2019年05月18日(土) 「苦しみに会ったことはしあわせ」
ご高齢のAさんが話して下さった。 「試練は本当に感謝です。 若い時に、夫を戦争で亡くし、まだ小さな子供たちを抱えて、路頭に 迷いました。 夫を亡くし、どうやって生きて行けばよいかわからない、しかし子供たち は育てなければならない、もう重荷に途方に暮れました。 心は真っ暗でした。でも、食べて行かなくてはならない。 狭い狭い間借りの、住み込みの仕事にしがみつきました。 肉体仕事の、重労働で、きつくて辛くて辛くて、でももう、食べて 行くことに必死でした。何も言っておれない状況でした。 そんな時に、知人を通して、教会へ導かれ、神様に出会い、 真に救われました。ほんとに心が救われました。 感謝で、感謝でならなかったです。仕事は厳しく辛く苦しいのですが、 心に喜びが与えられて、嬉しかったです。 神様に出会えなかったら、どうなっていたかと思います。 夫を亡くすまでは、どちらかというと恵まれた境遇にいました。 経済的にも、地位的にも恵まれていました。 それがすべてを無くし、どん底に陥り、底辺となり、それが感謝でした。 砕かれました。神様の砕きでした。 あの恵まれたままでいたなら、何もわからず、恐ろしい高慢に陥って いたと思います。高慢な人間でいたと思います。 ほんとに恐ろしいです。 神様が高慢を砕いて下さって、わからせて下さって、もう感謝しかありません。 人生終わりになった今、苦しい試練に会って良かった。 本当に良かった、心底良かったと思えて、感謝しかないです。 試練は恵みで、感謝です。 神様は、何も無い中、生活を守り、子供も育てて下さって、すべてに おいて守られました。 老後、本当に平安で平安で、嬉しくて喜びでいっぱいなんですよ」 “苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。 私はそれであなたのおきてを学びました“詩篇119:71 本当にAさんはこの御言葉を、ご自身の人生を通して証しされている。