2003年07月30日(水)
変わりたくない自我
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「私が変えられることを求めないといけないです
よね。どうしても、周囲を変えようとしてしまい
ます。」
先日、一人の婦人が、そのように祈って欲しいと
言われた。
婦人会の最初の頃に、「私を変えて下さい」の学び
をした。変えられるのは夫でなく、子供でなく、
周囲でなく、自分自身。聖書は一貫して、「私」
が変えられることだけを言っていると。
自分は変わりたくないので、周囲を、環境を変え
ようとするのが人間の常。頑固で、強情な自我が
あるため、自分は絶対に変わりなくない。
自分を捨て、自分に死に、変わって行くことはしん
どい。自我は拒否反応を起こす。
では、周囲も同じで、変わりなくない。だから、
対人関係、最後まで変わらない。
やっぱりこれは悲しい。自分が変わらなくてはな
らない。イエス様のかたちに、聖霊様は変えて行っ
て下さる。
自分が変わろうとして、心開いているから、御言葉
がわかるのであって、成長がある。変わる気が無い
なら、御言葉が入らないし、わからない。いつまで
たってもおんなじ。成長がない。
あるテレビ番組を見た。2組の親御さん、最初、
自分の子供が自閉症だとはわからず、言葉にできな
い苦しみ、不安、葛藤を通られた。
それが、数年を経て、それが認識できた。しかし、
自分達の価値観、思い、やり方、生活様式に、子供
を合わせようとし、子供を変えようとして、数々の
修羅場を経験。何もどうにもならず、何も変わらない。
苦悩と行き詰まりの中で、そうじゃなくて、子供を
あるがままに受け入れ、子供に自分達を合わせて行
くことに思いが至った。光が見えて来た。状況は何
も変わらず全く同じだが、自分達が変わった。
離婚寸前で、何人もの婦人が教会へやって来た。
神様に出会って、心照らされて、相手の欠けを責め、
要求するばかり、自我と自己中心に気づかされた。
聖霊様に導かれて、一人一人が180度変わって行
った。
すると、離婚寸前だった夫婦が、見事に建て直され、
建て上げられて行った。
「神のみこころは何か、すなわち、何が良いこと
で、神に受け入れられ、完全であるのかをわきま
え知るために、心の一新によって自分を変えなさい」
ローマ12:2
自分が変えられて行きますように。
by 多恵子
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