進行日記 |
94.年末 |
大手ハウスメーカーA社に連絡。松山市近郊での土地探しを依頼する。
A社を選んだのは、入っていた病院にたまたまパンフレットが置いてあったこと、大手なので安心感があること、プレハブ工法で安そうだったこと、土地探しもやってくれることなどが主な理由。 |
95.1.25 |
A社の担当者と三ヶ所の土地を見て回る。一ヶ所目は60坪ほどと敷地も広く南向きの斜面で日当たりは良さそうだが、回りの道路の傾斜がきつく値段も1400万円と予算をオーバー。二ヶ所目は値段は1200万円で予算内だが古い団地などに周りを囲まれ環境が悪そう。三ヶ所目は北向きの斜面だが傾斜はゆるく、回りは古くからの農家や畑で環境が良い。値段も40坪で1200万円と手頃。何しろ夏までには家を立てて住める状態にしなければいけないので、三ヶ所目の土地に決めてしまう。A社の担当者もここが本命と思ってたようだ、それならあちこち行かないで最初からここに連れてきてくれれば良さそうなものだが、それが不動産を案内するときのセオリーなのだそうだ。 |
95.1.27 |
さっそくA社より先日購入を決めた土地にもとづき建物の見取り図が送られてくる。フリーハンドの簡単なものだが手際が良い。平屋で建坪は20坪ほど、普通なら土地が40坪なら建坪40坪程度の二階家になるのだろうが、私の提示した1200万円の予算ではこんなものか。 |
95.1.29 |
家を建てる上での一般的な希望とバリアフリーにするための設備など、資料を元に自分の考えをレポートにして担当者に送る。折り返し連絡があり、希望をすべて反映させるとかなり予算をオーバーするとのこと。とりあえず希望に添って設計してもらい見積もりを出し、その時点で再度検討することにする。 |
95.1.30 |
手付金を払う。土地の分が120万円。建物の分が100万円。 |
95.2.6 |
何度か見取り図をやり取りした後、この日部屋ごとの寸法が入った予備設計図面が届く。コンセントやTVアンテナ端子の位置を決め連絡する。 |
95.2.12 |
見積もりが出るが予算を300万円オーバーしていてかなり厳しい。 |
95.2.16 |
コストを下げるためあらゆる点を見なおす。例えばジャロジー窓を片開きの窓にし、屋根を瓦からカラーベストに変え、玄関はタイルでなくモルタル仕上げにし、テラスをなくしエアコンを後付けにするなどなど。 |
95.2.25 |
詳細打ち合わせのためA社の支店へ行く。入り口に二段ほど段差があり車イスを抱えてもらう。壁紙や床材、照明器具など決めなければならないことは多岐にわたり11時に始まった打ち合わせは17時までかかった。途中弁当が出たがなかなかの豪華版。 |
95.2.27 |
トイレの可動式手すりに何を使うか悩んでいたが最終的にTOTOの製品に決め連絡する。手すりが結構高いのだ。 |
95.3.19 |
いよいよ本契約(建築工事請負契約)をし地鎮祭を行う。最終的な設計図面を受け取る。 |
95.6.10 |
建築現場での最終チェック。外見はほとんど完成してるように見えるが、中は骨組みや部材が剥き出しのままでスロープもまだ。業者の人や設計担当の人に車イスを抱えてもらい中に入る。コンセントや照明のスイッチ類の取りつけ位置、風呂場やトイレが指示通り進んでいるかチェックする。洗面所のカウンターがこちらの指定より低く膝がつかえるので直すよう頼む。外構(家の周りのスロープや植栽)について打ち合わせる。 |
95.7.25 |
完成検査。浴室のカランの位置が指定と違うなど、細かい問題はあるがすぐにでも住みたいのでOKということにして鍵の引渡しを受ける。 |