2024年11月13日(水)
「いやされる」
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Cさんが、一人の相手から、辛く当たられていた。
言葉の攻撃を受け、自分が否定されることに、
ひどく傷ついた。
ただ、しかしCさんは、その相手がいかに過酷な
状況にいて、その生い立ちも、到底自分なら耐え
られないようなものである事を知っていた。
相手の余りの凄まじい心の圧迫や、重圧感を思い、
自分にしか当たる所が無かったのだろうと、怒り
より、かわいそうに思えた。
不思議な感覚だった。
神様の働きだったろうか。
今では、齢も重ね、良い関係とされている。
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Dさんは、ある相手に、嫌われていると感じて
いた。
自分のことが嫌いなんだろうなと。
トゲのある言葉や態度に、ひどく傷ついた。
心を剣で、刺されるようだった、
相手からの攻撃に、傷つくのだが、一番
辛かったのは、自分の心の内の思いだった。
相手への、憎しみ、恨み、敵対心、裁き、
それが、心を苦しめた。
胸が辛くて辛くて、苦しくてたまらなかった。
相手への憎しみは、相手でなく、自分が苦しい。
胸の奧が、辛くて、苦しくてたまらない。心の中
に闇を抱えているようで、心が刺されるようだった。
人を恨み、憎むことの苦しさを思い知らされた。
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祈りに、祈っていた。
そんな中で、イエス様が十字架で打たれて
下さった傷によって、いやされると語られ、
イエス様の傷と自分の傷が重なった。
イエス様が、自分の傷を引き受けて下さった
のだと思った。
何もかもを引き受けて、十字架で苦しみを
受け、苦しみを飲み干し、死んで下さった。
イエス様の十字架を思う時に、不思議に
心が、落ち着いて行った。
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