2004年03月24日(水)
  大切な「気持ち」

ある先生、バイトをしながら、神様の働きをしておら
れる。先日、とても心に残る話があった。

バイト先で、より良い仕事をして行くために、従業員
からの提案やアイデアを出せるシステムになっている。

「それで、職場で日頃、自分の思う事、感じる事を文
書にして出すと、ものすごく、びっくりされるんです
よ。こちらにしたらまるで当然の事を、なぜそんなに
驚くのかに、驚く。(笑)」

「え?どんな事を言われるんですか?」「心の事なん
です」
「教会では私達って、結局、いつも取り扱ったり、
考えたりするのは、心の事ですよね。それが職場では
全く無いんですよ。
だから、従業員の気持ちをもっと考えた方が良い、働
く気を起こさせるためには、気持ちを大事にすべきだ
とか、又、喧嘩や争いが多くてね、皆が気持ち良く働
けるために、こうしたらどうかとか。

始業前に、標語を皆で、言うんですけど、ただの棒読
みで意味なんて全く考えて無いんですよ。
それも、せっかくするなら、所長がどうしたいのか、
どうして行きたいのか、ビジョンや思い考えをちゃんと、
自分の言葉で気持ちを伝えたらどうか。

提案の一つ一つにびっくりされて、いつも会社側の言う
事は、品質向上、生産性の向上、販売の拡大、利潤追求
物質のみで、心の事が皆無、全く無い。だから、私の言
うことが、ものすごく新鮮みたいで。

よく耳を傾けてくれて、実際取り入れて、改善してくれ
るんですよ。又、私が、牧師だから、聞いてくれるとい
う面があると思いますが。こんな面でも、用いられたら
感謝です」

とても印象的だった。
心、気持ち、それを一番大切にして、受け止めて下さる
この神様を知っていることの、幸せをしみじみと思った。

ちょうどC婦人が「知人から電話があって、子供が志望
校がダメだって、結局すべり止めに行く事になって、冴
えん様子なんですよお。

子供は、納得してて、そこで頑張ると言ってるんですよ
ぉ。子供が良いのに、親が不満で、そんなの子供がせっ
かく頑張ろうとしてるのに、親の気持ちが伝わりますよ
ねえ。かわいそうですよねえ。

それで、子供の気持ちが、一番大事なんじゃけえ、子供
がいいと言ってるんじゃけえ、いいじゃない。良かった
じゃない。一緒に喜んであげんにゃあ。どこに行くかよ
り、そこでどう頑張るかの方が大事なんじゃけえ」

「何やらかんやら話してたら、すごく喜んでくれて、
『あんた一人だけじゃわ。そんなふうに言ってくれるの』
と、感謝でした。神様を知ってて、本当に本当に感謝で
ならないです」

by 多恵子