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蝦夷黒潮太鼓 (KUROSHIO) |
岩を噛む怒涛、押し寄せる荒波、そしてささやくようなさざ波。 この自然の海の調べを太鼓に表現した蝦夷太鼓の最大壮絶な掛け合い太鼓です。 桶胴、宮太鼓、囃子太鼓などの大中小の太鼓群にチャッパ、ひょうたんなどの鳴物 群が同調されていく様子は、北国の漁場に挑む男たちの姿となってオーバーラップ されていきます。 |
大漁祈願太鼓 | 13年連続日本一の水揚げを誇った港町『釧路』を象徴した曲です。 大漁、それ以上に無事の帰りを願い見送る家族の祈りを背に、出漁する船団。 漁場では網を起こす男たちの〔沖揚げ木遣り〕がやがて、大漁旗をなびかせ、 魚を満載した船が寄港する。 北の海がいつの日も豊潤であることを願いソーラン節のリズムに乗せ表現したものです。 飯田三郎 作曲 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会 編 |
サルルンカムイ | 古典的なアイヌ民族の輪踊りや太刀踊りのリズムが流れるこの曲は、釧路湿原に舞う 美しい鶴、正義の化身の丹頂(サルルンカムイ)が悪の化身を追い払うまでを太鼓と舞で 表現したものです。 伝統的なアイヌ民族の楽器、『ムックリ』と和太鼓の音のコンビネーションはモノトーンの 幻想的な世界『冬の湿原』を表現したものです。 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会 編 |
鼓の幣舞 鼓の幣舞 |
現代的なこの曲は釧路市のシンボル「幣舞橋」界隈の移りゆく四季の中に織りなす 人間模様をイメージした曲で、国立劇場の西角井正大氏の助言を得て、現代音楽家の 水野修孝氏が作曲したものです。 この曲には、打ち手一人ひとりが独立したリズムを奏で、やがて全体でひとつになる ポリリズムを導入しております。 また、歌舞伎で使われるつけ板の強烈な響きと和太鼓の音の調和をお楽しみください。 水野修好 作曲 |
ええいち |
昭和42年釧路市末広町の有志が中心となって産声をあげた蝦夷太鼓。 多くの方々のご支援、ご声援がありました。こんなにも素晴らしい釧路の自然、 釧路人の祈りをこれからも表現してまいります。 ソロを主体としたこの曲は、今後の演奏の一つの方向性を秘めたもので、 曲は現代音楽家の水野修孝氏作曲によるもので、蝦夷太鼓に思いをよせた方々に 捧げる曲です。 水野修好 作曲 |
A−sia (エイジア) |
東南アジア諸国の中で独特の音楽性を持つ国、インドネシア。 民謡や古典から発展した独自のリズムで私たちに語りかけてきます。 蝦夷太鼓が公演先のインドネシアで多くの人々と接し、肌で感じたリズムを蝦夷太鼓風に アレンジして演奏します。エキゾチックでさわやかな東南アジア、インドネシアの「風」を 感じていただければ幸いです。 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会 作曲 |
夏まつり |
釧路の夏の風物詩「海霧」が街中を漂い、訪れる人たちを幻想的な世界にいざなうころ 短い夏を惜しむ釧路人は、威勢の良い掛け声とともに神輿を担ぎ出し、霧を払うように 祭りを創り出します。 若者の打ち出すエネルギーで釧路の夏はさらにヒートアップしていきます。 躍動する太鼓のリズムは、釧路の街・人・自然の元気を表現したものです。 塚原鼓童 作曲 |
寿 (KOTOBUKI) |
遠い昔から祝い事があるたびに人びとは集い、歌い、笛や太鼓を奏で、喜びを共有して きました。軽快なリズムで始まるこの曲は、次第にテンポよく心に響き、幸福感あふれる 空間をかもしだします。 塚原鼓童 作曲 |
春 風 | 春一番春雷の低い雷鳴が湿原に轟く、厳しい冬の暗雲を切り裂き大地を揺るがす。 長い冬に耐えて春を待ちわびた木々草花の命は、さわやかな恵みの雨に歓喜の声をあげる。 春は大地の装いを一遍し草花は芽吹き、木々は青々と彩り、私達に微笑みかける。 優しい穏やかな春は心華やぐ季節です。春の息吹を感じる和太鼓の調べに春風のように 身をゆだね一緒に春を乱舞してください。 塚原鼓童 作曲 |
賑(にぎわい) |
『テレツク、テンテン』という日本古来のリズムを基本に構成されたこの曲は、素朴でとても 幸福感あふれる曲です。太鼓の音色にパーカッションの音色が次第に増して行き、一層の 楽しいにぎわいを演出します。各演奏者のそれぞれの思いが、家内安全、無病息災・ 豊作豊漁への願いや祈りを取りこみます。 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会 編 |
X(エックス)/未来 |
太鼓は、遠い古代から意志伝達の手段として用いられ、やがて奏でる楽器としても利用される ようになりました。北の大地に根ざす私たちは、太鼓の音色に情熱や夢を託し、未来に発信し 続けます。シンプルな音の始まりが、やがて躍動する音色の帯となって空間を駆け抜け、余韻 の向こうに見える、一筋の希望の光を予感させます。 塚原鼓童 作曲 |
飛 翔 |
母の胎内で聴いた心臓の鼓動、そして21世紀の大空に羽ばたき飛躍する子供達の姿を 和太鼓の音律に。日本のリズムとヨーロピアンリズムを融和させた勇壮華麗な太鼓音楽。 その日本文化の素晴らしさを童達が大切に後世に伝えて欲しいと願い作曲する。 塚原鼓童 作曲 |
女波囃子 (めなみばやし) |
長野県信州小布施市北斎館に展示されている祭屋台怒涛に描かれている葛飾北斎の描く 男波・女波の展示画、激しく右に渦を巻く男波、優しく左に巻く波の女波、 陰(女波)と陽(男波)が相対することによって世の中に全ての現象が永遠であることを 象徴表現している。この描かれている展示画女波を素材にして作曲する。 塚原鼓童 2000年5月 作曲 |
去来現 北海の響き |
日本音楽の深みと味わいを持った独自の創作太鼓として、過去・現在・未来が微妙に変化 する現象を和太鼓のヘテロフォニー手法(奏法)で表現した曲。 「去来現海流の響き」として2001年1月作曲 2002年4月「去来現北海の響き」として改定する。 塚原鼓童 作曲 |
叡智天翔 (えいちてんしょう) |
北海道釧路江南高等学校校訓、叡智・希望・慈愛より叡智を題材に、江南の学園に学ぶ 学生の闊達な姿を北海道の郷土芸能蝦夷太鼓を基調に、古典リズムと現代リズムに融合して 作曲する。雄々しく、逞しく華麗に演奏するこの曲は、日本文化を大切にして聞く人の心に 語りかけます。 塚原鼓童 2001年4月 作曲 |
ライフ LIFE(生命) |
自然の力に支えられ生かされている生命の尊さと、生きる真の道を日本の伝統に基づく 精神文化を大切に、命の尊厳と愛をテーマに作曲。聞く人の心に強く訴えかけチームワークを 必要とする曲。 塚原鼓童 2002年12月 作曲 |
悠々打打弾 | 厳しい大自然との戦い、今の北海道を築いた先達の開拓精神(フロンティア・スピリット) 湿原を駆け巡る冷たい風の音、軋む氷の音を和太鼓の音に搦め、五星(火星・水星・木星・ 金星・土星)として情景描写する。 塚原鼓童 2002年5月 蝦夷太鼓35周年記念のため作曲 |
Sound of Sprit 魂の響き (SOS) |
心臓の鼓響動をモチーフに、明日の夜明けと人生の新しい旅立ちを期待してアップ・テンポな リズムと日本古来の拍子で、青春の応援歌として作曲する。 塚原鼓童 2004年1月 作曲 |
北海流れ打ち | 滔々と湿原を流れる釧路川。悠久の時を刻み、四季折々の表情を自然の音にかえ、 大河となり太平洋に注ぐ様、北海道の音として今響く。 塚原鼓童 2004年1月 作曲 |
鼓心童心 | 太鼓の(心)こころ・わらべの(心)こころ 塚原鼓童 2003年4月 作曲 |
北海ソーラン囃子 | 北海道の民謡ソーラン節を主題に、最盛期の鰊漁を回顧し漁場の賑わい、群舞する魚の 様を和太鼓のリズムで表現する。 塚原鼓童 2003年1月 東京国際和太鼓コンテストのため作曲 |