第7回日本電動車椅子サッカー選手権 関東ブロック予選会

関東ブロック予選会の看板の写真
会場となった横浜ラポール・メインアリーナ入口の看板
5/12(土)11:00− 横浜ラポールで「第7回日本電動車椅子サッカー選手関東ブロック予選会」が開催されました。今年度の日本選手権出場をかけて関東・東北ブロック4つの席を争ういきなりの「大一番」で、新シーズンの開幕です。各チーム気合い充分で激しい戦いが繰り広げられ、加えて、大会直前に横浜Fマリノス様より飲料水のご提供をいただき、大会も大いに盛り上がりました。

「正式な」ゴールネットの写真
「正式な」ゴールネットが登場
今大会から、2001年度版の新しい競技規則が適用され、◆「4.5キロ車→6キロ車」の交代も6キロ車が2台以内であれば自由に行える、◆オフィシャルの反対側のタッチライン中央からも選手が出入りすることができる、などの新ルールが追加されました。また、連盟指定の「正式な」ゴールネットが関東ブロックでは初めて登場しました(組み立てがかなり大変でした (^^; )。枠の間の透けて見える部分はアクリル版で塞がれています。

大会に出場した Yokohama Crackers のメンバーの写真
大会に参加した Yokohama Crackers の選手・スタッフ・ボランティアさんの一団
Crackersは3人が体調などにより不参加、3月のドリームカップと同じ5人の選手でのエントリーとなりました。昨年度関東ブロック予選第1位のCrackersは組み合わせで第1シードになりましたが、同じAコートのブロックに、FINEさん・Amigo!TAMAさんという日本選手権ベスト4以上のチームが入り、超激戦区に。予選突破、そして来年度のシード確保を目指して、さらにドリームカップで完敗したFINEさんとの差を少しでも詰めるべく、午後からの試合に臨みました。

ところが、組み合わせ抽選後に東北ブロックの2チームが不参加となり、さらに急にクローバーズさんまでもが出場辞退ということで不戦敗の試合が増え、トーナメントのシードの関係からCrackersのベスト4が自動的に確定してしまいました。ひとまず日本選手権出場となり本当にラッキーでホッとしましたが (^^; 戦わずしての決定には、釈然としないモヤモヤ感、手放しでは喜べない複雑な気持ちが残り、特に他の参加チームのみなさんの気持ちを考えれば、私たち自身も残念でした。さらに、その結果、Crackersの初戦が16:30まで飛んでしまい、しかもいきなりFINEさんとアミーゴさんの勝者とぶつかるという、かつてなかった展開になりました。

Amigo!TAMA VS FINE の写真
Amigo!TAMA VS FINE の試合の模様
その Amigo!TAMA VS FINE の「勝てば予選突破・負ければ予選敗退」という試合は、想像を絶するドラマチックなゲームになりました。1−3で前半を折り返したアミーゴさんが後半に怒濤の反撃。連続得点で追いつき、残り5分、まさかの逆転劇で4−3とリードを奪います。昨年度全国準優勝のFINEさんに、あの恐ろしいほどの (^^; 破壊力を秘めた新戦術のFINEさんに、3連続得点での逆転!! ドリームカップで5−0でCrackersが勝利したアミーゴさんとは別のチームに変貌していました。「FINE予選敗退」という事件が目の前で起きてしまうのか、会場は騒然となりました。本部席で観戦していましたが、明らかに動揺の見えるFINEの選手の顔に、こちらも鳥肌が立ちました。ところがさらなるドラマはその後に用意されており、残りの5分で2点を取ったFINEさんが再逆転で試合終了!! さすがの強さを見せつけたFINEさんの勝利で幕が降りました。5−4の壮絶なゲーム。まさに観る側を魅了し感動を与えた最高のゲームでした。両チームの選手には大きな拍手が送られました。気の早い話ですが、今年度のベストゲームかもしれません。

FINE戦の写真
FINE戦の試合中の模様
そんなすさまじいゲームの余韻が残る中、FINEさんとの試合がスタートしました。惜しくも予選敗退のアミーゴさんに負けないくらいに、こちらも接戦に持ち込みいい勝負をしようと意気込んだのですが・・・。
開始直後は思った以上に互角にやれる感触をつかみ、コーナーキックからの形通りのきれいなゴールで早々と先制。余裕を持って試合を運べるはずだったのですが、徐々に押し込まれ、ゴールエリア内で反則を犯してPKを与えてしまい同点。その後、運命の (^^; トラブルが発生し、要の6キロ車の選手が突然の体調不良(腹痛)によりベンチに下がり、6キロ1人・4.5キロ3人の非常事態で試合続行となりました。こうなると中盤を完全に制圧され、思い通りにスペースを作られドリブル突破の連続攻撃を浴び、立て続けに4失点、あっという間に試合が決まってしまいました。FINEさんの4人攻撃に対して6キロが1人いなくなることが「致命的」なのは明らかなのですが (^^; 混乱した状態を立て直すことができず、連係プレーやカバーリングの修正ができないまま苦もなく得点され続けたのは、まさに「自滅」という状態でした。
気持ちを切り替えて臨んだ後半も2失点。終盤に6キロがようやく復帰して反撃を試みますが得点を奪うことができず、結局1−7の大敗、ボロ負け (^^; に終わりました。
Yokohama Crackers VS FINE の写真
Yokohama Crackers 1−7 FINE

YOKOHAMAベイドリームP.S.C.戦の写真
Yokohama Crackers 12−0 YOKOHAMAベイドリームP.S.C.
自分自身への不甲斐なさと精神的な疲労感を抱えながら (^^; 次の3位決定戦に向かいました。相手は2連勝して自力予選突破を見事に決めた、同じ横浜のYOKOHAMAベイドリームP.S.C.さん。やる気に溢れ、この数ヶ月でどんどん力をつけているチームです。「横浜アベック出場」を祝うためにも、今度こそいいゲームをしなければ、と集中力を高めます。同時に、前の試合の緊急事態で初めて組んだ4.5キロ2人がそのまま先発して、新たなコンビネーションを探りながらゲームを進めました。序盤はやや苦戦し攻めきれない場面も見られましたが、先制した後は落ち着いてボールを支配し追加点を重ね、12−0で勝利し、なんとか関東3位の座を確保しました。初アシストを決めた選手も出て、次につなげるプラス面もわずかながら (^^; 見いだすことができました。

というわけで (^^; Yokohama Crackers ワースト・ゲームをまたしても更新し、選手層の薄さ、いろんな場面に対応できる柔軟性=総合力の低さを露呈する大会になってしまいました。公式戦での「横浜ラポール(地元)不敗神話」もあっけなくストップ。次の8月の関東大会に向けて、この下り坂・急降下を止められるのか (^^; この現状からスタートしてどこまで立て直していけるのか、課題が山積み、これからが正念場です。日本選手権では関東代表として恥ずかしくない試合ができるよう頑張りたいと思います。

大会準備や設営、オフィシャルなど、ボランティアのみなさん、チーム関係者のみなさん、審判員のみなさん、どうもありがとうございました。

関東ブロック予選会結果
関東ブロック予選会結果
なお、ラビット、ワイルドビーティング、クローバーズは不参加により不戦敗。
1位 FINE
2位 F.C.厚木ドリームス
3位 Yokohama Crackers
4位 YOKOHAMAベイドリームP.S.C.

以上の4チームが11月の日本選手権に関東ブロックから出場することが決定。




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