2021年05月22日(土)
  A「開拓当初の話」

結婚して、広島に来た時は、教会学校が始まっていた。

大人の集会の集会所がまだ無く、子どものための集会は、
近くの団地の集会所を借りることができていた。

20人〜30人の近くの、子ども達が集まっていて、元気
に走り回っていた。

親御さん方は大変好意的で、地区子供会のクリスマス会
を、教会学校に頼まれたほどだった。

大人の集会所を捜し回るが、当時公民館等は、宗教は
いっさいだめで、あちこち捜し回るが、集会所関係は、
なぜか、宗教ということで、断られ続けた。

その後、4ヶ月半ほどして、大人の集会を開くことができる
のだが、その前も、それからも、教会学校の子どもたちが
毎日のように、家に遊びに来ていた。

左隣家とは、二軒長屋みたいな造りで、右側は狭い通路
のある壁だった。
玄関から、手前4畳、奥畳の部屋だったが、玄関から入り
そこを突き抜けて、縁側を下り、通路を走り、玄関へ。

そのコースを、子どもたちが、全力疾走で追いかける。
女子たちが強くて、逃げる男子たちを、凄い勢いで捕まえる。
毎日、10人ほどが、ドタバタ、ドタバタ、
ワア、ワア、キャア、キャア、ドでかい声で(^^)


★とにかく屋根続きの、左隣家さんに、もうヒヤヒヤで。
怒られても、怒鳴られても、仕方の無い状況。

隣家のお母さんにご挨拶をと、平謝りに謝まろうと、
「いつも、すみません。ご迷惑おかけして」と言い出した時に、

「まあ、子どもさんたちを、よく見て上げてですねえ。
できない事ですよ。いつも主人と感心してるんですよ。

うちの子たち、日曜はボーイスカウトに行ってるんですが、
それが無ければ、うちの子も教会学校に行かせてやり
たいですよ」

これに、一番びっくり!!
神様のあわれみを、ひしひしと、感じ感謝した。

隣家さんは、とても良い方で、良くして下さった。
惣菜のおすそ分けや、当初は電話がなく、親切に呼び出し
をして下さった。

これらすべて神の祝福と、感謝した。