2025年12月09日(火)
  「変えることのできないものを、受け入れる」

<ラインホールド・ニーバーの祈り>


「 神よ

変えることのできるものについて、

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。」

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信仰生活において、「変えることのできないもの」
を、受け入れることが非常に難しい。

なかなか受け入れられない。

受け入れることが出来たら、問題解決したような
ものだ。

受け入れられないので、悶々の中に沈み、葛藤し、
落ち込み、思い煩い、不安、恐れでいっぱいになる。

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ある女性が、子どもに難病が発覚した。

辛くて、苦しくて、悲しくて、悩み、不安や恐れで、
いっぱいになった。

同じ年ごろの子どもを見ると、涙が出た。

一人になると、涙が溢れ、涙、涙、だった。

「なぜ、どうして」「この子が」

ぐるぐる回るばかりで、心は辛いばかりだった。

数ケ月が経過して行く中で、祈りに持って行き、

思いの丈を主にぶつけ、ただただ祈っていた。

そんな主との交わりの中で、いつしか受け入れ
られるように導かれた。

受け入れた時に、あんなに嵐のように波風逆巻
いていた心が、すうーっと平安にされた。


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Bさんは、親御さんが、二人共、突然倒れ、続くよう
に二人共入院に。

パニックになった。どちらもみなければならず、別
の病院に、交代に足を運んだ。

病院は3ケ月しかおれず、どちらも次の病院を
探すようにと。

初めてのことで、全く何もわからず、右往左往し、
心労やら身体の疲労やらで、暗い、思い表情だった。

突然、大変な重荷が降りかかってきた。

Aさんが忙しく、バタバタ、バタバタ、動き回っていた
中、皆で、Aさんのために祈っていた。

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しばらくした時、ずっとしんどそうで、重荷に表情が
暗かったBさんが、突然、別人のように笑顔になり、
明るい顔になった。

気持ちが軽くなったと。

余りの重圧に、神様に祈り、おゆだねしたと。

その結果、荷が取れて、平安に。

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まるで、使用前・使用後のような、突然の変化に
周囲はびっくり!!!


しかし、確かに、主が重荷を受け取って下さった。


そして、目の前の状況を、受け入れられるように
して下さった。