13 APR 2003 山梨県 忍野桂川
天気: 晴れ、水温: 11度


今日は2年越しの計画、忍野桂川への初釣行です。ルアーフィッシャーのかみさんの2番目の弟T明に初めて誘われたのが2年前、なかなか都合がつかず今回が初釣行となったわけです。

忍野といえばフィッシングプレッシャーが高いので有名なだけに、いろいろと雑誌、インターネットで情報収集をしフライも巻いて準備周到いざ出陣。

今回は義弟、同じ職場のK子さん、ルアー名人の上司とその同僚の人たちとゆうメンバーです。義弟チームは朝3:00に出発との事、僕とかみさんは朝5:00に出発、現地で落ち合う事になった。

昨年の木曽福島釣行以来、久しぶりの中央高速下り方面は新緑が芽吹き始めて気持ちが良い。天気も予報では晴れ、かなり気温が上がるといっていた。途中、小仏トンネルを過ぎたあたりから急に霧がでてきた。視界が悪いので安全運転。大月から河口湖の間では綺麗な富士山が顔をだした。すかさずかみさんがシャッターを押す。河口湖インターを出た所でかみさんが弟に電話を入れてみると虹鱒1匹ヒットとの事。なんか今日は魚の食いが渋いと言っていた。天下のハイプレッシャーポイント忍野、やっぱりそうか、、、、、ひとり心の中で呟いてしまう。

それから10分くらいで待ち合わせ場所の自衛隊橋に到着、義弟と落ち合う。K子さんが後からやってきた。2人に会うのは昨年の夏、氷川キャンプ場で会って以来だ。少し立ち話をして義弟たちは上流へ向かった。うちらはとりあえず日券を買い橋の所で富士山を背に記念写真を撮った。景色のいいロケーションにかみさんは大喜び僕も同感。仕度をしていざGO!

忍野はウェーダーを履かなくていいので気楽にできるとゆう感じだ。しかし初めてのフィールド、ましてプレッシャーの高いここ忍野、すこし周りの人と川の状況を観察、水温はなんと11度さすが忍野八海からの湧水の川すでにハッチも見られる。
とりあえず自衛隊橋の下、上流側にポジションをとる。水中いたるところに魚影が見える。ヘアーズイアーニンフの#16を結ぶ、プレッシャーを考えて小さめのものにして魚の定位している流れにのせる。一瞬興味を示すがそれっきりあとは無視、フェザントテールニンフに結びかえて流すがこれもダメ、ミッジピューパに変えてみると少し反応が良いみたいだけど食べる所までいかない。

そうこう粘っていると橋の下から一人やって来て僕の少し下流で始めた。なんか忍野の常連さんみたいで忍野独特の柄の長いランディングネットが忍者が刀を背中に背負っているように、うまくベストの背中に収まっている。キャストを始めてすぐに1匹目を釣り背中の刀ではなくネットをシャキ〜ンと抜いて魚をランディングそしてリリース。いったいフライは何を使っているのかチラチラ見るけど分からない。キャストの時ポッチャンとゆう水音がするのでニンフかウェット?マーカーは使っていないしリトリーブぼしていないのでサイトニンフィングなのかな?と考えているうちに2匹目を釣りあげ上流へ行ってしまった。

< 自衛隊橋下流 >

< 絶景かな富士山 >

< 自衛隊橋上流 >

う〜ん、、、と僕の口は真一文字になるばかり。そうこうしているうちに義弟とかみさんがやって来た。義弟はブラウンを含む虹鱒4匹と山女魚1匹を釣ったらしい、かみさんは車の中で熟睡して暑くて目が覚めたと言っていた。K子さんたちも来たので上流へ向かうことにした。
通称やまめの学校上流の吊り橋の上でさっきの忍者、いや常連さんが魚とファイトしていた。しばしみんなで見学してさらに上流の茂平橋の2本の流れの合流点に入った。
相変わらずお魚さんたちが気持ちよさそうにユラユラ泳いでいるのが見える。かみさんは散歩に行くといって僕のデジカメを持って行ってしまった。
ここは比較的水深があるのでウェイテッドヘアーズイアーで水底にいる魚にアプローチをかけるがあっけなくフラレ、橋を渡って対岸で赤虫フライを流すも虫され、あげくに根掛かりでOUT.
すると義弟とK子さんが来てそろそろ帰るといって車の方に戻っていった。いつも義弟たちは夜明けとともに始めて12:00頃帰るらしい。そこにかみさんが戻って来た。忍野八海まで行ってきたらしい、その途中で美味しそうな蕎麦屋を見つけたらしくお昼はそこで食べようとゆうことになった。忍野八海で買ってきたお饅頭を弟に渡す為かみさんも車に戻った。しばらくして携帯電話が鳴りお昼にしようとゆう事になり僕も車に戻った。今日は少し汗ばむ陽気になり釣り以外の観光客もかなり出ているようだ。車で5〜6分でその蕎麦屋に着いた。

「麺処びわ」とゆうお店で昼時のせいもあって少し混んでいるがなかなか美味しそうなお蕎麦屋だ。僕もかみさんも蕎麦は大好き、二人とも天ざる頼みビールで出来上がりまでの時間、いろいろな話で盛り上がった。こうゆう時間は沢山持ちたいし大切にしたい。
蕎麦と天ぷらに舌鼓を打った後、第2ラウンドの開始。再び自衛隊橋の下、ライズがぽつぽつと起きている。後半はドライでライズ狙いで行くことに決めた。#22のフラッシャブーのフローティングピューパを7Xにしようか8Xにしようか少し迷ったが7Xのティペットに結びアップクロスでキャスト、流れの上層部に定位している山女魚の頭上をフライが通り過ぎていった。何度か繰り返すがダメ、フライをクイルボディーに変えてキャスト、これも無視、フローティングニンフ、スペント、色々試すが全部はずれ、するとまにやら白い物が流れてきてそれをパクリ食べた。そこでフタバソラックスダンを流すがフライに近づいてくるけど鼻先の所でプイと見破られてしまう。次にミッジアダルトを流す、今度は!とゆうところでまたプイとされる。ティペットを見破られているのかな?とゆう初めての体験。いい勉強させてもらってます山女魚君。

すると先ほどから2mくらい先で単発的に流れの中層部からピシャとゆう音をたててライズする魚がいるのでそれを狙うことに、、、先ほどの山女魚のライズフォームとは違う。以前、ライズについて本で読んだ事があるが忘れてしまった。もう一度家に帰ったら読み直しておこう。何度か繰り返してキャストすると気が付いたのか中層部からひょいひょいと急上昇して来た。よし行け〜!と独り言を言っているそばから

パク〜とくわえた瞬間、アワセ一発、見事HIT,すかさずジャンプするがしっかりフッキングしているのであわてないあわてない、慎重にランディング。昨日、上州屋で買った580円の船釣用の網が活躍してくれた。ライズの主は虹鱒でした。優しくリリースして、、、、、あぁ一期一会、、、、。

今日の忍野、初釣行は午後4:15に納竿。着替えてかみさんのリクエストで山中湖を1周して日帰り温泉、紅富士の湯に浸かって帰ることにした。

今日は忍野の洗礼をしっかり受けた1日でした。

< ライズの主 >


< HITポイント >

「蕎麦処びわ」と「紅富士の湯」
紅富士の湯の後姿はうちの
かみさんです。

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