2006年05月26日(金)
  「答えられた祈り」

以前、試練に次ぐ試練。厳しい試練が立て続けに
臨んだ婦人達がいた。

Aさん「神様に大声で力一杯叫ぶんですよ。神様あ〜!ほんまに
わかっとってんかあ〜!ほんまに、ちゃんと見てくれとってんかあ〜!こんなの感謝せいと言われても、感謝なんかでき〜ん!」

いつも皆で、重荷を負い合って、一緒に祈った。
心の内をあるがまま、正直に祈った。

Bさんと定期的に問題のある方の訪問に行っていた。
行く前に一緒に祈る。だいたい普通、「今から訪問出来る事を感謝します・・」と祈るが、

Bさん「神様、私は感謝できません。行きたくありません。でも、神様が行けと言われるので、神様に従って行きます。祝福して下さい。用いて下さい」
いつも素晴らしく祝福されて、神様は用いて下さった。
神様は正直な祈りを、喜んでおられることを感じた。

Cさんが特別集会の時に、前で、証しをしてくれた。
何の希望も持てず、真っ暗な、悲しい、苦しい歩みの中でイエス様に出会い、救われた。
教会へのきっかけは、病院でたまたま横にいて、知り合ったKさんがクリスチャンで、教会へ連れて来てくれた。それで、救われた。

証しの中で「私はKさんが大っ嫌い!でした。Kさんが余りにも幸せそうで、何もかもに恵まれてて、私は惨めで、哀しくて、Kさんが羨ましくて、妬ましくて、憎らしくて、大嫌いだっ・・」

集会に少し遅れたKさんが、丁度、「大っ嫌いだった」と証している最中に、その本人が入って来たのだ。
後でKさん「私の目の前で、面と向かって、大っ嫌いじゃ言うた」と皆で大笑い。率直で、何でも言える交わりだった。

Tさんが教会へ来てくれた。重い生い立ちや背景を抱えていた。
ちょっと教会の連絡事項があって、Sさんが、そのTさんに電話連絡してくれた。
丸っきりの初対面。全然知らない、初めての仲。その初めての
電話で、Sさんが、どんどんどんどん自分の事を喋った。自分の事家の事、大変な悩みや問題を赤裸々に喋り出した。

Tさんはびっくりして、「え!ちょっと待って!初対面の私が、そんな事聞いていいの?私に言っていいの?」とさえぎった。
するとSさんが、きょとんとした様子で、「え?教会では何を言ってもいいんだよ」と、自分の事を話した。

Sさんは初めてだった。誰にも自分の事を話した事が無かった。
それを聞いて、でも、嬉しかった。それから、Sさんも今まで誰
にも、どんな親しい友達にも、話した事のない悩みや問題を
話し出した。
一つ一つを具体的に皆で祈り、ことごとく祈りの答えを、沢山
の奇跡を見た。

正直な祈りに、もろに答えて下さる、神様を知って行った。

by 多恵子