愛媛県(人口約149万人)と松山市(人口約47万人)における、車イス用公営住宅について、戸数や入居法を紹介します。
現在整備されている戸数
愛媛県・・・5戸
松山市・・・30戸
入居の可能性
県の場合戸数が少なく、一戸あたりの待機者も7人ほどいます。しかも車イス用の住居は、一度入居すると、長く住む人が多いということで、申し込んでも入居できる可能性はかなり低そうです。
松山市の場合は、例年2、3戸は空きが出るそうです。倍率は数倍になることが多いようですが、今年は10戸も空きが出て希望者はほとんど入居できたそうです。この先2、3年は新築の予定は無いということでした。
申込み受付期間
2003年度、県は2月、松山市は7月に受付が行われました。新築の場合は随時行われます。来年度については、それぞれのインターネットサイトや広報紙の告知をご覧ください。
家賃
県の場合、収入に応じて25,500円から57,400円で、松山市の場合、19,400円から60,000円です。ちなみに最高額の家賃を払う収入とは、松山市の場合、月収で238,001円から268,000円となります。部屋の間取りはだいたい2LDKです。
駐車場
駐車場は各団地の自治会が管理しており、各自治体はタッチしていません。車イス利用者用のスペースというのも特に設けられていないということです。入居してから自治会に相談し、適当なスペースを割り当ててもらう、ということになると思います。
入居の条件
現在の居住地(松山市の場合、市内に居住しているか、市内に勤務している必要がある)、収入、身体状況(常時介護が必要な人は単身での入居は出来ない)などいくつかの条件が決められています。
問い合わせ場所
申込にはたくさんの書類を提出する必要があり、保証人なども必要です。まず下記の場所などで資料を受け取り、じっくりと検討して下さい。
松山市建設管理部市営住宅課
松山市二番町四丁目7番地2
電話948−6498
愛媛県土木部道路都市局建築住宅課公営住宅係
松山市一番町4丁目4−2
電話(089)941−2111 内線2759
気づいたこと
車イス用住宅の内部はどういう作りになっているのか知りたくて、写真があれば見せてもらおうと思ったのですが県でも市でも用意してないということでした。廊下の幅、風呂やトイレなどの各部の寸法が分からないと入居してから苦労する人がいるんじゃないでしょうか。内部を見せないで物件を貸そうなんていう、ずぼらな不動産屋は日本じゅう探してもいないでしょうから、このあたりはやはりお役所だなという気がしました。以下は個人的に入手した県営牛渕団地の写真です。
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