2006年04月04日(火)
  「主のくびき」

先日、自閉症のお子さんを持つAご夫妻を
お訪ねした。
いろんな症状があり、知らない人に会うと
パニックになる、物事に強いこだわりを持つ、
睡眠障害、言葉がなかなか出ない、違う部屋
でテレビを見ていて、リモコン操作を必ず親
を呼びに来て、してもらう、それが自分で出
来ない。
何度も呼ばれ、食事時でも、座ると立ち、座
ると立ちでひざを痛めてしまわれた。

これからも千差万別で、個々により全く違い、
どうなって行くかもわからない。発達して行
くのか、このままなのか、将来がどうなって
行くのか未知の世界。

様々な大きな問題を抱えておられるが、交わ
っていると平安が漂って来る。その当たりが
明るくて、大変な重い事態を抱えておられる
のに、春の日だまりのように、温もってて軽
やかだ。

「神様を知ってるから」「神様がおられるから」
会話の中で、しょっ中出て来る言葉だった。

「わたしは心優しく、へりくだっているから、
あなたがたもわたしのくびきを負って、わた
しから学びなさい。そうすれば、たましいに
安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやす
く、わたしの荷は軽いからです」
マタイ11:29

自閉症の子供が伸びて行くかどうかは、親がまず
受け入れられるかどうかにかかっていると。
親が受け入れると、子供が安心して、自分を
生きて行ける。
Aさんご夫妻はしっかり受け入れておられる
んだなあと、本当に恵まれた。

イエス様のくびきを負う時、たましいに安らぎ
が来て、そのくびきは心地良い、安らかで
軽い、と言われる。
Aさんご夫妻を見て、イエス様のくびきを
しっかり負っておられるところから来る平安
なのだなあと感じた。

本当に恵まれて、心温められて帰った。
Aさんご一家に豊かな神様の守りと祝福が
ありますように。
by 多恵子