〜私と307〜

■私的プジョー論(2)

私たち夫婦のプジョーに対する基本的なお話は一応終了し、今度は具体的なプジョー車のお話へと熱く盛り上がっていったのであった。
我が妻もプジョー車の良さを十分認識したらしい(笑)。
引き続き、ご覧頂きたい!



私たちの会話は、具体的に進行した・・・・。


妻「プジョーの良さはまぁまぁ分かったような気がするワ。今回、どうして貴方は”307”が欲しいと思ったの?」
私「ようやく本題だね(笑)。
実は僕は以前”306”が欲しくて欲しくてたまらなかったんだ。
でもね、6年くらい前と言ったら、まだまだ仕事が軌道に乗る前で、正直言ってお金がなかったのさ。」


妻「だから、VITAを買ったのね。」
私「そう(遠い目)。”306XSi”と言うグレードが欲しかったんだけれども、見積もりを出してもらったら300万円を超えるもので、とても当時の僕には払える金額じゃなかった。
その点、VITAは100万円くらい安かったんだ。
また、仕事用に使うのに”306”はちょっとまだ立派過ぎるような気がしたし、ディーラーさんも近くに無かったから、メンテナンスの点でもイマイチ踏み切れなかった・・・。」

妻「VITAは近くに代理店があるものね。」
私「そう、ヤナセの強力なネットワークがあるから安心は安心だった。」

妻「まぁ、貴方の仕事の黎明期にVITAちゃんは頑張ってくれた訳ね。結局、どれくらいの距離を走ったの?」
私「17万キロ超だよ。本当はまだまだ走るつもりだったんだけどねぇ(苦笑)。
でも、本当にいい子だった。
まぁ、クルマもだいぶ”やれた”し、僕にはちょっと小さいみたいだし、泣く泣く手放す訳だけど、VITAには心から感謝してるよ。」


妻「ところで、そんな貴方がどうして”307”を買おうと思ったの?」
私「”307”はプジョーの数字的なラインナップから言えば”306”の後継車種なんだけれども、実際は違うんだ。
もともとプジョーが一般的になったのは”205”と言うシリーズが爆発的に売れたからなのさ。
それは大きさはVITAくらいだった。
その後釜としてちょっと大きいけれども”306”シリーズが発売されたんだ。
当時はプジョーもラインナップが少々苦しかったんだろうね。
同じくらいのボディでは出せなかったんだろう。
それから時代が経過して、ほぼ205と同じ大きさの”206”シリーズが発売された。
このシリーズの日本での大成功は君も知っている通りさ。」

妻「ふ〜ん、そういう経緯があったのね。全然、知らなかったワ。」
私「結局、”307”は”306”的な一面ベーシックかつシンプルな面とは決別を図っているように思われる。
いずれにしても、もう”306”の新車は手に入らないし、設計が新しい分、機械的な信頼性は”307”の方があると思う。
乱暴な言い方をすれば、僕としてはプジョー車であれば何でも良かったのかも知れないね(笑)。」

妻「でも、貴方なりの必要なクルマの定義みたいなものがあるんじゃないの?」
私「ああ、勿論あるよ。具体的には次の4つかな。
@全長が4m40cm以内であること。
Aシートが良いこと。
BNA(自然吸気)エンジンで、燃費がまずまず良いこと。
Cマニュアルトランスミションが選択出来ること。
分かる?」

妻「へぇ〜、貴方独特ね。特にCを要求する人なんているのかしら!」
私「いるいる!特にプジョーでは3割はそうらしいよ!」

妻「そう言う訳で、今回”307”に決まったって訳ね。」
私「その通り。でもね、僕個人としてはデザイン的にはちょっと前のプジョーが好みなのさ。」

妻「どう言うこと?」
私「ほら、前も言っただろ?”ピニンファリーナ”が協力した一連のクルマが好きなのさ。
中でも”405”が一番好き。
僕は以前、”Mi16”って言うのに乗ってたのさ。君も知っているだろ?
このクルマはまさしくさっきの条件を満たしていたのさ!
本当にいいクルマだった(再び遠い目・・・)。」

妻「じゃ、どうして手放しちゃったの?」
私「う〜ん、正直今でも後悔しているんだ。
当時はお金が無かったし、仕事に使わなければならなかったしね。
一番の原因は左ハンドルだったことかな。
もうひとつはエアコンが不調だったこともあるね。
あと、自分の仕事を立ち上げたばかりの人間にとっては、クルマが立派過ぎたこともあっただろうね・・・。
それでも、今でもたまに思い出すよ
・・・流麗なデザイン、革張りのシックな内装、よく回るエンジン、本当にいいクルマだった(又々、遠い目・笑)。
まぁ、いずれにしても、仮に今も持っていたとしても、ちょっと仕事用には大き過ぎただろうね。
自分にはそう言って納得させてるのさ。」

妻「”206”は?」
私「う〜ん、いいクルマなんだけど、今の僕には小さいね。
君にはジャストサイズだと思う。以前乗ってた”205”を髣髴とさせる感じがあるね。
デザインや装備は変わったけれども、シンプルなプジョーの最右翼だと思う。
信頼性も結構あるみたいだし。
実際、僕がすすめて”206”を買った人がいるんだけど、ここ3年トラブルなしだそうだよ。」

妻「”406”は?」
私「いいねぇ!このクルマのデザインも大好きなんだ。
ただ、このクルマは日常走り回る必要がそんなに無い人向けだろう。
ゆったりと毎日を過ごす人じゃないと似合わないような気がする。
まぁ、僕には”高嶺の花”だね。
もう少しボディサイズが小さかったらなぁ、と思うことがあるよ。
しかし、”405”のデザインを見事に継承した、本当に美しいクルマ(クーペも含めて)だと思う。
流麗な印象を与えてくれる最後のプジョーじゃないかな。」

妻「そうやって考えて来ると、結局”307”が残った訳ね(笑)。」
私「そうなるね。実際、僕は積極的な理由で”307”を欲しかったわけじゃない。
ここ約10年、ひたすら僕が”306”が欲しかったのは君も十分に知っているだろう。
仕事との兼ね合いも考慮すると、どうしてもそうなっちゃう。
ただ、”306”がモデルチェンジして”307”になった。
最初はそのあまりの変わり様にびっくりしたけれども、実際、ディーラーさんに行ってみて試乗して、思わず納得してしまった・・・そう言うことさ。
つまり、僕の体内にあるプジョー的なものと一番新しいプジョー車の感覚に共通するものがあった、と言うべきだろうね。
僕の場合、結構長いブランクがあったわけだけれども、これって、現在のプジョー車にもその独特な特徴が脈々と受け継がれていたことに他ならない訳で、こうした部分はヨーロッパ車の大変大きな美点だと思う。

長い間家を空けていた旅人に、”お帰りなさい”って微笑んで出迎えてくれる奥さんみたいな感じ、って言えば褒め過ぎだろう
か!」

妻「まったぁ〜、相変わらず臭い人ね、貴方って人は(大笑)!」


このようにして二人のプジョー車への熱い思いはとどまる所を知らず、プジョー車談義は延々と夜更けまで続いたのでありました。

〜終わり〜



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(2002/04/03)

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