2023年03月08日(水)
  「弱さの中に、主の力」

Aさんとは、30年来の付き合いだ。

アメリカ人教会で、昼間はアメリカ人の集会で、
夜に会堂を借りて、日本人集会をしていた。

ご主人が米軍基地で働いていたため、クリスチャン
だったAさんは、アメリカ人教会に集っていた。
そこで、夜の日本人集会に集われ、出会いを与え
られた。

集われた時から、主を慕い求め、あがき求めていた。
軽い鬱の持病もあり、時折り、ひどくしんどくなら
れ、しかし、休んでいると、波が引くように普通に
回復されていた。

弱さの中で、神様に拠りすがっていた。

皆が「Aさんは試練に次ぐ試練だったですよねえ」と。

Aさんはいつも主の恵みを証ししてくれた。
離婚も通り、アメリカ在住のまま、昼も夜も働いて、
生計を立て、子育てをしていた。

離婚では、もう朝に目が覚めた時、ベッドで息を
ひと息吸うのが、やっとだったと。
何もできず、何も考えられなかったと。

鬱を持っていたので、皆も大変心配し、祈っていたが、
主が乗り越えさせて下さった。

・・・・・

車が、アメリカでは贅沢品でなく必需品で、車がないと
移動が不可能なのだと。

その車が故障してしまい、見積もりは30万、お金
が無かった。しかし仕事や教会行きや、車が無ければ
生活が成り立たない。

どうしていいかわからず、何のすべもなく、ただただ
主の御前で泣いていた。

いつも、「泣かなくていいよ」と言われる主は、
素晴らしい恵みを下さった。

丁度その時に、その車種に欠陥が発覚し、最寄りの
店、修理工場に持って行くようにと。

すると何とすべてきれいに修理されて、戻って来た!!
すべて無償で。

そのタイミングで、そんな事ってある?と、
まさしく神様だった(^^)

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アメリカでは、貧しい人が税金を支払うと、大きな
還元があると。まとまったお金が戻って入り、それが
あるから、日本に帰省ができると。

それが無ければ、とても日本には来れないと。
神様の恵みにいつも感謝していた。

そして、ある年の帰国時に、お母様がイエス様を信じ、
救いに入れられた。何という喜び!!感謝!!安堵!!

ほんとに主のいつくしみと恵みが、Aさんを追いかけて
いた。



“まことに、私のいのちの日の限り、

いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。

私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。”詩篇 23:6