間欠式バルーンカテーテル(2001年8月)


セルフバルーンカテーテル 壊れたロホ
セルフバルーンと尿バッグ(別売り) 壊れたロホミニマックス

導尿法について
以前友人に教えてもらった間欠式バルーンカテーテル(以後セルフバルーン)を試してみました。脊損の人なら入院中に一度はバルーンを入れられたことがあると思います。当然医師か看護師が挿管や抜管をするわけですが、それを自分で行うというものです。見た目は普通のセルフカテーテルとあまり変わりません。カテーテルの手元側にバルーンを膨らませるためのプラスチックの風船のようなものがついていて、これでカテーテルの先についてるバルーンに水を送り、膨らませたりしぼませたりします。

一番気をつけなければならないのは、尿道内でバルーンを膨らませないことでしょうか。カテーテルを挿入して尿が出てきたら更に2センチほど奥に入れバルーンを膨らませるようにすれば大丈夫だと思います。初めて使ったときはバルーンを膨らませるための風船を押しつぶすのに結構力が必要で、決断するのに時間がかかりました。

実際に使ってみるとやはり便利でした。自己導尿だと手間も時間もかかるけどセルフバルーンなら尿がバッグに溜まれば底の排出口から流せばいいので簡単です。ただバルーンを膨らませるための風船がかさばるのと尿バッグが縦長で収まりが悪いのが気になりました。あと自己導尿に比べるとどうしても尿管や膀胱にストレスを与えてしまうので長時間は使えないというのが欠点です。説明書には半日までと書いてありますが、半日の使用でも毎日続けると遠からず抗菌剤のお世話になることになりそうです。

クッションについて
車に乗るときはロホ・ミニマックスという高さが3センチのロホクッションを使っていたのですが、写真のように壊れてしまいました。ふちの合わせ目がはがれて空気が漏れ、内部も剥離が広がり修理は不可能な状態です。保証期間は過ぎてるもののまだ2年ほどしか使用してないので値段の高いものだけに残念です。レギュラータイプのものは5年程度使用し何の問題も無いのでミニマックス特有の症状かもしれません。

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