2023年06月08日(木)
  「無牧の中で主の栄光を」

「無牧」で思い出が。

若い時に、アメリカ人宣教師ご夫妻が開拓された
教会に、行くようになった。

人数も少なく、小さな教会だったが、家族のよう
で、暖かい教会だった。

親友が一緒だったので、礼拝後は一緒に勉強した
り、買い物したりと、楽しく教会生活を送って
いた。

そんな中、突然、宣教師ご夫妻が、話された。

実は、神様からハワイへ宣教に行くように示さ
れましたと。

もう突然の事で、皆で、ただびっくりするばかり。

示されてからも、本当に確かなのか、そして、残
されたこの教会は、どうすればよいのかと、尚も
2年間祈り続けました。

2年間祈り続けて、それは変わるどころか、確信
が深まるばかりでした。
残された群れは、神様におゆだねし、神様が必ず
導いて下さると信じ、確信を与えられています。

それで、今日発表することに決めましたと。

・・・・・・・

もう皆で、言葉無く、ただただ大変なショックで、
呆然だった。

何より、先生ご夫妻がおられなくなるなどと、
寂しい、寂しくてたまらない。
また、突然だったので、ポッカリ心に穴が空いた
ようだった。

皆で祈って、その日は帰宅した。

帰宅し、皆、ショック状態の中、しかし祈った。

そして、祈り続け、少し冷静になって来て、
そんな中、教会の皆で話し合った。

先生方が、長く祈られ、確信され、神様がその
ように導かれているなら、私たちは、ものすご
く寂しいけれど、送り出してあげよう。

そのように、皆で一致した。

・・・・・・・・

そして、空港まで見送り、お送りした後、

無牧になった。

毎週の礼拝や夕拝には、近くの牧師や神学生方
が、順番にメッセージをしに来て下さった。
感謝なことだった。

説教者が無い時には、証し会をした。
それも恵まれた。

そんな中、少ない人数だったが、やはり教会の
使命は救霊なので、特別伝道集会を開こう!
との志を、主が皆に下さった。

・・・・・・

牧師はおらず、小さな集まりで、何ができるか
わからなかったが、皆で祈った。

祈って、チラシを作り、印刷に出し、そのチラシ
を近辺に配布した。

何の力もなく、ただただ祈りだった。

祈るばかりだった。

祈りに祈った。神様のみが頼りだった。


当日は、近くの教会の方々も応援出席して
下さった。

配ったチラシで、6名の新来者があり、
驚いて、皆で感謝した。
救われる人も起こされた。

無力な中で、小さな集まりの中で、
ただただ神様の働きで、みわざだった。


主を知る時とされた。