2003年06月30日(月) 私の願いでなく、みこころがなるように
昨日、B子さんと話す。先日が初対面なの に、昔から知っていたような親しみを感じる。 アメリカで「日本にいる時に、ある宗教を 勧められて入っていたが、心が満たされる わけでなく、真の神である気がしなかった。 それで、祈ったんです。本当の神様がいる なら、知りたい。本当の神様、私に答えて 下さい、と。」 その翌日、近くの教会の人がやって来た。 「教会に来ませんか」という訪問だった。 でも、英語がわからないので、行きたかっ たが、行ってもどうにもならないので、 諦めた。 すると、数日後、「C子が来た!どうぞ、来 て!!」と、日本人クリスチャンのC子さん を連れて、教会の人が再びやって来た。 ちょうど、アメリカ転勤のC子さんが、その 教会へ集い始めたのであった。 そのC子さんによって、救いに導かれ、それ からずっと聖書の学びをしてもらった。 実は、そのC子さんは、日本でずっと私と 一緒に労してくれた婦人。C子さんに紹介さ れてと、B子さんは転勤でやって来た。 B子さん「不妊治療を長年ずっと受けていた。 妊娠を祈り続けていた。心の切なる願望であ る、その妊娠が与えられた。 その時の喜びはいかばかり、嬉しくて嬉しく て、まさに天にものぼる心地。 ところが、喜びも束の間、流産してしまった。 喜びの絶頂から、悲嘆のどん底へ。悲しみと 落胆で、涙が止まらない、涙、涙の日々だった。 神様どうして?流産するのなら、なぜ与えら れたのですか?真っ暗な出口の無いトンネル に入り込んだようだった。深い悲しみと、落 ち込みの中にいた。」 「時を経て、心が少しづつ落ち着いて行っ た時、神様は教えて下さったんです。 神様から、恵みをもぎ取ろうとしていた、 自分の恐ろしい姿が見えたんです。」 泣きながら「流産して良かったんです。あの ままだったら、神様じゃなくて、子供が第一 でした。子供を与えてくれるのだったら、何 でもいい。自分の願望が遂げられるのであれ ば、何でもする。」 そんな時、電話で、初めて話した。 最初から涙声で「神様に近づきたくて、近づ きたくて、神様が慕わしいんです。流産以来、 神様から離れていて、どうすればいいですか」 「その場で祈ればいいよ。神様は共におられ るから。今の正直な素直な気持ちを、そのま ま言えばいい。そして、近くの教会を捜して 行った方がいいよ。」「はい、わかりました。 そうします」と電話が切れた。 しばらくして、明るい声で電話、「あれから 教会へ行ってます!それが、私が行き出すと、 今まで行っていなかった夫も、一緒に行く ようになったんです。そして、友達が、自分 も行きたいと、友達も行くようになったんです! 神様に一歩従ったら、素晴らしい祝福が備 えられていること、また、教えられました!」 そして、今回出会って、「教会へ最初に行っ た時のメッセージが、神は心を見られる、 というものだったんです。 私達は外側のことに懸命になる。人に良く見ら れようとするし、病気は治りたいし、治そうと する。しかし、心の中はどうか。神は外側は見 られない、心の中を見られる。あなたの心の中 はどうか。 まさにその通りで、自分は不妊が治りたい一心 で、その事しか頭になかった。でも、自分の心 の中を見ると、汚くて醜くてドロドロであるこ とが、はっきりとわかった。心底きよめられた いと思った。 その時、神様に祈った。「神様、もう外側のこと はいいです。不妊はもういいです。その代わり、 私の心をきよめて下さい。このドロドロの心を きれいにして下さい。」と。 「不思議な事が起こったんです。その時以来、 7年間、苦しんで悩み続けて来た不妊が、何が 何でも子供が欲しいという、その思いが無くな ったんです! もう、すっかり平安になってしまって、全然 どうもないんです。」 「へえ〜〜〜、神様のみわざなんだねえ。」 「先週も、今週も、メッセージがもう私にまさ にピッタリで、神様が私の心をすべてご存じで、 私に与えて下さってる。神様が目に留めて下さ っていることが何より嬉しいです。」と、目に 涙が。 素直な信仰に触れて、神様に触れ、私の心は、 喜びが満ち、恵みに恵まれた。 by 多恵子