2010年05月24日(月)
  「語られる言葉」

ご高齢のAさんが、転ばれて入院された。

今、リハビリ中だが、お身体が、思うようにならない
事に、これから先の事を思い煩い、不安になり、
ネガティブの方向へと向かってしまう。
とても落ち込んでおられると。

そんな事をお聞きして、Aさんを知る人達で
お見舞いに出かけた。

突然、顔を出すと、まあ驚かれたようで、しばらく
呆然と見つめておられた。
そして「まあ、遠い所を来て下さって」と、恐縮された。

「落ち込んでいます」と、率直にお話して下さり、
皆で、代わる代わる言葉をかけ、励まし慰める。
皆の言葉が、Aさんの気持ちをしっかり受け止め、
そして前向きだ(^^)/

ネガティブを信仰的に、後ろ向きを、神様の希望
へと、どんどん向けて行く。
Aさんの気持ちとちゃんと受け入れつつ、うわあ、皆
すごいなあと、神様を感じる。

不安と思い煩いのどつぼにおられたAさんが、「そう
かねえ」「そうじゃねえ」と、皆の言葉を聞かれる。

「談話室でゆっくり話しましょうよ」と皆の提案に、
手押し車を使い、しかし、自分の足で歩かれる。

「えー!歩いておられるじゃないですか!!」皆で
思ったより、お会いして良い状態であることに喜んだ。

「先を考えると不安で、不安で」とAさんが語られる
気持ちを受け止めつつ、皆が、神様の方へと、慰めと
励ましの言葉をかけていると、Aさんのお顔に笑みが
出て来た(^^)

そして、Aさんの言葉に少しづつ「そうですよねえ」「神様
おられますよねえ」との言葉が出て来た。

最後に牧師である夫が、聖書を開いて、弟子達が恐れ
不安になり、おじ惑っている所へ、湖上を歩いて来られた
イエス様が「わたしだ、恐れることはない」との箇所から
お話をした。

恐れる心に、不安に襲われている心に、今、わたしだ
恐れることはないと、来て下さっていること。今、共に
おられること、のお話に、

Aさんの霊が、御言葉に呼応しておられるのを感じた。
そこに、神様をすごく感じた。
神様が働いておられるのを、感じた。

夫が祈り、祈り終わった時、Aさんのお顔が変わって
いた。霊が喜んでいる、内側からの平安、安堵が
お顔に表れていた。

皆が一斉に「あ、Aさんのお顔が変わられた!」(^^)

そこに「リハビリの時間ですが」とスタッフからお声が
かかり、「どうされますか?」に、「頑張ってします」と答え
られた。前向きに取り組もうとされる姿に、皆で心温め
られて、病院を後にした。

皆で「良かったね!来れて良かったね!!」と神様に
感謝して、喜びつつ帰途についた。

Bさん「Aさん、ものすごく真剣に御言葉聞いておられ
ましたね。心渇いておられたんでしょうね。行けて
良かったです!」

帰宅して、しばらくすると、Aさんから娘さんに、
「皆さんが来て下さり、信仰が与えられました」との
メールが届いたと知らされた。

それを聞いて、またまた、心に喜びが満ち溢れた。

救われている人の霊は、神様を心底求め、御言葉に
より息吹き返すこと、見せられた。

Cさん「Aさん、希望持たれ、よみがえられましたね!
すごい!良かった!良かった!!」

皆で、こんなに喜べて、神様有難う!!(^^)/

「道々お話になっている間も、聖書を説明してくださった
間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか」ルカ24:32

主の語られる言葉は、心を温め、今一度希望へと
よみがえらせる。