2008年12月13日(土)
  「心静めて」

ある人の証しが目についた。

クリスマスシーズン、教会は一年中で一番忙しい
時だ。種々のクリスマス集会がある。

クリスマスの特別伝道集会や、祝会やキャンドル
サービス、聖歌隊の練習、食事会の準備、チラシ
配布、クリスマスカードの発送、プレゼントの準備・・

クリスマス会も、種類ごとにある。婦人会、ジュニア、
子供、地区の集い・・目まぐるしい忙しさだ。

その人は・・
クリスマスイブの日、朝から、準備の買い物に追わ
れた。負担とか重荷とか、嫌だというのは無く、
しかし、喜びや感動はなく、普通に仕事として、
忙しい準備に奔走した。

今日はクリスマスイブだというのに、イエス様のお生
まれ、そこに心は全くなく、目の前の雑用を片づける
ことにあたふたし、

今日のクリスマスなど吹っ飛んで、その先の正月準備
の買い物、整えに、年末の準備に頭はいっぱいだった。

バタバタ、バタバタと走り回り、買い物を済ませ、雑用
をこなし、家に帰る間もなく、そのままバタバタとクリ
スマスイブ集会へ。

イブの夜は、ひどく渋滞する。やはりその日も大渋滞。
全く動かない。間に合わない。気が急き、先を急ぎ、
脇道、抜け道にそれてみるが、すべてが裏目に出て、
余計に時間がかかる結果に。

イライラし、気持ちは急くばかりで、やっと教会に
たどり着くと、もうクリスマス礼拝は終わって、
お茶の交わりに入っていた・・

「自分は、何をしてるんだ」脱力感。
イエス様のご降誕だというのに、心がそこに全く
無かったことに、気づかされた。・・


他人事では無い。

クリスマスの準備に走り回り、動き回り、イエス様
のご降誕をお迎えする「心」は?

本末転倒にならないように、忙しさの中こそ、
祈り、静まり、イエス様が来て下さったことを
今一度、よく考え、神様のご愛を思い、

心静めて、感謝をもって、イエス様のお生まれを
迎えたい。

♪ くすしき たまもの 神の愛は

  静かに 地に降る つゆのごとし

  今なお イエスは 宿としたもう 

  いともへりくだる なが心を


♪ 神の御子イエスよ いざくだりて

  汚れし 心を なが御座とし

  とこしえまでも 座したまえや
 
  インマヌエルの主よ わがみ神よ  


   外側、目まぐるしい時こそ、
   更に、静まる時を。