〜私と307〜

■タイヤ交換

唐突ですが・・・去る12月13日(土)にタイヤ交換をして来ました。

我が307も納車されてはや1年8ヶ月を数え、約37,000キロを走破しました。
この間、純正のピレリ「P7」はまずまずの走行性能を示してくれました。
しかし、33,000キロを過ぎたあたりから、さすがにかなりの乗り心地の悪化を感じるようになりました。
スリップサインもとっくに出ていたので、思い切って4輪とも交換することにした訳です。

尚、今回の交換にあたっては次のような銘柄が候補に上がりました。

★ヨコハマ「DNA dB」
★同「DNA Euro」
★ピレリ「P7」

勿論、ミシュランにも関心はあったのですが、今まで装着したことが全く無かったことと、耐久性に疑問を抱かせるような情報が
あったこともあり、今回は見送ることとなりました。
今回はコンフォートに振ってみたかったので、定評がある「DNA dB」に決定しました。

本来はメンテナンスのコーナーに掲載するべき内容かとは思いますが、いい機会なのでこのコーナーでまとめてみました。
タイヤ&ホイールについて詳しい方もそうでない方も、リラックスして最後まで御読み下さいませ!



交換前の状態です。
タイヤサイズは205/55R16。
以前、乗っていた「405Mi16」がピレリ「P600」を装着していました。
ピレリに対してはそのときのイメージが強く、もう一つの印象を持っていましたが、307で装着されていた「P7」では見事にその
イメージが覆されたのでした(笑)。
適度に柔らかいのに、剛性感もある乗り心地。
このタイヤは安くはありませんが、結構いいタイヤであったと思います。
(と言うより、307にマッチしていたと言うべきでしょう。)





タイヤ交換を「ブルーライオン宮崎」さんにお願いしたところ、ここへクルマを回して下さい、とのこと。
ヨコハマタイヤ宮崎販売さんです。





宮崎県一円にタイヤを卸しているお店で、結構大きい所です。
画像奥のピットに入庫している我が307がご覧頂けますか?





早速、交換作業が始まりました。
「アレ、これは確かナットにキャップがかぶさっていたよねぇ。」
ちょっとお困りの様子(笑)。





そうそう、ピンセットのようなキャップはずし用具が必要なんですね。
ブルーライオン宮崎へ電話してその旨確認。
スペアタイヤ裏の工具にそれは含まれておりました。
(画像には写っておりませんが、黄色のピンセットのようなモノです。)
尚、最近の307ではトランクリッドの下に収納されているらしいです。
皆さんも一度、確認されることをおすすめ致します。





ナットのキャップが外れました。
本当に、ポロッと外れます。






ナットもあっと言う間に外されました。





4輪ともホイールが外された状態。
なかなかお目にかかれない光景ですね。





前輪部です。
意外と綺麗ですね(笑)。





後輪部分です。
サスペンションの仕組みが良く分かりますね。





外されたホイールは早速、タイヤチェンジャーに載せられます。
手馴れた手さばきで、どんどん作業は進んで行きます。
ホイールからタイヤを外していくの図。





タイヤチェンジャーには横側にも取り外す仕掛けがあります。
器用に左足でペダルを踏んでコテ状の鉄板がスルスルとホイールからタイヤを外して行きます。





あっと言う間にタイヤが外れました。
そしていよいよ新しいタイヤを装着します。





まず、装着する面を綺麗にします。
今のタイヤは殆どチューブレスなので、装着は一見楽そうですが、本当はどうなのでしょう。





ここでもタイヤチェンジャーが活躍します。
さっきは外す役目でしたが、今度ははめていく役目です。
それにしても華麗なる手さばき・・・流石プロの仕事です。





タイヤが装着されました。
まだエアーは入っていません。





エアーを注入していきます。
所定の空気圧にあわせる為、エアーを入れては空気圧をチェックします。





エアー注入が完了したら、ホイールバランス作業に入りjます。
まずはセンターキャップを取り外すところ。





ホイールバランサーにタイヤを装着したホイールを載せます。
この際、”センター出し”がちゃんと為されているか否かが大変重要なのです。
つまり、ホイールの中心がしっかりとこのバランサーに固定されてないと、バランスが取れない訳です。
従って、今回はプジョー車専用のセンターリングを用意して頂きました。
(輸入車はいろいろと規格が異なる場合が多いので、その様ななツールが必要になるのです。)





バランサーを稼動させているところ。
ホイールを回転させて、どこにバランスを取り付けるべきか調べています。
これは相当な経験がないと一発で決めることは至難の業だとか。
今回はこの名人のお蔭で、全て一発OKでした。
流石です。





計測結果に従ってバランサー(要するに””おもり”)を取り付けているところ。
ホイールやタイヤはその重量分布が均一では無い為、タイヤ交換時には必ずこのようなホイールバランスを取る必要があるの
です。
ホイールは物凄い高速の回転運動をする訳ですから、このような作業がしっかり為されていなければ、最悪の場合バーストして
しまうことになってしまうのです。
本当に大切な作業だと言えましょう。





ホイールバランスがとれました。
”おもり”も変わりました。
左:ピレリ「P7」の時のもの。
右:今回のヨコハマ「DNA dB」のもの。





ホイールバランサー全景です。
計測器の上に無造作にセンター出し用の専用リングが置いてあります。
しかし、これが結構高価だとか!
下の引き出しには各種おもりが見えますね。





お役御免になったピレリ「P7」。
こうして4本積まれると、結構太いタイヤであることが今更ながら分かります。
これまでご苦労様でした。





センター出しもバッチリでバランスもOKとなったホイールが順次装着されていきます。





あっという間に4輪とも装着されました。





今回、担当して下さった斉藤さんです。
ホームページに掲載する関係で交換作業を撮影することにも快く応じて下さいました。
斉藤さん、見事な手さばきに感服致しました。
有難うございました!





おNEWのタイヤを履いてご機嫌な我が307。
サイドウォールがピカピカ光っているのがお分かり頂けると思います。





無事に作業を終えて、ブルーライオン宮崎さんにて記念撮影。
これからがまた楽しみです。
新しいタイヤについては、折を見て随時レポートしていく予定です。





今回、タイヤ交換をするにあたり、ネット上でいろいろ勉強してみました。
まぁ、一般の方々もご覧頂いていると思いますので、簡単にポイントをまとめてみたいと思います。

★クルマのパーツの中ではともすれば軽視されたり、忘れられたりする部分、それがタイヤだと思う。
 せっかくいい(高価と言う訳でない)クルマに乗っているのだから、少々のお金を惜しまず、性能の良いタイヤを購入されることを
 おすすめする次第。

★タイヤはいろいろなお店で扱っている。単に安いからとかではなく、しっかりした工場が完備した所に依頼しよう。

★輸入車のホイールやアフターマーケットで購入したホイールはやや大きめのハブ径になっている場合が多い。
 そのようなときは”センター出し”が非常に重要となる。詳しいことはショップに相談しよう。

★ホイールを交換した場合は勿論、せめてタイヤを交換した場合はしっかりとホイールバランスを取ってもらおう。

★サスペンションを変更した場合は、なるべくホイールアライメントを取ってもらおう。
 尚、ホイールアライメント作業は4輪で2〜3万かかる。専用の機械が必要なので、ショップに相談しよう。



まだまだ勉強したい皆さんの為に次のサイトがおすすめ。

■「村上タイヤ」
http://www.murakamitire.co.jp/index_j.html

■「車が好き!」
http://www.geocities.jp/hide331100/ForCar/Wheel-Tire/Balance.html

■「Ernie’s Car」
http://www.ne.jp/asahi/ernie/car/afterw.html

■「適当につくったページたち」
http://www.cyborg.ne.jp/~naohiro/audi80av/tire/rightpage027.html

■「タイヤ館」
http://super-taiyakan.com/cont1.html

■「カズさんのGTVレポート」
http://www5.plala.or.jp/gtv-alfa/f_alfa/f_alfa21.htm

■「価格com」
http://www.kakaku.com/sku/pricemenu/tire.htm

(2003/12/20)

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