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京都府・夕日ヶ浦温泉へ 〜

平成16年1月30日(金)

大阪で待ち合わせ、車内に持ち込む食料品を仕込む。お酒はビール (ライムジュース付きコロナ) とワイン&シャンパンのミニボトルを選び、洋風オードブルと中華のおかずを購入。ちょうどおなかが減ってたので、ついつい買い過ぎてつれの冷たい視線を浴びるわたし。( ̄∇ ̄;)ゞ
ホテルのラウンジでお茶しながらルートの再確認をし、帰路分の特急券などを買って、いざ出発。
平日のグリーン車は貸し切り状態。誰に遠慮することなく脚をのばし、ビールを開け、おかずを広げる。全部つれがやってくれたので、極楽、極楽♪ (本人曰く 「俺は客室乗務員か?( ̄◇ ̄)?」 ) ワイン用にプラカップを持ってきてたけど、デパ地下の売り場でくすねて ・・・ もとい、黙っていただいてきた試飲用のちっこいカップが大活躍。v( ̄ー ̄)v
ちょこちょこ寄り道できるドライブの旅もいいけど、お酒飲みながらほろ酔いで行ける列車の旅もいいよね〜。北に向かうにつれ雪景色になってきて、気分も高揚♪

途中乗り継ぎでどたばたもありながら、なんとか木津温泉駅に到着。宿のお迎えが来るまで、待合室も閉ざされ灯りも少ない駅でふたりきり。駅員さんもおらへんし、取り残されたような気分。“金夜” とは思えへん寂れ方やね。( ̄▽ ̄;)

「一日3組だけ」 という触れ込みのお宿やけど、今日はなんとウチらだけらしい。
ぶらぼ〜♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ♪
本来は夜8時から貸し切り可のお風呂に、さっそく二人でちゃぷん。こじんまりしてるけど、洗い場の床まで木の内風呂も良し、坪庭ちっくな露天風呂も良し。 (雨が冷たかったけどx)
しっかりあったまったあとは、談話室 (?リビングルームみたいなスペース) を二人占めして、部屋の冷蔵庫からビールを持ち出してくつろぐ。他にお客さんがいてももちろん使えるんやけど、やっぱ気を使うもんね。こんな場所も独占できるのは、やはり小さいお宿ならでは。
そういえば、玄関からこの辺りまでは板張りやけど、特に冷たく感じへん。スリッパなしやのに。温泉であったまったせいもあるのかしらん。

↓ 今回のお部屋。『囲』 って名前がついてました。
手前の板張りの方には火鉢の仕込まれた小さな台。(火は入ってなかったけど。)
暗くてわかりにくいねー、すんません。(^-^;
部屋。 板の間。
部屋にはトイレと洗面がついてます。
トイレもゆったりしてて、良かったよ (笑)
そこだけ手抜きなお宿もあるからねー。


↑ 左と中は共有スペース。天井も高く広々としてる。
部屋の前の廊下は畳敷き(右)。そこここに絵などが飾られてる。
木がふんだんに使われてるのも、いい。

写真撮ったりしながらくつろいでると、「このカニを使います」 と、見せにきてくれた。ふぉっふぉっふぉっ、動いてる、動いてる♪
甲羅は温泉蒸し、脚はお刺身など ・・・ 楽しみ〜(≧∇≦)
そして、待望の晩ごはん。!。
談話室を挟んで、部屋とは反対側に食事用の個室がある。こーゆーの、好き好き。
まず、テーブルに用意されていたのは、鍋と焼きものと茹でガニとセコガニと甲羅蒸しと ・・・ あと、前菜の珍味。これだけを見てるとちょっと上品なボリュームで、「これなら軽くイケルぞ〜」 と思ってたけど、なんのなんの。
珍味をつまみにまずは少し飲み、カニとカマとサザエを焼きながらセコガニと茹でガニをしゃぶりまくり、蒸し上がったカニミソを掬っては口に運び (今回初めてカニミソを旨い!と思いまちた) ・・・ と黙々と攻めまくってる間にも、舟盛り (カニ、白エビ、ブリ&ブリトロ、タイ、剣先、サザエ) が届き、天ぷらが届き、「そろそろこっちも ・・・」 と鍋にカニをどばどばと入れ、ふと気付けば、手元のガラ入れは満杯。
こ、こんなに食べたんか?? この中身が全部ワタシのおなかの中に入ったんか???!( ̄◇ ̄;) と、ちとびびる。
ひと通り終わったところで鍋を引き揚げてもらい、雑炊に変身。これがまた旨いんや〜♪ が、おなかはすでにぱんぱん。一膳だけしか食べれんかったのが悔しいx (←どんだけ食うねん。)

スタート♪ セコガニ(メス)。 鍋の具。 刺身船盛り〜

デザートは部屋に持ってきてもらうことにして、とりあえず闘いは終わる。二人ともおなか一杯&ほろ酔いで、お風呂に行く気力もないぐらいねむねむ〜。これは果たして、勝ったのか? 負けたのか??

少しごろごろと休んでから、ふたたびお風呂へ。もちろん貸し切りにして。(* ̄∇)ゞ
さっぱりとしたあとは、バーへ。
ここもはだしなのよね〜。へんな感じ。( ̄◇ ̄)
バーというてもスナックみたいなんかも〜、と想像してたけど、ちゃんとバーでした。?。バーテンくんがいて、カクテルも作ってくれる。生ビールもある。焼酎もいろいろ。
はぁ〜、満足、満足♪

* * *


     1月31日(土)

今日も朝から一緒にひとっ風呂浴びて、温泉を満喫。
帰りに寄り道することに決めてたので、朝は早め。いつもは浴衣のまま朝食の席につくけど、今日は先に着替えを済ませる。
朝は階下のお食事処で ・・・ とはいえ、やはり貸し切り状態であることに変わりなし。肉厚の干物もおいしいし、豆乳の湯豆腐もおいしいし、なんといってもカニの爪がどーんと入ったおみそ汁がたまらん♪ 昼に備えてつつましくするつもりが、またしてもしっかり食べてしまう。

平日泊特典のお土産のカニを実家宛てに送ってもらい、なぜか箸の柄付けなどもして (重ね塗りしてあるのを電動やすりで削るだけ)、おいとま。昨日今日と小雨が続いてるにも関わらずまだ残る雪を見ながら、帰路につく。

行きは兵庫まわりで来たけど、帰りは京都まわり。タンゴ鉄道からは天橋立も見れる。♪。途中下車したいけど、今日の目的は篠山でぼたん鍋。先を急がねば。
が、一時間に一本はある特急がこの時間帯だけなくて、福知山からは在来線の各駅列車。ワンマン列車にがたごと揺られて70分。やっとこさ着いた篠山口の駅でトイレに駆け込んでる間に、30分に一本のバスが出てしまう。q(T▽T)p
仕方なく、市内までタクシーを使うことにしたものの、今度は運ちゃんがハズレで、「『いのしし祭』で混んでるから」 と街外れで降ろされてしまったx 小雨の中、ふたりてぼてぼと寂しく歩く。
ぼたん鍋までの道のりは遠い ・・・
更に街なかに入ってからも、店を探してうろうろ。ものすごーく時間をロスした気がしてたけど、なんとか予約してた1時には間に合った。
個室に通されると、すでに準備万端。みそだけ溶かしてもらって、あとは自分で炊いていく。しし肉を入れ、お野菜もたっぷり入れて煮込んでる間、黒豆をアテにビール。ぷはー。

しし肉は煮込めば煮込むほどやわらかくなる、のはわかってるけど、いつも待ちきれずにつれは箸をのばす。「まだ早いでー」 と言いつつ、放っておくと全部食べられてしまいそうやから、わたしもついつい突付いてしまう。で、味見かたがたちょこちょこと食べてる間に、満足な状態にならへんまま “終了” してしまうのよねx
まして今日は長旅 (!) やったから、ぐつぐつ煮えるお鍋を見てるとがまんできなくて、はふはふと食べまくるふたり。お店の人が見てたら 「まだ!」 って叱られそうやわ。( ̄∇ ̄;)ゞ
それにしても、疲れて冷えたカラダに、ぼたん鍋は効く〜♪ すぐにほかほかしてきて、暖房も要らんぐらい。
そして、またしても満腹。
お散歩がてら少し歩いて、食後のお茶して、今度はバスを逃さず駅に戻る。

ああ、予想はしてたけど、食って食って食いまくる旅になってしまったわ〜
さらに、帰路の乗り換え駅で再びわたしがトイレに行ってる間に、つれが何やら買ってる。
「あげる」 と差し出されたのは、いちご大福。
・・・ ( ̄− ̄;)

今度は、あんましいっぱい予定入れないようにしよーね、と約束して、解散。
温泉もおいしーもんも、やめられそうにないわね。σ( ̄▽ ̄;)

* * *

本家まつや 京都府竹野郡網野町浜詰
0772−74−0120
超お役所サイト・
丹波篠山へのいざない
兵庫県篠山市北新町41(篠山市役所)
   *「味覚情報」の中に『ぼたん鍋ガイド』あり。
079−552−1111

* * *

【 超個人的所見 】
 “立派” なお宿ではないけど、ものすごーくのんびりできて、気に入りました♪ (結果的に) 自分らひと組だけで過ごせたってのも大きな理由かも。(でも、そのせいで逆に変な気遣わなあかん宿も、中にはあるやろし。) 内装の色合いとかも好みやし、部屋も使いやすくこじんまりとまとまってて落ち着けたし。ゆるりとした気分を味わえたから、それが何より。
客室は建物の2階。階段がちと急なので、足腰弱いひととかお年寄りには不向きかも。階下のお食事処やバー、お風呂は宿泊客以外も利用可。と、施設は完全な 「宿泊客限定」 ではないけど、フロアが違うことで棲み分けができてるので、特に気にはならんかった。
今回は一泊二食18,500円のプラン。コスパも十分良いと思いまふ。(*'-')b


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