石川県・山代温泉へ 〜
今年二度目の温泉は、旅番組や雑誌で見てチェックしてた、部屋のテラスにに露天風呂が付いてるというお宿。
またしても旅行前につれとの間に不穏な空気が流れてて、どうなることやらと心配してた。前日に待ち合わせのことで連絡はあったけど全然愛想ないし、当日会ったときもろくに口もきかへんし。悲しいやらむかつくやら。ｘ。それでも極力フツーにしてたら、電車に乗る頃には向こうもフツーに戻ってたけど。
はぅ〜。たいへん。
またしても旅行前につれとの間に不穏な空気が流れてて、どうなることやらと心配してた。前日に待ち合わせのことで連絡はあったけど全然愛想ないし、当日会ったときもろくに口もきかへんし。悲しいやらむかつくやら。ｘ。それでも極力フツーにしてたら、電車に乗る頃には向こうもフツーに戻ってたけど。
はぅ〜。たいへん。
行きは大阪１２時４２分発のサンダーバード。お昼は車内で食べようということで、まずは三宮のデパ地下でお弁当を仕入れる。たまにこういうとこ来ると、いろいろあって迷う〜。(@_@)
結局 『淡路屋』 （神戸の定番！） のすきやき弁当を。それからピロシキの店で “ロシア” と “カレー”を一個ずつ。これまた車中用の雑誌なども仕入れて、新快速で大阪へ。
北陸方面行きのホームは妙に強面な方々が多い ・・・ なんでや？？
もとい、座席はサンダーバードのグリーン。広いしらくちん♪ 快適に加賀温泉駅まで、２時間ちょいの列車の旅。
宿の迎えはめずらしくスーツ姿の若い女性。この時間の客はわたしらと、もうひと組。あとで聞いた話では、日曜日やのに満室とのこと。スゴイ。！。
１０分ほどで今回のお宿、『べにや無何有』 に到着。仲居さんらが出迎えてくれる。玄関へのアプローチは和風。入るとシンプルな洋風のロビー。でもちょびっとアジアンチックな不思議な空間。
チェックインの待ち時間、ウェルカムドリンクにりんごのジュースが出た。ミキサーで作ってたようで （それらしき音が聞こえてた）、ざらっとした口当たりが美味。ちょっと青臭い感じがあるのもまた良し。いっぺんに旅の疲れがほぐれる。
今回はＪＴＢのパッケージで部屋は選べなくて、洋室。部屋に案内されてまず驚いた （ちゅーか、不安になった） のはマンションのような無機質なドア。開くと、中はいきなりコンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれた、階段。１階上がったところに流しや冷蔵庫があり、居室の入口になってる。これが一番安い部屋らしいけど、テラスに面した壁一面がガラス窓になってて開放感があるし、ベッドも低いタイプやから狭さは感じへん。食事はとなりにある 「お食事処」 でいただくから、逆にホテル風で過ごしやすそう。それに 「お食事処」 と言うても、たった２室の洋室のためにある ・・・ つまり二組だけのダイニングやから、自分らの部屋の別室のような間隔。（他に和室と和洋室があって、そちらは部屋食らしい。）
ひとしきり仲居さんの説明を受け、お茶 （加賀棒茶 ・・・ 美味♪） を入れてもらってひといき入れる。その時点ですでに 「この宿はヒット〜！」 と、★印いっぱい点滅させてるわたし。(*^^)ｖ
ベッドは小さめのツイン。窓際のソファの、ちょっと沈む感じが心地良い。テラスにはお昼寝チェアがひとつと、縁台風の長いすが配されててぼんやりするのに最適。やや高台に位置するので、眺めもまずまず。で、そのテラスの一部に露天風呂が設えてある。うくく。これがお目当てなんよね〜♪ 浴衣はサイズいろいろ、部屋にたくさん常備してあって、寝間着に使っても、翌朝にはまたさらをおろせるからうれしい。シャンプーなんかのアメニティはイギリスのもの （名前忘れたｘ）。洗面はちょっと狭くてドアの開きも外開きの方が良いのでは ・・・？ と思ったけど、特に支障があるほどではない。
なーんてチェックを一気に済ませて、お風呂、お風呂♪
洗面所からシャワールーム （これがまた打ちっぱなしで想像を超えてたｘ でもシティホテル並みの仕様でぐー。d(^-^)。） を抜けてテラスにある露天風呂に出るようになってる。このお風呂が、事前に見た写真などから想像してたよりずっと大きくて、感激！ 図体デカイつれと一緒に入ったら窮屈なんやろなーと思てたのに、なんのなんの。ゆったり余裕でふたり入れて、お湯もたっぷりではっぴー♪
ひとしきりお湯を堪能し、大浴場もチェックしたあとは、夕食。前述の通り、お食事処は部屋のすぐとなりで、不自由はなし。却って、布団の上げ敷きや食後の片付けとかで、仲居さんが部屋に出入りするのを気にしなくていいのが良い。
食事のお供に日本酒を選ぶ。やっぱ温泉、和食、とくれば日本酒よね。地酒のリストから 『鏡花』 を。小さい瓶では少ないし、大きい瓶 （７２０？） では多いし ・・・ で、唯一リストに載ってた５００ｍｌ瓶を選択しただけやけど、これが口当たりの良い辛口でおいしい♪
まず食前酒の花梨酒がこの手のものにしてはめずらしく辛口で、あとのお料理も楽しみになる。ちょうどカニの前の時期、メインはやはり松茸。（でも実はあんまし好きでもないのだなｘ） 土瓶蒸しが美味。ひらめのお造りも美味、甘鯛の塩焼きも美味 ・・・ 解禁になったら、焼きガニなんかが入るそうな。うう、惜しい。！。で、極めつけは鴨のつみれ鍋。セリと焼きねぎとの組合せ。たったそれだけの材料やのに、おいしいこと！ もちろん締めはその鍋のあと、雑炊で。
満足、のひとこと。(*￣▽￣)
夕食のあと、仲居さんに 「ご希望でしたらアロマオイル、炊かせていただきますけど」 と言われ、試しにラベンダーをお願いする。（無料。） あと、夜食にと細巻きも用意してくれる。
でももうおなかいっぱいで、とても食べれへん ・・・
ふたたびひとっ風呂浴びて、テラスで涼む。お昼寝チェアはひとつ、つれが寝そべるとわたしは長いすに。「こっちにくる？」 と言われたので、「うん♪」 とトナリにいくと 「・・・ オマエはそーゆー奴やもんな ・・・」とあきれた様子。一人用のところにまさか来るとは思わんかったんか？？ （ほんなら言うなっちゅーの。） で、しばし仲良く寝そべる。(^_^;)。
でもさすがに涼むには寒いねｘ ぬくぬくのお布団に入って、おやすみなさい ・・・
＊ ＊ ＊
＊ ａｌｂｕｍ
＊
部屋から見た月見台 （テラス）
右手囲いの向こうがお風呂。
月見台のお昼寝いず。
テラスの露天風呂♪
１０月１５日（月）
目が覚めたらおなかが減ってた。朝風呂を楽しんでもまだ朝食までは時間があったので、ゆうべ用意してくれてた夜食用の細巻きを思い出して流しの方へ行く ・・・ と ・・・ ん？ 様子がヘン。細巻きの入ってた籠の蓋が開いてる ・・・ 中はからっぽ。部屋の方を振り向き、「いつのまに食べたん！？」 と問い詰めても、遅いよね ・・・ くぅ〜っｘ 朝風呂からあがってきたときに 「お茶、要る？」 とかって珍しくサービス良かったのは、そういうことやったんか〜！ 「えーと、細巻きとぉ、おせんべとぉ ・・・」 などとぬけぬけと答えるつれ。どおりでさっきのちゅーがせんべっぽい味やったはずやわｘ ほんでまた、全部食べるなっつーの！
おなかぺこぺこで朝ご飯。毎度のことながら、たらふく食べてしまう。かれいの一夜干しは、ちゃんとテーブルであぶるようになってる。のりも然り。木箱の中に炭が入ってる。（最後の一枚で気付いたのはわたしｘ） あー、旅先での朝ごはんて、なんておいしいんでしょう♪ テーブル一杯に並べられたのを、きれいに平らげる。
チェックアウトをつれにまかせて、お世話になった仲居さんと立ち話。夏にはテラスにハンモックが吊るされるそうな。それもおもしろそう。あとでつれに話したら、「そんなもん要らんわ」って言われたけど。(T_T)。楽しそうやのになー。
＊
加賀温泉駅まで送ってもらい、ゆうべ頼んでおいたレンタカー （キャンペーン中の５００円ナビ付きＶｉｔｚ） で、東尋坊＆永平寺経由福井駅、のドライブに出発。最初はのんきに 「時代村も寄る〜？ にゃんまげがおるで〜」 とか言うてたけど、のちに焦りまくることに。今日も快晴。東尋坊もおだやかに晴れ （ていうか、暑いくらい） 、荒々しさはまったくなし。だいぶ前に一度来てるというつれは 「こんなしょぼかったかなー？」 とがっかりしてたけど、初めて （たぶん） 来たわたしは観光客になりきってしまう。端の方まで行って恐る恐る見下ろすと、海の水も透明度高くて、吸い込まれそう。・・・ あかんちゅーねん。(-_-;)。
あちこち位置を変えつつ、ひとしきり堪能。立ち並ぶみやげもん屋や食べもん屋も堪能。
で、ひとつ気になったのが、あたりにゴミ箱がないこと。つれがうろうろ探し回ってくれたけど、どこにもない。「ゴミは各自持って帰れ」 ということらしい。立ち並ぶ売店で串に刺したもんとか皿付きのもんとか売ってるんやし、歩きながら食べたらゴミが出るのわかってるのに。飲料の自動販売機の横にも、それ用のゴミ箱さえなかった。自分で出したゴミを持ち帰るのはやぶさかではないけど、そこで買ったもんから出るゴミを捨てるとこぐらいあってもいいと思うけど？
ちょっと納得いかんかったぞ。
お昼は当初の予定通り、永平寺でおそば食べることに。でも、このあたりから残り時間が気になりだす。とりあえずお寺さんでは、ちょこっとお賽銭でもあげるだけ ・・・ のつもりが、人波にさらわれて？拝観料を払って中に入ると、くつ脱いで上がらされる。「こちらへどうぞ」 と言われるまま部屋に入ると、壁にかかったでっかい “管内見取り図” みたいなんをお坊さんが説明してくれるのを、みな正座して聞き入ってる。・・・ ま、まずい。(・・;)。一瞬焦ったけど、説明も最後のほうやったようで、なんとか短い時間で切り抜けた。が。「参拝順路」 に従ってくとえらいことになりそうなくらい、広い ・・・。駆け足でそそくさと見て回る。（そのわりに、写真は撮ってる。） そもそも信心など持ち合わせてないふたり。こんなとこでバチがあたるなんて〜。(T_T)。
なんとかテキトーな時間で 「出口」 に到達し、胸をなでおろす。「門の外で写真撮っとくだけで良かったなー」 と反省。（もっと他に反省すること、あるでしょーが。）
でも、もみじがいっぱいで紅葉したらきれいなんやろなぁ。そんな季節に来たかったよ。
降るような緑も心地よかったけどね。
どうしてもアカンかったら帰りも車内でお弁当 ・・・ と覚悟してたけど、なんとかおそばにありつく。店が混んでなかったのもさいわい。おろしそばとごま豆腐。やっぱ名物モノは食べとかんとね〜。時間キツキツでも来て良かった♪
その後はナビ＆時計とにらめっこしながら福井駅へ。なんとか予定通りにレンタカーを返して、電車にも十分間に合う時間に駅にたどり着く。ふぅ。お土産の羽二重餅と、車内でのビールとアテを仕入れて帰り支度も完了。
駅の構内では遺跡の発掘中。けっこうな規模で、しばし眺めてしまった。
帰りものびのび足を伸ばしてゆったり。「またどっか行こな」 なんていつもの会話をしつつ、らぶらぶでご帰還。(^-^;？
やっぱ旅は楽しいね〜。
＊
今回のお宿にはほんとーに満足できたので、是非また来たいと思ったよん。つれにとっても今までわたしと行った中での、ナンバーワンやそうな。φ(．． )でも、帰ってきてからもまた雑誌に載ったりしてるから、しばらく満室状態は続くのかなぁ ・・・。それもいいような悪いような。？。帰りにもらった「割引券」、使いたいよ〜。（爆）
＊ ＊ ＊
ヒールのあるブーツではきつかったｘ
これ以上は覗き込めんかったにょろよ〜
全然わからんけど ・・・ 永平寺にて。