鏡の精 せり |
2003/1/9 |
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Lesson 119 Theme:『三水』 by 美作直哉 |
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流れゆく河のほとりに辿り着き治めし庵我が海原ぞ |
zenkyu |
2003/1/6 |
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嘘をつく深紅のくちびる持つ女俺の目を見て「アナタガスキヨ」 |
よさ |
2003/1/7 |
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落ちた砂先割れスプーンで掬うようそおっと開く卒業アルバム |
直哉 |
2003/1/7 |
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漣の滋賀の湖面(みなも)を後にして石山寺の式部に会いに |
ゑつ子 |
2003/1/7 |
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うたかたの恋はかないねあがいてもいつかはじけて消えるしかない |
shell |
2003/1/7 |
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渦を巻き排水口から流れゆく洗剤の泡のごとき憂鬱 |
万里子 |
2003/1/7 |
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恒河沙の塵の一粒放浪の星となれども軌道を持ちて |
径 |
2003/1/7 |
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時の河越えて行く先遥かなる銀河の彼方御魂のふるさと |
鏡の精 せり |
2003/1/8 |
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Lesson 118 Theme:『初』 by 径 |
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原初より受け継ぎ来る遺伝子のざわめきを知る君といる夜 |
万里子 |
2003/1/5 |
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初恋は今に思えば淡い恋振り返りみる若き想い出 |
zenkyu |
2003/1/6 |
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初春にそら豆の芽が霜に耐え高く伸びゆく時を待ち居り |
ゑつ子 |
2003/1/6 |
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初売りの人の流れに乗ずれば福袋なる魔法の響き |
響 |
2003/1/6 |
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初雪をゆっくり見上げ受け止める目鼻口を大きく開いて |
直哉 |
2003/1/6 |
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もし次に君とどこかで出会ったら「初めまして」とあいさつするね |
よさ |
2003/1/6 |
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繁華街ビルの谷間にひっそりとお初徳兵衛露天神 |
shell |
2003/1/6 |
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一筋の日矢ほとばしり東の雲のそびらに初日昇り来 |
径 |
2003/1/6 |
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初打ちはこてんぱんにやられたり見上げた空に冬の三日月 |
ふぱみ |
2003/1/6 |
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Lesson 117 Theme:『願』 by ふぱみ |
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夜空からこぼれる星に願いをと詩詠いにはさだめの言葉 |
zenkyu |
2003/1/4 |
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雪の朝入学願書をにぎりしめ坂を上った胸のたかぶり |
万里子 |
2003/1/4 |
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願い事ひとつ叶えてくれるならもう夢なんて追ったりしない |
shell |
2003/1/4 |
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雪に映ゆる阿弥陀仏は眩しげに二人の上ぐるか細き願聞く |
3f |
2003/1/4 |
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みこころのままにと祈る傍らで「これだけは」ただ願う吾もあり |
ゑつ子 |
2003/1/5 |
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その願いてるてる坊主のでっかちな頭となりぬ遠足は明日 |
直哉 |
2003/1/5 |
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願い事ひとつふたつみっつよっつ神様どれも大事なことだよ |
ふぱみ |
2003/1/5 |
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<合格>とたった二文字を絵馬に書く君の願いを遠く見守る |
よさ |
2003/1/5 |
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約束の地カナン(火難)に住む地球なり永遠(とわ)に御魂(みたま)のふるさと願い |
鏡の精 せり |
2003/1/5 |
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少女らの変身願望移ろいて眉の形は今はあゆ風 |
響 |
2003/1/5 |
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年毎に淡くなりゆく願い事かしわ手ふたつ打ちてやみたり |
径 |
2003/1/5 |
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Lesson 116 Theme:『新』 by 美作直哉 |
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仕事には今年こそはと思いにて心新たに駆け抜ける風 |
zenkyu |
2003/1/3 |
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年新た心の隅に忍ばせたこの想いにね鍵を掛けたの |
shell |
2003/1/3 |
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この春は仕切りなおしの我が土俵新しき塩がつかまれてあり |
ゑつ子 |
2003/1/3 |
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ピカピカの自転車得意に乗り回す補助輪ガラガラお供につけて |
直哉 |
2003/1/4 |
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新しい住所も名前もスラスラと頭の中に浮かんでこずに |
よさ |
2003/1/4 |
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新聞をまばらまばらに拾い読む知りたいことなどここにはあらず |
万里子 |
2003/1/4 |
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新たなる想い心に芽生えてるそう言いながら年の始まり |
鏡の精 せり |
2003/1/4 |
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どの部屋のカレンダーにも新しき日々が待ちおり未来という名の |
ふぱみ |
2003/1/4 |
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四世代集う新年ふくふくの掌にお年玉いくつも乗って |
径 |
2003/1/4 |
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新しい手帳に記す枷のごと研修会は月木の夜 |
響 |
2003/1/4 |
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