2017年04月17日(月)
  「続・〃」

Bさんは、小さい頃から、ものすごく人が気になる部分が
強かった。
人が気になって、気になって仕方がない。

余り人が気にならない人もいるのに、自分は神経質に
人が自分をどう思っているか、どう見られるかが、常に
気にかかる。

小さい頃からずっとそうだった。
どう見られているかが、気になるので、良い人を演じて
しまう。
良く思われたい、良い人に見られたい。
人に嫌われたくない。受け入れてもらいたい。
必死だった。
人が気になるのはわかるが、心の中の動機やら、
深いところはわからなかった。

そんな中で、神様に出会うことができた。
段々、御言葉を学ぶ内に、心の内側が照らされて行った。

全然良い人では無いのに、良い人を振る舞っている自分。
自分の罪を教えられた。
しかし、小さい頃から培われたものは根深く、頭では
よくわかるのだが、どうしても人を気にしてしまう自分が
どうにもならなかった。

そんな中、対人関係で、あつれきが生じた。突然ある人から
根も葉もない中傷をされた。

全く身に覚えが無い事で、もうパニック。悪口を言いふらされ、
友人たちからも耳に入って来た。
「こんな事言われてたよ。ああ、やっぱり違ったんだね。
でも、ごめん。Bさんて、そんな事をする人なんかと一瞬
思ってしまったよ(笑)」

それももうショックで、根も葉も無いこと言い広められて、
耳にも入って来るし、もう何が何だかわからず、わけ
わからない。
「何で、こんな事が」夜も寝られないほど、思い悩んで、
悩みに悩んだ。

とうとうもう瀬戸際で、心底神様に助けを求めた。
自分自身もこの事態も明け渡した。
もう委ねた。心がすうっ〜と凪になった。

その後、その人に病気が発覚。その誹謗中傷も、病から
来ていた事が判明し、入院治療となった。
そして、事態を知った親族が、謝罪に来た。

主が解決に導かれたが、その時、以前の自分と違っている
事に気づいた。人が気にならなくなっている自分に驚いた。

痛い、辛い、苦しい試練だったが、自由にするための、主の取り
扱いだとわかり、心から感謝した。