Updata:2001/6/9

駄作に気がつく場合って、いろんな場合があります。
まぁ、それを防げば良いのですが、これが結構厄介。

まずは、読み手に
「これ、何を歌ってるんだか、わかんない」
といわれる場合の防御。
これは、自分の歌を客観的に見ることができれば、発生を防げます。
とはいうものの、僕は他人に自分の歌をこねくり回されるのが大嫌い。

というわけで、自分を客観的に使う方法を2つ。


美作のワザ「その4」
<<ひとり時間差攻撃>>
・作った歌をすぐ発表しない。最低3ヶ月は寝かせる。
・そして3ヶ月後、もう一度読み返す。
・「なんじゃこりゃ?」という歌に出会う。
・落ち込みながら作り直す。

3ヶ月というのは僕の感覚的な自分の歌を忘れる期間です。
ですから物覚えが良い方ほど、長く間を空けたほうが効果的ですね。
人によってはあまりの出来の良さに、自己陶酔することも...。


自身を客観的に使う方法、二つ目。


美作のワザ「その5」
<<三位一体攻撃>>
・日ごろペンで短歌を作る人はPCのキーで打ち直してみる。
 日ごろPCで短歌を作る人は原稿用紙に書き直してみる。
・そして、口に出してみる。(口に出せない人は手話)

「書く言葉」「打つ言葉」「話す言葉」。
この3種の言葉は、同じ人間が生み出してはいるものの
かなり違うと思います。みなさんはいかがですか?

言葉をつむぐ速度の違いが一番の理由かもしれません。
初めて会うメル友なんか良い例かもしれません。
話してみたら「全く印象が違った」なんてことありますよね。


僕はこの通りいつも「打つ言葉」が主です。
しかし、この3つの違いに気がついてから、
作品として仕上げるときには、
必ず一度原稿用紙に向かい「書く言葉」にして修正。
それを読み上げ「話す言葉」で手直し。
で、これを打ち直して...。
たまに堂堂巡りもありますが、僕の短歌の人格は、この3つの合成です。

少なくとも、ヴァーチャルな2名にチェックしてもらっています。
特にWEB系の歌人さん。一度ご自身の歌を口に出してご覧なさい。
舌を噛むような時もありますよ...。ホントに。

さてさて、ココまでは
「ネタは良いが相手へ伝わり難い表現方法を改善する」
テクニックの問題。
表現方法自体に問題がある場合はどうしたらよいか。
まぁ、ネタ不足にも通じるかもしれませんが...。

美作のワザ「その6」
<<お笑いの論理>>

A:昨日山手線乗ったら、変な車掌だった。
B:どんな人?
A:こんなアナウンスするんだ。
 「いつもより余計に回っておりま〜す」って
B:なんだそりゃ!
まぁ、よくありがちなお笑いのネタ(古ッ!しかもめちゃサブッ!)。
こんな感じで常識を提示、これを覆し「オチ」を作るんです。
・誰でも思い浮かぶ情景を提示
・そこから常識ではありえない展開へ移す

短歌のみならず、様々な「作品」というものには、
こういうのってありますよね。
これを意識すると、結構、発想が広がります。
例えば、言葉や文字だけの短歌で
複雑な「色」「音」「香」などを表現する。
これだけで常識を破った、そこそこ良い作品になり(見え)ます。

もうひとつ

美作のワザ「その7」
<<1+1=2??>>

似たようなシーンを歌った薄っぺらい作品同士を融合して
一つにしてしまいましょう。短歌って量より質だと思うので。

でも、最終的には個人のセンスなんですよね。うん。
美作直哉

ライン

Mimasaka Naoya Production