車イスの旅Top3

車イスで旅行に行くのならどこが良いか選んでみました。そんなにあちこち行ったわけではないので、あくまでしゃれとしてですが。

第1位 リンクマーク 飛騨高山地方
第2位 リンクマーク 富士河口湖
第3位 リンクマーク 高知


飛騨高山地方(2006年4月)

菅沼集落 相倉集落
菅沼集落(富山県) 相倉集落(富山県)

五箇山の菅沼・相倉集落(富山県)と白川郷の萩町集落(岐阜県)はユネスコの世界遺産に登録されています。世界レベルの貴重な文化遺産を車イスでも見学できるというのは、実はすごいことかもしれません。菅沼と相倉は駐車場が集落の外にあり集落内は車が通らないので車イスでもゆっくり散策できます。私が訪れたときはまだ集落を取り囲む山々に雪が残っていて、そのお陰でより強く山深さや秘境の雰囲気を感じることができました。菅沼は覚えてないのですが相倉と萩町は身障者用トイレがあります。

日下部民芸館 屋台会館
日下部民芸館 屋台会館

高山市は豊かに暮らせる福祉観光都市づくりを目標に、さまざまなバリアフリーまちづくり施策を実施しています。観光の目玉である古い町屋などは可能な限り段差の解消が図られ、身障者用の公衆トイレが整備されていて、市営の駐車場は料金が免除になったりします。またそういうハード面だけでなく、信号のない横断歩道を渡ろうとするとちゃんと車が止まってくれるという体験などから、バリアフリーが生活の中にまで浸透しているように感じて1位に選びました。
情緒ある古い町並みの中を、宮川や江名子川などのきれいな川が流れているのも良かったです。ちょうど川沿いに植えられた桜が満開で本当にきれいでした。


富士河口湖(2007年11月)

河口湖畔からの富士山 山梨環境科学研究所・遊歩道
河口湖畔からの富士山 山梨環境科学研究所

富士山が見たいという親のリクエストで訪れました。下調べをしていて驚いたのですが河口湖周辺には身障者室のある宿が6軒もあります。また湖畔にはウォーキングトレイルが整備されていて、車に煩わされること無く気持ちよく散策できます。左上の写真はトレイルから撮ったものです。右上の写真は山梨環境科学研究所の生態観察園の遊歩道で300メートルあり、ほかに900メートルの自然観察路もあります。樹海の雰囲気が少しだけ味わえるのですが、ぜひもう少し標高の高い場所に本格的なハイキングコースを設けて欲しいものです。

この時は富士スバルラインを通って5合目まで上がったのですが、人や車が多くトイレの匂いもきつく、行かなくても良かったかなというのが正直な感想です。途中の駐車場からの眺望は素晴らしいので、4合目の奥庭駐車場まで行き景色を眺めてさっと降りてくるというのがお勧めです。

富士レークホテルの客室 富士レークホテルのトイレ

富士レークホテルに宿泊しました。身障者室のある宿が多い河口湖ですが、こちらのホテルが草分けだそうです。客室は広く設備は充実していて、とても快適に過ごせました。客室の浴槽に温泉が引かれているのですが、ほかに富士山を眺めながら入浴できるバリアフリーの貸切風呂もあります。私が知る中では日本で一番バリアフリーに力を入れている宿だと思います。
  

高知

天狗高原 リンドウ
天狗高原 リンドウ(10月上旬)

経緯はわかりませんが昔から高知県内には身障者用トイレがたくさんありました。今でこそ道の駅の整備が進み、だいたいの目星がつくようになりましたが、トイレを探して駈けずり回っていたトイレ氷河期時代には本当にありがたかったものです。

もちろんトイレの心配をしなくていいというだけではなく、観光地としてもなかなかの実力を備えています。太平洋に面した海岸には白砂のビーチがどこまでも続き、四国山地の天狗高原では放牧地が延々と広がり、その両方を日本最後の清流と言われる四万十川がつないでいます。可能な方にはサーフィンやシュノーケリング、カヌーなどアクティブな体験をお勧めします。それが無理でも海では鰹のたたきを、川では鮎やモクズガニをがつがつ、バリバリと食べれば高知ならではの自然の恵みに浴することができます。
高知日曜市 高知トマト 竜串の桜浜
高知市追手筋の日曜市 特産のトマト 竜串の桜浜
岩間沈下橋 道の駅とおわの川エビ 久礼の鰹のたたき
岩間沈下橋 道の駅とおわの川エビ 久礼の鰹のたたき
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