2006年06月30日(金)
「痛い時」
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信仰生活に様々な試練が臨む。
Aさんから「今、大変な試練にある友人のために祈って下さい」
と祈りのリクエストが来る。
又、人生の折り返し点で、大きな試練に会ったBさんは、祈り
も出来なかったが、今、かなり落ち着いて、段々と、神様が教
えようとして下さっている事が見えて来た。今までの信仰を振
り返り、正される恵みの時とされている。
「感謝です。今まで自分の力と強烈な頑張りで歩んで来て、自
分では信仰だと勘違いしていた。
信仰によって歩む事の本来の意味を、神様が教えて下さって、
今からが始まりの感じです。でも、人生の半ばにして気づかせ
て下さって感謝でした。こんな挫折や失敗をしなければわから
ない、ほんとに自分がどんなに強い者であったかがわかります。
ただただ感謝です。」
Cさんも突然臨んだ試練に、パニックで、動揺と混乱の中を
経過し、今、神様へ信仰を向けて、神がして下さる事を待ち
望んでいる。神様に立ち返れた事が感謝でならないと。
自分の試練の時は、自分がトンネルの中にいるので、真っ暗で
見えないが、試練にある人々と関わっていると、よく見える。
試練のまっただ中にいる時は、とにかく辛くて、苦しくて、
もう痛いばかりなので、願うのは、ただただ問題解決だ。
目の前の痛みをもたらす問題を解決して欲しい。
解決して、取り除いて欲しい。楽になりたい。
しかし、神様は問題解決より、神様との関係を第一に考え
ておられるのがわかる。
そこに目を留め、それを問題にしておられるんだと思う。
神様との関係を正したい、神様に焦点を向け、神様の
ご愛の中に置きたい。
あるいは、もしかして、自分が間違っているのかも知れない
と思わない限り、神様との関係を軌道修正する事はない。
立ち止まらせて、神様との関係を点検し、焦点を神様
に合わせ、自分の内側も照らし出され、神様への信頼
を深めて行って下さる。
痛い時は、神様との関係を深めて下さる恵みの時だ。
by 多恵子
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