〜私と307〜

■206RC試乗!(1)

■序(206WEBロンーチキャンペーンも終わり・・・)


皆さん、こんにちは。
少し前の206RCのWEB上でのキャンペーンを覚えていらっしゃいますか?
プジョー・ジャポンの意欲的な姿勢が伺える、大変有意義な企画だったと思います。
あのキャンペーンが功を奏したのか、206RCの販売は好調のようで2003年内の入荷台数は300台を超えると言われています。
まぁ、あの様なある意味”特殊なクルマ”がそれだけ支持されているのは何よりクルマ自体の素晴らしさがあるのではないでしょうか。

我がサイトでも微力ではありますが、その販売のお手伝いが出来たのでは、と思います(笑)。
又、キャンペーンにも協力させて頂いた手前、何より206RCの魅力を皆さんにお伝えしたいと考えて参りました。
そして、遂にそのチャンスが訪れたのです!





■日本一(!)のブルーライオン宮崎さん


私がお世話になっているのが「ブルーライオン宮崎」さんであることは皆さん既にご存知かと思います。
ココはその営業姿勢と言い、スタッフの人柄と言い、個人的には日本一ではないか、と思われるくらいのお店です。
(決して、これはお世辞ではありませんので念の為。)

今回もこのお店の素晴らしさに感激することになりました。

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11月のある日、携帯電話が鳴りました。
電話の主は同店のN氏からでした。
「ダンナさん、RCが入りましたよ。」
「そうですか・・・でも、試乗出来ない(展示のみの)クルマなんですよね?」
そう、RCが入ることは聞いていたのです。
しかし、残念ながら試乗は出来ない旨耳にしておりました。
が、しかし!
「いえ、それが試乗出来るのですよ。いらっしゃいませんか?」
エエ〜ッッ!試乗出来るの!!!
聞くと、プジョー・ジャポンからのデモカーではなく、同店がお店のクルマとして買ったとのこと。
このような特殊なクルマをデモカーに頼らないなんて、何と素晴らしいディーラーなんでしょう!
私はその英断に、ただただ感動しておりました。

 



■早速お店へ


私はいても立っても居られずに、すぐに(高速を飛ばして・笑)お店へ直行したのは言うまでもありません。
そしてお店に着くなり、206RCの姿を目にすることになったのです!



如何ですか、皆さん?
程よいマッスルな感じがなかなか”そそる”でしょ?
17インチのホイールがなかなか逞しいです。
個人的にはリアスポイラーが小さいのもなかなかグッド。



■例によってスペック等を・・・

まずは307と比較した次の表をじっくりとご覧下さい。

206RC 307XS(参考)
全長 3,835mm 4,210mm
全幅 1,675mm 1,760mm
全高 1,440mm 1,530mm
ホイールベース 2,440mm 2,610mm
車両重量 1,110kg 1,260kg
エンジン 水冷直列4気筒DOHC
総排気量 1,997cc
最高出力 177ps/7000rpm 137ps/6000rpm
最大トルク 20.6kg-m/4750 19.4kg-m/4100rpm
乗員定員 4名 5名
燃料タンク容量 50L 60L
燃料 無鉛プレミアム
トランスミッション 5速MT 4速AT/5MT
ブレーキ形式 前:ベンチレーテッド・ディスク
後:ディスク
サスペンション 前:マクファーソン・ストラット
(コイルスプリング、
アンチロールバー付)
後:トレーリングアーム
(トーションバースプリング、
アンチロールバー付)
前:マクファーソン・ストラット
後:トーションビーム付
トレーリングアーム
タイヤ 205/40ZR17 205/55R16
最小回転半径 4.9m 5.35m
価格 2,940,000円 2,390,000円(5MT)

この表を目にして、個人的に特に気付いたのは次の3点です。
(1)最高出力が177psに強化されている。しかもそれが7,000回転で得られている。
(2)車重が307より150kgも軽い。
(3)最小回転半径が5Mを切っている。
まぁ、当たり前のことですが、307より二回り程小さく150kgほど軽いボディに40Ps増しのエンジンを載せた訳です
から、その運動性能は予想がつくと言うモノ。
ただ、その味付けがどのようなものなのかが大変興味あるところです。



■好ましいやや控えめなエクステリア


基本的にそれ程、おどろおどろしくないスタイリングです。
ただ、上記のように17インチのホイールがそのアグレッシブな存在を静かに主張しています。
少し張り出した前後のフェンダーが”デルタ”を連想させてなかなかイイ感じです。
クリヤーヘッドライトもカッコイイですね!



リヤからの眺めです。
テールランプの意匠が変更されています(新しい206と共通)。
フロント同様、”押し出し”はあくまでもセンス良く、って感じですね。
専用のマフラーがその存在をここでも静かに語っているようです。
又、足回りも専用のチューニングが為されています。
前後のアンチロールバーの強化やリアのダイアゴナルビームの装着、更には大径ブレーキの採用と知れば知る程、ワクワクして
来る感じです。





■官能的なエンジン


エンジンは基本的に307等に積まれているものに手を加えたものです。
この「EW10J4S型」エンジンは、メカクローム社によってシリンダーヘッドをはじめとして独自のチューニングが為されています。
また、触媒もEMITEC社製の低背圧のメタル触媒が採用されています。
詳しいことは専門のページでご覧頂くこととして、まずはじっくりエンジンルームをご覧下さい。
アルミ製のマニュホールドがなかなか訴求しますねぇ(笑)!
あ〜、はやく乗ってみたい!





■上質なインテリア


インテリアも従来のモデルとは大きく異なっています。
まず、専用のレカロ製バケットシート。
大変上品な作りで、革とメッシュとアルカンタラで構成されています。
座ってみると、ちょうど良い大きさで(決してタイトではありません)、背中の程よい部分を実にしっかりとホールドしてくれます。
これは素晴らしい!
このシートだけでもこのクルマは”買い”ではないでしょうか。



メーターパネル周辺にも革がふんだんに使われ、太目のステッチが施されておりスポーティさを盛り上げます。
また、シフトノブやペダル類はアルミ製で、ココあたりの盛り上げ方も大変ウマイ!
更にセンターパネルやドアミラーにはカーボン調の素材が用いられており、レーシーな雰囲気が横溢していることも申し上げておき
ましょう。



後部座席は完全な2名分です。
(5人家族は泣く泣く却下・・・笑)

いずれにしても、206RCのインテリアは上質です。
流石、シリーズのトップレンジを担うクルマだと申せましょう。
乗り込んだ時のプ〜ンと香る、あの独特な革の匂い・・・最高ですね!



■それでは、いざ試乗!


心づもりも出来ましたし、それではいよいよ試乗させて頂くことに致しましょう!
ドアの向こうには大人しく私の運転を待つRCが!
この続きは次回。
乞う、ご期待!



                                    〜続く〜

(2003/12/22)

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