2003年12月30日(火)
  膚に感じるイエス様

先日、続く多忙の中、疲れを取ろうと、夜に夫と温泉
に行った。
寒い日が続いていた時で、山にあるその温泉に近づく
と雪が残っていた。平地とは、気温がかなり違うよう。

外は、雪が散らついていた。段々と、木々や葉がうっす
ら白くなって来る。
心身共に、ほっとひと息、心地良く温泉から上がって帰
宅する時には、フロントガラスの雪が凍っていた。

地面も白い。夜遅くて、気温もますます下がっている。
二つの道がある。右と左に分かれる。左は山越え、右は
川に沿った下り道。
山越えは、ヘアピンカーブで急な下り坂もある。
どちらで帰るかの分かれ目で、夫は川沿いの道を選んだ。

私はそちらは嫌いな道。車1台がやっとの狭い山道で
片側山膚で、片側川。その川もガードレールが無い。
行き違いも出来ない狭い山道。昼間でもうっそうとして
いて、薄暗くて、不気味で気持ち悪い。夜は恐い。
山越えの、広い舗装された道の方が好き。

夫は下る方を選び、どんどん進んで行った。不気味で気
持ち悪い、恐い道、それもこんなに夜遅くは初めて。
車一台も通っていない。雪から守られるよう、心の中で
祈った。

すると、その時、ずっとクリスマスの間、聞いたメッセ
ージ 「インマヌエル・主ともにいます」が、すっと心
に臨んで、心が、灯がともったように暖かくなった。

「主ともにいます」が、まさに実感となって臨んで来て、
不安と恐れが全く消えて、平安な何とも言えぬ暖かい気持
ちになった。主がともにおられるなら、何も恐いものは
なかった。

夫の判断は、正解で、その道には、雪が物陰にしか無かっ
た。無事下まで下りることができた。山越えの道だと大変
な事になっていただろう。
イエス様に触れて、身も心も暖められた年末のひと時で
あった。
by 多恵子