2023年03月09日(木)
  「重大な厳しい試練の中で」

Aさんとの関わりで、印象深かった事が。

ある時、突然アメリカから電話がかかり、

日本のお父さんが、危篤との連絡を受けたと。
同時に、夫に離婚を言われたと。

こちらも、もう驚きで。
未信者のお父様の危篤は重大で、亡くなられ
る前に、救われて頂きたい!!

突然の離婚の言葉に、こちらも呆然。

そんな重大な事が、同時に重なり・・。

しかし思いのほか、Aさんは落ち着いていた。
主の守りと支えとしか、言いようがなく。
人生の大変な危機に、主がまさに共におられた。

とにかくすぐに日本に戻り、父に会い、福音を伝え
たいと。
その後で、夫とよく話し合おうと思うと。

すぐ帰国し、お父様の病院に行き、1週間ずっと
そばに詰めた。
危篤の連絡だったので、覚悟して行くと、思った
よりもまだ大丈夫で、普通に意思疎通ができ、、十分
会話ができた。

1週間そばにいて、思いの丈を話せたと。
小さい頃の思い出話をし、あんな事があったね、
こんな事があったねと、笑いながら、

今までの事も、ずうっと話せたと。父親とは
話した事がなくて、こんなにゆっくり話したのは
生まれて初めてだったと。

心が温もり、心通い合う、素晴らしい、最高の
時間が与えられた。

・・・・・・・

1週間が終わり、帰る日が近づいた時に、

「お父さん、神様のお話しをしてもいい?」と
聞いた。

すると、お父様は「ああ、いいよ」と穏やかに
優しく応じてくれたと。

そして、イエス様の十字架の救いを語る事が
できた。
お父さんは住職で檀家も持ち、表明はできないと
思うから、お父さん、心の中だけでもいいから、
イエス様を信じようと思ったら、信じてねと
言えた。
天国の事もお話できた。

伝える事ができて、神様にすべておゆだねして、
Aさんは平安が与えられた。

医師によると、今日明日ではなく、まだ大丈夫
そうなので、一旦帰ることにした。

離婚という重大な試練を抱えながらも、主と共に
お父さんと穏やかな、温かい、和やかな交わりの
時が与えられ、まさに外部からの主の支え、
主の支配、主の守りを見せられた。


パニックになりそうな、暗闇に落ち込みそうな、
まっただ中で、御翼の陰、この世のものではない
主の平安を見せられた。