松山市内から車で約４０分、国道５６号沿いに広い駐車場、トイレ、農産物直売所、アイスクリームショップ、喫茶コーナーなどのある道の駅のような施設「クラフトの里」があります。そして敷地の一番奥にある写真の建物がそば打ち道場です。受付で料金を支払い手を洗いエプロンをして道場に入ります。地元の主婦が師匠となり、つきっきりで指導してくれます。中には、そば打ち用の台が二十近くあり、かなり大勢の客にも対応できるようになっています。

そば粉は１００パーセント地元で収穫されたそば粉を使っています。そこに小麦粉、水を加え、混ぜたりこねたり延ばしたりしていきます。そば粉４００グラムに対して小麦粉１００グラムですから、二八そばということになります。作業のほとんどを師匠がやってくれ、要所要所で私が手を出ような感じです。上手い下手は別にして、時間さえかければ、ほとんどの作業は車イスの私でも出来そうです。ただ、ともすると師匠がやってしまいがちなので、なるべく自力で仕上げたいという人は、あらかじめその旨言っておいた方が良いかもしれません。

最後にたたんだ生地を切って完成です。そばは打ち始めてから食べるまでの時間が勝負ということで、打ちあがったそばをすかさずゆでてもらい食します。この日は雪がちらつくほどの寒さで、かけそばを頼みましたが、もりそばにもしてくれるそうです。食べたそばはとても美味しかったです。料金は１セット５食分で２，０００円、体験料が１人分３００円です。ですから５人で行き、１セット頼めば計３，５００円ということになります。時間は午前１０時開始と午後1時〜３時開始があり、体験時間は打ち始めから食べ終わるまで１時間〜２時間です。予約制となっています。予約の時に車イスであることを言っておけば、ひざの入るそば打ち台を用意してもらえます。

そば屋「こねこね亭」としても営業しています。こちらは地元産のそば粉を使った９割そばです。打ちたてのそばに本わさびが効き、香りの良い極上のそばが味わえます。営業時間は１１時〜１４時３０分、土・日・祝日は１５時３０分までです。