〜メンテナンスのコーナー〜

■ユーザー車検(その2)

前回に続いて「ユーザー車検」について書きたいと思います。
まぁ、新車時からこのようなことをされる方はあまりいないと思われるので、あくまでも”乗用車”の「継続検査」に的を絞って述べさせて頂きます。

まず、実際に全てを自分で行った場合に純粋にどれくらいのお金が必要かを述べてみましょう。
 
No 項目 内容他 金額
@ 申請書用紙 陸運局内で購入 70円
A 手続き手数料 陸運局内で印紙にて支払い 1,400円
B 重量税 クルマの重量によって異なる 37,800円
C 自賠責保険料 保険会社に支払って証明書をもらう 27,600円
D 交通費(ガソリン代)等 陸運局までのガソリン代等
E 自動車税 毎年1回のお約束 34,500円
合計 101,370円(プラス交通費)

如何でしょうか?
この金額は安いと思われますか?
高いと思われますか?
とにかく、車検を受ける為にはどこに依頼しようが、最低上記分はかかると言うことなのです。

勿論、これは(先ほどもお断りしたが)純粋に手続き完了の為の経費です。
従って、部品代やその工賃、調整料などは含まれていません。

もし、貴方が仮に私と同じ「VITA」に乗っていて、その車検代が14万円だったとしましょう。
そうすれば、上記経費を差し引いた残りの7万円強は部品代や工賃や調整料と言うことになる訳です。
まぁ、そのあたりのお金の高い、安いの判断は皆さんにお任せすることにして、とにかく、最近の私は全てこの「ユーザー車検」で検査を通して来ました。

思うに、ユーザー車検と一般の車検を比較する為には、その分、こちらに何らかの利益がなければいけないでしょう。
その意味からも、純粋な経費についてはしっかり把握しておくことは重要だと思うのです。

ここで、各項目について再度、確認しておきましょう。
但し、乗用車(定員10人以下)としてお話しすることとします。

☆上記@とAはどのクルマでも同じ。
☆B重量税(2年間・すなわち継続検査分)は次の通り。
  0.5トンを超えて1トンまで〜25,200円
  1トンを超えて1.5トンまで〜37,800円
  1.5トンを超えて2トンまで〜50,400円
  2トンを超えて2.5トンまで〜63,000円
☆C自賠責保険料(乗用車)は次の通り(但し、平成14年3月現在)
  24ヶ月〜27,600円・・・排気量や車重に関係なし。
  25ヶ月〜28,450円・・・同上。
☆Eについては常識ですね。ちなみに詳細は排気量によって次の通りです。


1リットル以下 29,500
1リットル超1.5リットル以下 34,500
1.5リットル超2リットル以下 39,500
2リットル超2.5リットル以下 45,000
2.5リットル超3リットル以下 51,000


ここまでお読み頂ければ、もうお分かりだと思います。
「フェラーリ」や「ベンツ」を所有・維持していく為には、おのずとお金がかかるようになっているのです!

次回もお楽しみに!

(2002/03/22)

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