室戸市吉良川町
０８８７−２２−５１３４（商工観光深層水課）

高知市から向かうと、安芸市や奈半利町を過ぎ、室戸市に入って９キロほどで吉良川です。国道５５号から山側が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉良川は明治から昭和初期にかけて良質な木炭の集積地として栄えました。
この地域は土佐湾に面していて、台風が来れば強い嵐が襲います。その風雨から土佐漆喰の壁面を守るために設けられた何層もの水切り瓦が特徴です。他にも明り取りのための虫かご窓や、海岸や河原の石を積んだ石垣「石ぐろ」など特徴的な外観を持つ建造物が数多く残されています。
国道沿いに観光客用の駐車場があり、そこに右下写真のトイレがあります。身障者用の個室は故障中で入れませんでした。昔ながらの集落で観光客が訪れるようなお店はほとんどありませんが、通りの中ほどに築１１０年の建物を改装したカフェと宿があります。私が訪れたときはたまたま定休日で、車イスで入れるかどうかは未確認です。