笠取山 1853m/山梨県

5 NOV 2011






今年の8月に北アルプスに登ってから、
山が楽しくなりまた何処かの山に登りたいたいと考えていました。
でも、北アルプスとか高い山は一人では危険なので、
近くの低山に行くことに決定。

でも山の雑誌を読んだ時に低山での遭難、
特に道に迷っての遭難が奥多摩近辺の山で多く発生していると言う記事を読んで
低いからと言って軽視してはいけないと考え、
山の地形図の本とコンパスを買って勉強を開始、
今回の笠取山はその地形図実践山行と紅葉を楽しむ事にしました。






今回のルートは
作場平口→ヤブ沢沿い→ヤブ沢峠→笠取小屋→小さな分水領→笠取山→水干→
シラベ尾根→笠取小屋→ミズナラ林の急坂→作場平口
です。






午前8時30分到着8時45分に出発。
トイレも駐車場もあり便利。





沢沿いのなだらかな道を登っていきます。
この沢はなかなか僕好みの渓相で
渓流シーズンが解禁になったら釣り上がって行きたい沢の候補に決定。





柔らかい落ち葉の絨毯の上を歩くと「サク・サク」と音がしてとても気持ちよいです。


 


途中、こんな立て札があり側を見ると水が湧いてます。
なるほどね〜。





さらに進むと


 


何やら何かのウンチがありますね。
「熊出没注意」の立て札もあるので
一様、熊よけの鈴を鳴らしながら進みます。





指導表です。
このままヤブ沢を経て水干方向へ進みます。


 


登山道は良く整備されていてとても歩きやすいですね。


 

 


そうこうしている間に、笠取小屋に到着です。
途中、休憩1回、地形図確認2回、約3時間ほどかかりましたね。
地形図は何となく合っているようなピークを脇に確認できたり、
こっちのピークはこれかな〜?
みたいな感じでまだまだ前途多難。

笠取小屋のトイレはバイオトイレで綺麗で、
休憩用のウッドテーブルや椅子もありとても気持ちの良い場所です。
テン場もあり、今度はテントを担いでテントでのんびり1泊するのもよさそうだな〜。


これから小さな分水領を通って、山頂を目指して出発だ。


 


もう少しで分水領です。


 


この小高い岡のうえに分水領があります。





ここを堺に降った雨が富士川、荒川、多摩川に分かれるそうです。


 


景色を楽しみながら山頂を目指します。
天気予報では午後から曇となっていたけど
ちょっと早く雲ってきたな〜。





そして目の前に現れた山頂。
かなりの急登です。
気合を入れて出発!!!






ヒーヒー!ゼーゼー!途中で立ち止まったりして
30分ほどで一見山頂のようなピークに到着。
ブログとかで調べてあるのでここが頂上ではないことは分かっています。
頂上はここからもう少し岩場などを超えて行ってところが山頂になるのです。





ここからの富士山がとてもカッコイイですね。
晴れていればもっと綺麗に見えたのね。





そしてここが山頂。
景色は先程のなんちゃて山頂のほうが良いですね。

さてこれから下って、





水干へ向かいます。





到着です。

でも





多摩川最初の一滴はありませんでした。
伏水流なのか、枯れているのか
もう少し下流でないと水は見えないようです。
残念!





お昼を食べようと場所をさがすと、この先にテーブルと椅子がありますが
すでに先客あり、仕方ないのでちょうど良いサイズの石があるので
そこに腰掛けてお昼にします。

コンビニおむすびとラーメンを作って食べました。
うまい!



 


これからシラベ尾根を通って一旦笠取小屋まで戻ります。
途中、壊れた橋があり、新しい道は右の写真のように
ぐるっと回り込むようね作られていました。





落葉松の中を気持ちよく歩いていると、
マウンテンバイクの集団とすれちがいました。
こんなところまでやってくるんですね〜。

植林したての木は鹿に食べられないように金網で囲われています。
杉、檜を植林するより広葉樹を植えたほうが山や川、野生動物にとってはいいんだろうけどな。



 


笠取小屋で休憩をして一気にミズナラ林の急坂を下り作場平口まで戻ります。



 

 




モミジが紅葉してとても綺麗です。
笠取山はもう紅葉はピークを終わっていますが
一ノ瀬高原はこの時期真っ盛りです。


作場平口には3時ごろ到着、無事下山しました。
駐車場には、沢山の車とマイクロバスが2台止まっており、
笠取山の人気度が分かりました。


今シーズンは2回の山登りでしたが
来シーズンは低山を1泊で登ったり縦走したり
また北アルプスなどにも登ってみたいと思ってます。

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