1/144(多分) ズゴック&ザク
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我々が来たときにすでに遅かった・・・ ベルマン軍曹のザクはすでに湖底の砂に埋もれ、破壊されていた。 これは、『水深100メートル、オキシゲンデストロイヤー争奪競争』の予期せぬ事故の記録である。 急遽サルベージ隊が結成されたが、おりしも我が帝国の収穫祭のため、ほとんどのモビルスーツが、王子様の待つ舞踏会へ出払っていた。 そして我々が、架空の勝利を祝ったあと、我が官舎に帰ると短波通信機に何通かのメッセージが入っていた。 |
さらに我々の目の前に絶望が襲った。 |
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上の記録写真の赤い円の部分を直視していただきたい。 巨大な魚・・・獰猛なコリドラスが我々の前を横切ったのである。 この自然の脅威である魚は、人肉を糧としているのだ。 その魚は、このモビルスーツの敵ではないのだが、写真をよく見て欲しい、砂に足をとられて身動き取れない状態なのだ。 ここの砂は一度金属と融合してしまうと固まって、ズゴックの馬力ではどうしようもなくなってしまうのだ。 コレでは乗員は単身で水中に脱出するしかない。 だが、獰猛なコリドラスがいる水中。 外に出ればひとたまりも無いだろう。 すでに軍曹も特務曹長の姿も無く、エネルギーも切れ、機体にはコケも張り付いてしまっている。 我々は軍曹と特務曹長の尊い犠牲を無駄にすることなく、作戦を遂行しなければならない。 |
ちなみにコレが遠景。
写真がピンぼけでもうしわけない(^^;