リジッドフレーム車いすリスト(2021年7月)

いま、Tig のクライトに乗っているのですが次はリジッドフレーム(折りたためないタイプ)の車いすを買おうかと思っています。TPOに合わせて使い分けるためです。実際に購入するのは数年後になると思いますが、検討のためリジッドタイプの車いすを集めてみました。

日本ではフォールディングタイプの車いすが主流で、この流れが変わることはないでしょう。ですがリジッドタイプにも様々なメリットがあります。構造がシンプルなぶん軽い、剛性が高い、デザインがカッコいい、メーカーが多く選択肢が広いなどです。ぼちぼち日本でもリジッドフレーム車いすのブームが来ますよ!

※写真をお借りできた所は写真付きで、そうでない所は写真無しで紹介しています。



メーカー:TiLite
販売店:ペルモビール株式会社
モデル:ZR


リジットフレーム車いす TiLite、ZR

全ての画像引用日 2021年5月22日

価格:478,000円
参考重量:約7.9キロ
特徴:タイライトはアメリカ・ワシントン州の車いすメーカー。2014年スウェーデンの福祉機器メーカー、ペルモビールに買収された。チタン製車いすメーカーとして有名だがアルミ製も製造している。注文書を受け取ってから、一人一人の身体的特徴に合わせてフレームを作り始めるフルオーダーシステム。



メーカー:パンテーラ
代理店:パンテーラ・ジャパン株式会社
モデル:U3 LIGHT

リジット車いす パンテーラ、U3 LIGHT

価格:不明
参考重量:約7.6キロ
特徴:スウェーデンのメーカー、パンテーラ社のクロモリ鋼を使った上級モデル。クロモリ鋼というのは鉄の合金で、カーボンが普及するまで高級自転車のフレーム材として一般的に使われていた金属。



メーカー:橋本エンジニアリング株式会社
モデル:MC-X

折りたたまない車いす 橋本エンジニアリング株式会社、MC-X

価格:398,000円
参考重量:約6.2キロ
特徴:静岡県浜松市の技術系メーカーが集まり先端素材を使い作り上げた車いす。フレームはマグネシウム合金製で、要所要所にはチタンやカーボンなども使われている。



メーカー:株式会社ミキ
モデル:NOVA_RIGID


固定式車いす 株式会社ミキ、NOVA_RIGID

価格:320,000円
参考重量:9.1キロ
特徴:車いすメーカーの老舗、ミキのリジッドタイプ車いす。アルミ製で細部までよく作り込まれている印象。スピナジーのホイールが標準装備でこの価格は魅力的。



メーカー:株式会社松永製作所
モデル:C-MAX

固定フレーム車いす 株式会社松永製作所、C-MAX

価格:320,000円~
参考重量:約8.5キロ~
特徴:日本の車いすメーカーの老舗、松永製作所が展開するMP(マックスパフォーマンス)ブランドのリジッド車いす。本体はアルミ製で、キャスターを前方に出したフットレスト部の形状がユニーク。



メーカー:Aria Wheels
モデル:1.0Mg


販売店:有限会社イフ
価格:664,000円(海外の価格)
参考重量:約8キロ
特徴:世界一軽量な構造用金属であるマグネシウム合金とカーボンファイバーを使ったイタリア製車いす。私がリジッドフレームの車いすに興味を持つきっかけとなったモデル。多分、今普通に買える車いすの中で世界で一番カッコいいんじゃないだろうか。手ごろな価格のアルミニウムモデルもあり。



メーカー:株式会社ティグ
モデル:BUZZ(バズ)


価格:292,000円
参考重量:7.2キロ
特徴:東大阪市にあるチタン専門メーカー、ティグ。チタンの持つ、軽く粘り強いという性質を生かした車いすを作り続けている。チタンを使っていながら比較的リーズナブルなのも魅力。



メーカー:株式会社オーエックスエンジニアリング
モデル:FX


価格:246,000円
参考重量:約7.8キロ
特徴:競技車両開発部門REVが手掛けるアルミ製リジッドタイプ車いす。FX、FR、XRの三モデルがある。カーボン製サイドカバー標準装備などコストパフォーマンスに優れた製品。



メーカー:RGK Wheelchairs
代理店:サンライズメディカルジャパン
モデル:OCTANE SUB4(サブ フォー)


価格:835,000円
参考重量:約7.6キロ
特徴:RGK Wheelchairsを傘下に置くサンライズメディカルはもともとはドイツの会社。RGKはイギリスの会社。見ての通り高価だが軽さとデザイン性の高さが魅力。本モデルはチタン製。サンライズメディカルジャパンではアルミ製のTIGA SUB4やクイッキー7Rなども扱っている。



ちょっと一言

最も高価な車いすは国産だと橋本エンジニアリングのMC-Xで398,000円。海外のメーカーだとRGK WheelchairsのSUB4で835,000円。やはり国産車いすはリーズナブルです。

海外メーカーの車いすの重量はホイールやブレーキを省いた数値で公表されていることが多く、こちらで標準的なホイールの重量をプラスしています。目安程度にお考え下さい。

リジッドタイプにはオープンフレームとクローズドフレームの違いがあります。後輪の車軸からキャスター部へのパイプの有り無しで区別します。TiLiteのZRやRGK WheelchairsのOCTANE SUB4などがオープンで、パンテーラのU3 LIGHTやオーエックスのFXなどがクローズドです。オープンフレームの車いすで小さな段差を超えると跳ね返されるような感触があります。購入前に必ず試乗されるよう、お勧めします。


更新日 2021年7月1日

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